2007年6月16日土曜日

山崎の上ノ山から塩野三角点

山崎町の南東に,いくつかの通信塔がそびえている山があります。これらの塔への保守道路は川戸にあります。草が茂っていますが歩いて登るには全く問題のない道で,NTTの川戸無線中継局まで登れます。展望も良く,手頃な散歩道です。近くには関西セルラー山崎通信所・ツーカーホン関西山崎ベースステーション,NHKの山崎テレビ中継放送局,兵庫県山ノ上無線中継所など,賑やかです。川戸三角点は草むらに隠れているので,見つけるにはちょっと苦労します。

ここから東に尾根伝いに歩こうとしたのですが,ネットがあったりして歩きにくく,結局保守道路を途中まで降りて,東側の尾根に登り直しました。通信塔群のあるピークとは小さな鞍部で隔てられており,そのあたりから登れます。

ここからしばらくは山林歩きでしたが,突然視界が開けたと思うと,いきなり立派な舗装道路が尾根を横切っていました。地形図にはありませんが,川戸から中国自動車道の方へ尾根を越える道路が完成しています。この付近は切り通しになっており,木がないので適当な場所に立つと山崎町の町並みが望めます(写真)。尾根からでは木が多すぎてほとんど展望はありません。

ここから東側は単調な尾根歩きとなり,じきに送電線鉄塔(山崎線八)に着きます。ここからしばらくは巡視路を歩きますが,塩野三角点を見に寄り道しました。この付近は平らな植林地帯で,倒木もありますが歩けないことはありません。背の高い,割と細い木が多く,風が吹くとそれが揺れてお互いにぶつかる音が聞こえます。展望はありませんが,くつろげる場所でした。

ここからは町界を南に下ります。羊歯藪を避けながら適当に降ります。また鉄塔があり,そこから鞍部までは巡視路と同じルートだと思います。塩野から川戸に抜ける道の所まで来ると,関電の6号塔への「火の用心」と,「廃寺跡 塩野自治会」の札が立っています。お地蔵さんもあります。私はここから西に川戸へ戻りました。こちら側は植林地帯で,若干倒木もありましたが,すぐに林道に出ました。

一番展望の良い場所が,山を切り崩して作った道路の脇だというのはちょっと悲しい気がしましたが,藪山とはそういうものです。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆

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