2008年8月15日金曜日

西から登る小畑三角点

小畑三角点は、雪彦山から南に下る尾根の南端近くにあります。東側の、菅生川上流の小畑から林道が麓まで延びていますが([1])、西から登ってみました。起点は栃原川の上流、「自然修養道場 大心寺」の手前で東に入る林道です。ここには養鶏場があり、かなり臭います。しかし、獣避けのゲートを開けて林道を登り始めると、じめじめはしていますが気持ちの良い山歩きとなります。

この林道は地形図の通り尾根に達する前に終わってしまいますが、その後も沢沿いに作業道があります。倒木で通りにくい箇所もありますが、とにかく沢沿いに登って行きます。最終的には尾根にかなり近づきますが、ここから尾根までは倒木(それも傾斜に沿って倒れているものが多い)の急斜面です。土が軟らかいので足元が不確かですが、尾根まではすぐです。

尾根の反対側も植林ですが、尾根には少しだけ雑木林が残っており、尾根伝いに歩くのは楽です。まず少し南に585mピーク付近まで行ってみて、倒木処理で開けた場所(末広三角点の北側)を確認し、それから北の小畑三角点に向かいました。植林を抜けていきますが、三角点の付近は木が切ってあり、背の高い草やシダが生えています。この付近は歩きにくく、三角点までの最後のアプローチは難関です。小畑四等三角点(682.6m)も草の中にあります(写真)。

小畑三角点からさらに北に尾根を歩くには、三角点からほぼ東に倒木や背の高い草をかきわけてスロープを降りる必要があります。そして北に進みますが、この付近の尾根は細くなっています。この尾根から三角点の北側の林道に降りるつもりで、尾根の鞍部から西に斜面を降りました。このルートは完全な失敗だったとだけ書いておけば十分です。斜面の下の谷には背の高い草が生えており、足元が全く見えません。しかたないので斜面を少し登って、谷の東側の植林を斜めに歩いて降りる羽目になりました。急斜面で、植林のために土が軟らかく、湿気が多く岩には苔が生えています。倒木も避けなければなりません。結局は林道に出られたのですが、とてもお勧めできるルートではありません。どれが最良のルートだったのか、今でも分かりません。一つの案は三角点から真っ直ぐに尾根を降りて林道に向かうことです。少なくとも尾根は歩けると思いますが、林道に出てくるところは明らかに急勾配の植林でした。

このルートは北側の湿気の多い地帯を通るので、爽やかな山歩きを望む方には向かないでしょう。この付近の山は概して歩きにくいので、もう少し調査が必要だと感じました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★★



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