2009年3月20日金曜日

南から登るウリュド

ウリュドは雪彦山の南にある山です。鹿ヶ壺から登るのが一般的ですが、場所としては菅生川の最上流に位置しており、南から登れないものかと考えました。出発点として選んだのは、菅生川上流の小畑の北です。地形図では東に山越えの破線道が二本あって東の馬頭側で合流していますが、このうち北側の破線道で尾根まで登って北上するルートを考えました。

この破線道に入るには、菅生川を鉄板の橋で渡って民家の裏を通る必要があります。農作業をしていた人に、「この先行けますか」と聞いたら、無理とのことでした。様子を見てきますと言って歩き始めました。確かに道と言えるものはありません。湿気の多い植林の谷ですが、伐採が進んでおり丸太が転がっています。それを避ければ谷を登っていけます。確かに峠に向かう破線道は見つかりませんでしたが、谷は左手に折れて、その突き当たりで左手の斜面を登ると尾根に出ました。ここは展望が良く、菅生川西側の小畑三角点(682.6m)のある山がよく見えます。

ここからまず500m+の小さなピークまで登り、そこからは長い尾根歩きです。周囲は植林と雑木林が混ざっています。538mピークには太い木が立っていました。この付近では木々の間から東側の展望があります。次の600m+ピークで東から来る尾根と合流し、その北に少し下るところは、植林の間の細い尾根です。細い尾根のわりには真ん中に太い木が生えています。気持ちの良い場所です。次のピークには小畑2四等三角点(655.47m)があります。周囲は木が切ってありますが、展望はありません。

この北はなだらかですが、尾根は藪になっています。これを抜けると次の尾根に向かって登りになり、南東の738mピークから延びる尾根に合流します。この付近は歩きやすい植林でした。更に尾根を北に進むといくらか倒木がありますが、避けて通れます。最後は急な植林を登ると尾根に出て、ウリュドに到着しました。馬ノ頭二等三角点(866.49m)があります。三角点の周囲は木が切られていますが、周りの木が邪魔して展望はほとんどありません。

下山は菅生川の西側の尾根にしました。この尾根は岩場が多く楽しめます。むしろこちらを登りにした方が登山の気分が味わえるかも知れません。尾根が曲がっているところがあり迷う可能性がありますが、最初のうちは赤いビニールテープのマーキングを辿れば正しく尾根を歩けました。展望はあまり無く、木々の間から関の方向が見えるくらいです。藪は少なく、岩に登ったり降りたが続きます。774mピークも796mピークも展望はありません。更に南下すると植林が増えてきます。斜面には倒木が多いのですが、さいわい尾根にはひどい倒木はありません。

683mピークには新しい三角点がありました。菅生四等三角点(680.29m)で、平成19年に新設されたものです。プレートのはめ込まれた新しい標石がありました(写真)。この三角点の「点の記」を見ると、真東の菅生川から直線で山道を登ることになっていますが、相当の脚力を要するでしょう。標石を担いで登る苦労には頭が下がります。

このまま歩いていくと南に行きすぎるので、菅生三角点と小畑三角点の間の鞍部から東に延びる尾根で下山することにしました。この付近は以前に西側に谷を降りてひどい目にあっています(2008/08/15)。しかし東側の尾根は歩きやすく、全く問題はありません。スタート地点から西を見上げると、斜面が大きく伐採されていますが、まさにその上の尾根に出てきました。木がないので、ここで初めて素晴らしい展望に出会えました。そのまま裸の斜面を降りることも可能でしたが、伐採の進んでいる尾根を最後まで歩きました。

登りは2時間弱、下りは2時間強でした。倒木で苦戦を覚悟していたのですが、意外と歩きやすい尾根が続くので、お勧めコースです。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆

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