2009年3月31日火曜日

七種山ダイレクト

福崎町の七種山は、もちろんよく知られた山で、七種滝を通る登山コースが整備されています。この山を前回は北から登ってみましたが(2008/12/23)、南正面から真っ直ぐ登れないか、というのが今回の企画です。

自動車を青少年野外活動センター付近の駐車場に停めて、七種滝の方向に歩きました。舗装道路が川を渡ると、右手に藪に入っていく道があります。この道は尾根の裾を巻いているだけで登山道ではないので、尾根の先端の適当な所で藪に入って登り始めました。最初は道がないと思っていたのですが、シダの茂っているところに入ると、明らかにシダが育っていない場所があり、これが踏み跡であることが分かりました。

南斜面なのでシダが元気に生えており、背丈以上のところには突っ込まないように注意しました。しばらく登ると、308m地点に出てきます。この先の鞍部の東側は植林が伐採されており、七種鎗がよく見えます。伐採した区域の周囲にネットが張られていますが、これに入ると尾根の方に出られないので、ネットの西側を歩いて尾根を登り続けました。写真はネットの手前から撮ったものですが、最高峰として見えているのは七種山ではなく、554mピークだと思います。この付近も尾根上はシダの背が高いので、西側斜面を少し降りて登りました。一つ間違えてシダ藪に入り込むと、とんでもない藪漕ぎになると思いますので、藪山度は3としておきます。

この先の尾根も藪ですが、シダはややおさまってきて、岩が増えてきます。展望はどんどんよくなります。そして554mピークに着くと、「中岳 山門まで830m 七種山まで1000m」というプレートがありました。このピークには七種滝に行く途中から分岐する登山道が通っているのです。ここから七種山までは整備されたコースを歩くことになります。面白いのはこの道が下山道として整備されていることで、山門までの距離を書いたプレートはありますが、七種山までの距離を書いたプレートは、このピークにあったものだけでした。しかし引き算をすればだいたいの距離は分かります。まず急斜面を降りて鞍部を通り、あとは急斜面の登りですが、道が良いので楽です。

620m+くらいの所で、破線道と出会いますが、現在は地形図のようにはなっておらず、小滝林道へ降りる道は、もっと七種山寄りの地点で東に折れています。ここから七種山までは岩場が続き、笠岩といういかにも不安定な岩があります。そして岩場を登り切ると、七種山の山頂に出てきます。ここまで2時間以上かかりました。

この後は北側の縦走路に出て、七種薬師とそうびろ山を経由して、3時間以上かかって下山しました。この尾根は倒木もほぼ取り除かれ、歩きやすくなっていました。展望も良いので、ゆっくり時間をかけて歩くのがお勧めです。アップダウンは結構きついと思います。

最後はそうびろ山から下山しましたが、これもマーキングがあるので迷う可能性は低いと思います。ただ、マーキングがありすぎて迷うところがあります。マーキングを見失ったときには、落ち着いて見渡すとどこかにあります。ただ、野外センターの直前で倒木処理が行われたようで、下山道はネットに激突しています。少し登り返して右手(南)の植林を通って降りましたが、ここがこのルートの最大の難関でした。

展望 ★★★
藪山度 ★★★

2009年3月25日水曜日

高朝田から登る僧屋敷三角点

これは前回(2009/03/21)の下山のリベンジです。今回は朝高田への下山を検討するのが目的なので、登りも朝高田から僧屋敷三角点にダイレクトに登ることにしました。登り口は、小田原川を「しんでんばし」で渡った所です。ここの獣避け扉を開けて中に入りました。

川沿いに少し歩いてから、僧屋敷三角点に繋がる尾根の先端を探しました。鉄の扉の付いた小さな祠の前に土俵があり、その裏手に道がありました。登っていくと小屋がありましたが、良い道があるのはそこまでで、後は切り開きのある尾根を歩くことになります。シダが生えているところもありますが、道があるので楽に歩けます。

僧屋敷三角点は七種山と同じ高さで、1.4kmほどの距離で400mを登らねばならないのですが、さほど急な尾根ではありません。標高はどんどん上がっていき、木々の間からの眺めが良くなります。倒木を乗り越えるのに苦労する場所もありますが、なんとかなりました。標高450mから500mの間は、地形図からも分かるようにかなり急峻で、道を見つけようともせずにとにかく斜面を登りました。その上は岩場が増えてきて、展望も良くなります。なかなか楽しめる登山で、登り始めて約90分で僧屋敷三角点に着きました。

一休みしてから、前回と同じように尾根を大戸三角点まで歩きました。689mへの登り返しは、やっぱり大変です。雪彦山やら七種山が見えます。

そして大戸三角点を過ぎて、その先のピークから下山しました。最初はよく方向が分かりませんが、取りあえず岩の多い尾根を降りました。少し降りたところで右に曲がるような感じで尾根に乗ると、後は迷う可能性はほとんどありません。遠目には全く見えなかったのですが、尾根に大きな岩があります。下手に登ると降りるのが大変なこともあるので、なるべくなら巻いていく方が無難です。とは言うものの、巻くのも難しいような大きな岩もあります。岩場からは寺前方面が望めます(写真)。

最後の大きな岩は少し手こずりましたが、それを降りると後は軽快な尾根歩きとなります。傾斜も少なく、場所によっては落ち葉が気持ちよい尾根でした。なんとなく歩いていったら、478mピークを経由して一番長い尾根を降りていました。最後はなだらかな植林の中を降りて林道に出てきます。

これは間違いなく大正解のコースでした。700mに近い山ですので、このコースでも3時間以上かかりましたが、気持ちよく楽しんで歩ける尾根道です。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆

2009年3月21日土曜日

寺前の西の高場山(柳谷三角点)

寺前から西に県道8号線を進むと、宮野という集落があります。ここから掛ヶ谷という谷が西に延びており、そのどん詰まりには溜池があります。溜池の南には柳谷三角点がありますが、巡視路が溜池から延びていることは容易に想像できます。調べてみると、案の定ここから三角点に登ったという記録が見つかります([1],[2])。そこで、巡視路で尾根に登って東に尾根をぐるっと回って帰ってくるコースを思いつきました。

宮野に車をとめて歩き始めましたが、この掛ヶ谷沿いの道は権現古道と呼ばれる歴史ある道のようです。溜池の保守用の車で通れるような道かと思っていたら、実は登山道でした。標高差にして400m近くを登ります。途中には滝がありますし、楽しめる登山道だと思います。ただし距離は長くて、溜池まで1時間かかってしまいました。

この溜池はエメラルドグリーンの美しい水を湛えており、絵になります(写真)。ここからは巡視路で植林を登りますが、急斜面なのでこの巡視路が無かったらここを登るのは大変でしょう。むしろ素直なのは沢を登って姫路市と神河町の境界の尾根に出ることだと思います。巡視路を登ると巨大な鉄塔(播磨中央線17)が斜面に立っています。近くのピークに登ると柳谷四等三角点(797.6m)があります。この山の名前は高場山のようです。ここでは360度の展望が得られます。北は隣の山がちょっと邪魔しますし、雪彦山は見えませんが、南や東の展望は良好で、天気が良ければ瀬戸内海が望めるはずです。林道と鉄塔が邪魔だという意見もあると思いますが、意外と知られていない展望の穴場だと思います。なお柳谷三角点の「点の記」(昭和46年)によると、南の熊部から県道宮野線が延びており、この三角点の東側に峠が書き込まれています。おそらくこれが[3]にある峠でしょう。

今日の予定は高場山から三角点を3つ回って、高朝田に降りるつもりでしたので、東に尾根を歩きました。はっきりした道は無いものの、歩きやすい尾根です。ピンクのマーキングが続いています。雑木林や植林の中を40分ほど歩くと、僧屋敷三角点(683.3m、改測)に着きました。ここまでは掛ヶ谷を戻っており、ここから先では寺前方面が木々の間に見えるようになります。

僧屋敷三角点からは尾根は南に進んでおり、尾根にはアップダウンがあります。特に次の689mピークへの登りは疲れました。この先もアップダウンがあって、休み休み歩いたため、大戸三角点までは1時間かかってしまいました。この先は尾根が変な方向に曲がっているので注意が必要です。ピンクのマーキングを見つけて、うまく尾根に乗れましたが、その先でマーキングを見失い(というより、マーキングが無い?)鞍部はやや西寄りに降りてしまって、東に戻りました。この南の630m+の小ピークの登りもきつく、その先もまた降りて登り返しました。疲れる尾根です([3])。

670m地点は南西に進めば禿の行者に行けますが([3])、東に進みました。実はこの付近が尾根の中では一番倒木の多い場所でした。この付近まで、大戸三角点からほぼ1時間もかかっており、ペースが落ちています。下っていって、地形図で南から来ているはずの道を探しましたが、見つかりません。更に北に降りる道も探しましたが、見つかりません。GPSで確認したので、この付近には道が来ていないことは間違いないと思います。大柿さんはここで北に降りる道を見つけて降りたようですが([2])、私はあくまでも地形図の破線道を探そうとしました。これが大間違いでした。

国土地理院を信じた私がばかでした。GPSを使って破線道を辿ってみましたが、雑木林の斜面をトラバースするだけです。非常に歩きにくく閉口しました。さらに破線道は真北に向いて降りて行きますが、この地点は沢です。しかも水は岩盤の上を流れており、両脇には岩が聳えていて、歩けるような場所ではありません。最初は沢に沿って降りて行きましたが、ついには不可能になって、東側の尾根に登りました。登ったところには炭焼き窯があったのですが、道はなくて、足元は崩れやすく、木に掴まりながら急斜面を降りました。降りて行くとだんだん倒木も増えました。ミツマタの花がたくさん咲いていたのが唯一の収穫でしたが、その花の付いた枝を押しのけて倒木を跨いで歩きました。最後は300m付近まで降りて沢に出て、倒木を跨ぎながら沢沿いに歩きました。林道の終点まで、ほぼ2時間もかかってしまいました。

林道の終点には錆びきって全く読めない看板がありますが、沢山の小さな丸い穴が開いています。この林道も長いですが、急斜面の藪を降りた後には天国でした。

この下山は大問題です。確認していませんが、大戸三角点から東北東に延びる尾根で478m地点を経由して降りるのが正解ではないかと思います。いっそ僧屋敷から東に降りてしまうことも可能でしょう。下山さえうまくできれば、気持ちの良い登山道有り、滝有り、美しい溜池有り、大展望有り、楽しめる(が疲れる)尾根歩き有りで、お勧めできるコースです。次回は下山路を確認に行こうと思います。

展望 ★★★
藪山度 ☆☆☆~★★★

2009年3月20日金曜日

南から登るウリュド

ウリュドは雪彦山の南にある山です。鹿ヶ壺から登るのが一般的ですが、場所としては菅生川の最上流に位置しており、南から登れないものかと考えました。出発点として選んだのは、菅生川上流の小畑の北です。地形図では東に山越えの破線道が二本あって東の馬頭側で合流していますが、このうち北側の破線道で尾根まで登って北上するルートを考えました。

この破線道に入るには、菅生川を鉄板の橋で渡って民家の裏を通る必要があります。農作業をしていた人に、「この先行けますか」と聞いたら、無理とのことでした。様子を見てきますと言って歩き始めました。確かに道と言えるものはありません。湿気の多い植林の谷ですが、伐採が進んでおり丸太が転がっています。それを避ければ谷を登っていけます。確かに峠に向かう破線道は見つかりませんでしたが、谷は左手に折れて、その突き当たりで左手の斜面を登ると尾根に出ました。ここは展望が良く、菅生川西側の小畑三角点(682.6m)のある山がよく見えます。

ここからまず500m+の小さなピークまで登り、そこからは長い尾根歩きです。周囲は植林と雑木林が混ざっています。538mピークには太い木が立っていました。この付近では木々の間から東側の展望があります。次の600m+ピークで東から来る尾根と合流し、その北に少し下るところは、植林の間の細い尾根です。細い尾根のわりには真ん中に太い木が生えています。気持ちの良い場所です。次のピークには小畑2四等三角点(655.47m)があります。周囲は木が切ってありますが、展望はありません。

この北はなだらかですが、尾根は藪になっています。これを抜けると次の尾根に向かって登りになり、南東の738mピークから延びる尾根に合流します。この付近は歩きやすい植林でした。更に尾根を北に進むといくらか倒木がありますが、避けて通れます。最後は急な植林を登ると尾根に出て、ウリュドに到着しました。馬ノ頭二等三角点(866.49m)があります。三角点の周囲は木が切られていますが、周りの木が邪魔して展望はほとんどありません。

下山は菅生川の西側の尾根にしました。この尾根は岩場が多く楽しめます。むしろこちらを登りにした方が登山の気分が味わえるかも知れません。尾根が曲がっているところがあり迷う可能性がありますが、最初のうちは赤いビニールテープのマーキングを辿れば正しく尾根を歩けました。展望はあまり無く、木々の間から関の方向が見えるくらいです。藪は少なく、岩に登ったり降りたが続きます。774mピークも796mピークも展望はありません。更に南下すると植林が増えてきます。斜面には倒木が多いのですが、さいわい尾根にはひどい倒木はありません。

683mピークには新しい三角点がありました。菅生四等三角点(680.29m)で、平成19年に新設されたものです。プレートのはめ込まれた新しい標石がありました(写真)。この三角点の「点の記」を見ると、真東の菅生川から直線で山道を登ることになっていますが、相当の脚力を要するでしょう。標石を担いで登る苦労には頭が下がります。

このまま歩いていくと南に行きすぎるので、菅生三角点と小畑三角点の間の鞍部から東に延びる尾根で下山することにしました。この付近は以前に西側に谷を降りてひどい目にあっています(2008/08/15)。しかし東側の尾根は歩きやすく、全く問題はありません。スタート地点から西を見上げると、斜面が大きく伐採されていますが、まさにその上の尾根に出てきました。木がないので、ここで初めて素晴らしい展望に出会えました。そのまま裸の斜面を降りることも可能でしたが、伐採の進んでいる尾根を最後まで歩きました。

登りは2時間弱、下りは2時間強でした。倒木で苦戦を覚悟していたのですが、意外と歩きやすい尾根が続くので、お勧めコースです。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆

2009年3月15日日曜日

上郡の大杉野三角点

白旗城址の東の山は、名前もよく分からず、大杉野三角点があるだけですが、力強くそびえた山で、一度登ってみたいと思っていました。最近登山記録を見つけて([1])歩きやすく展望もある山だと分かったので、登ってみました。

登山口は野桑神社が正しそうですが([1])、関電の巡視路を使って楽をすることにしました。上郡から鞍居川を遡っていくと、野桑神社に左折する道があります。この道が山の尾根の端でカーブするところに、赤い「火の用心」の札が立っています。No.14はここから登れとのことです。動物避けの金網がありますが戸を開けて通れます。あとは鉄塔まできつい登りです。プラ階段がありますが、急坂であることには違いありません。100mほどの標高を登ると鉄塔(西播東岡山線14)に出てきました。標高はまだまだ低いのですが、白旗山がよく見えます。ここで一休みしました。

ここからは尾根歩きとなります。歩きやすい尾根です。間隔の開いた木立の間を歩きます。206mピークを過ぎると一息つけますが、まだまだ登りです。346mピークの手前に岩場があります。この岩場を過ぎると良い道があって、346mピークに着きますが、実はこれは行き過ぎで、岩場から平坦な尾根に出たところで東に折れないと、先に進めません。この東に向かう尾根には道がありますが、ピークを巻いて北側を進んでいきます。いくつかアップダウンがあり、350m+のピークに出てきます。ここも迷いやすいピークです。北西に向かう尾根を探しましたが、結局シダが多い方向に降りて行くのが正解のようでした。

ここからは北西、さらに北に尾根が続きます。ややシダが増えてきますが、道はあるので困りません。最後は三角点に繋がる尾根に登って、三角点へと歩きます。頂上の大杉野四等三角点は、シダに囲まれています(写真)。この付近まで、南の鞍居川方面や北の大富方面、そして西の白旗山が見えていましたが、ここからは北の科学公園都市も見えるようになります。見えると言っても、展望の良い場所は少なくて、枝の間から見えるだけです。

三角点から尾根を東に歩き、さらに鉄塔が立っている東の尾根を目指しました。尾根をずんずん歩くと南に折れてしまうので、適当なところで東に斜面を降りました。この辺の見極めにはちょっと苦労しました。この後は結構急なアップダウンがあり、314m地点を通ります。この付近にはピンクのマーキングがあります。

そして、まず最初の鉄塔に着きました。上月支線16です。この送電線と次の送電線はこの北のあたりで交差していますが、この上月支線のほうが下を通っています。次の鉄塔は播磨西線16ですが、これは赤と白に塗られた巨大な鉄塔です。航空障害灯制御盤があったので、夜は赤いライトが点くのでしょう。斜面に立っていますが、とにかく巨大です。一つ前の上月支線よりも新しく、北の谷を高い位置で横切っています。この鉄塔の下からの北方向の眺めは素晴らしいものですが、写真に撮ると地味な山並みになってしまいます。

これらの鉄塔の保守路は北側から登ってきています。しかし東にも良い道が尾根に延びています。これが保守路かと思って歩いていくと、南に尾根を下りることになりました。赤い火の用心がないので保守路ではないのかと思っていたら、そのうちに東側に鉄塔がありました。非常に急な斜面に立っており、危険なので見に行きませんでしたが、播磨西線だと思います。尾根に戻りましたが赤い火の用心は無く、どうやらこの鉄塔の保守路は谷側から登ってきているようです。

この尾根は歩きやすく、下山路としては正解です。岩場があって少しスリルのある場所もありますが、問題なく尾根の先端まで下りて、その先の川も橋で渡れました。あとは鞍居川に出て、川沿いに出発点まで戻りました。

3時間もかからないショートコースです。展望は抜群という訳ではありませんが、歩きやすい尾根が続いており、意外と良いコースだったというのが印象です。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆

2009年3月7日土曜日

市川町の大門・下岡三角点

福崎から少し北に行って東に折れて岡部川沿いに北東に進むと、最初に左手に見えるのが城山です。ここは2007/12/1に登りました。そしてその次に見えてくるのが大門三角点のある山並です。南北に延びた尾根が歩きやすそうです。

登り口は尾根の南端にある天満神社にしたかったのですが、尾根の西側が人工的に削られているのでここは避けて、少し北に歩いて人家の間から墓地に出て、その裏手から尾根に登りました。低い尾根なのですぐに登れます。尾根には切り開きがあり、楽に歩けます。落ち葉を踏みながら尾根を登っていくと、大門四等三角点(257.14m)に出てきました。道の真ん中という、分かりやすいところにあります。

この先は尾根が曲がっているので気をつけて北に進路を取りました。だいたいは道があり、道が無くてもシダは少なく、木の間隔が開いているので楽に歩けます。ただ、展望はありません。222m地点を過ぎ、260mを越すと共同アンテナがありますが、この付近には少しシダが茂っており、倒木もあります。しかし、藪と言えるほどのものではありません。300m付近まで来ると、道はピークを巻いて北に行っているようなので、一気に頂上まで登りました。ここも多少のシダがある程度でした。この付近からは北の笠形山が望めます。どこからでも見えますが。

尾根を東に歩くと、下岡四等三角点(354.76m)がありました。最近標石が交換されたようです(写真)。ここは少し迷いやすい場所で、南に延びる尾根を探すのには少し苦労しました。しかし尾根に出れば道があります。この付近からは木の間から上瀬加の集落が見えます。尾根を降りて行くと、蛙の卵で一杯の水溜まりがありました。あれが全部オタマジャクシになったら壮観でしょう。

この後は一番南に延びている尾根を辿っていたつもりでしたが、少し東に逸れてしまい、最後はやや急な林の中を抜けて溜池に出てきました。

2時間半ほどの気持ち良い里山歩きでした。展望が無いのが惜しまれます。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆