2010年3月13日土曜日

上郡の二ツ道三角点

上郡の北に戦国時代に赤松氏が拠点としていたと言われる赤松という村があります。この裏山を歩いてみました。出発点は五社八幡宮です。神社の横に小道があって登れますが、すぐに金属製の柵があります。出入り口を探しましたが、神社の裏には見あたらず、結局倒木が柵を倒しているところがあったのでそこから入りました。付近は伐採の進んだ植林です。かなり急勾配ですが、尾根を目指して登りました。尾根に出れば、あとは楽に歩けました。

171mピークを過ぎ、やや急な坂を登ると平坦になり、小さな送電線鉄塔があります。上月上郡線27です。一系統しか電線がありません。この先も落ち葉の上を歩く気持ちの良い切り開きがあります。急な登り下りはありません。285mピークを過ぎて細い尾根になりますが、この付近からははっきりした道があります。ピークを東側で巻いてしまうので、ときどき尾根まで上がって千種川方面の景色を木々の間から眺めました。

次の鉄塔は西播東岡山線22です。これは大きな鉄塔です。北を見ると、これから行こうとしている尾根と次の鉄塔が見えます。次の鉄塔までは巡視路を歩くことになるので、良い道があります。ただし尾根を西に曲がる地点は要注意です。巡視路はいったんピークを行きすぎて戻るかたちになっていますが、西に向かう尾根を探してそちらに向かう必要があります。少し降りてから登ると、西播東岡山線23が立っています。鉄塔の前に赤い「火の用心」があり、「道路へ」という指示があり、南の谷に降りれば373号線に出られるようです。

この後は巡視路がなくなります。道があるのですが北の方に降りて行ってしまうので、藪っぽい尾根を西に歩きました。この付近の尾根は倒木もありますが、雑木林なので跨いで歩けます。二ツ道四等三角点(368.75 m)は雑木林の中にありました。その先は、まず尾根の西端まで歩き、北に降りました。この付近の地形は地形図とは若干異なった感じで、まず急斜面を谷に降り、北側の低い尾根に登りました。これは細い尾根ですが、場所によって北側の谷がよく見えて、意外と迫力のある眺めでした。送電線が目の前で谷を渡っています。この先の下りは急斜面もありますが、細い尾根なので迷うことはありません。そして尾根の先で再び上月上郡線に出会いました。31鉄塔です。鉄塔の先端に鳥の巣がありました(写真)。鉄塔からは保守路を伝って北斜面を降りました。鹿避け柵の出入り口に出てきたのでラッキーと思ったのですが、実は出たところもまだ柵の内側で、小川を渡った所で再び紐を解いて柵を抜ける必要がありました。あとは歩道付きの373号線を歩いて赤松に帰りました。

2時間ほどのショートコースですが、気持ちの良い山歩きでした。なお、西播東岡山線の二つの鉄塔の間から北に385mピークの方に歩くと獅子見に出るので、そこから南に曲がって細野に降りるというコースも考えられます。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆

地形図は「上月」です。

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