2010年8月15日日曜日

市川町の河内三角点


前日に歩いた山並みの東に、一際聳えたピークがあります。ここには河内三角点があります。景観が良いということなので([1])、行ってみました。

東小畑の集落から北に歩くと、小屋があって、右に折れる林道があります。これを歩くと、溜池が二つあり、その先で林道は北に折れます。付近は植林です。地形図どうりに林道は池の奥で終わっています。ここは鹿の解体場所として使われているらしく、骨が散乱していました。地形図ではここから先は破線道になっていますが、見当たりません。破線道の通っている谷は、倒木で埋まっています。仕方ないので真北に一直線に斜面を登ろうと思って少し登ると、作業道がありました。これは最初は斜面をジグザグに登っていきますが、そのうちに東に進んで、これも最後はジグザグになり、稜線に出ました。東側にも道が続いていました。

ここからは北西に尾根伝いに登りました。雑木林で倒木も少なく、下草はあまり無く、岩も多くて、歩きやすい尾根でした。大部分には道がありますが、だいたいは東に降りたところに付いていました。尾根は途中で北東に向きを変え、頂上に向かって行きます。アップダウンのある登りで、急斜面が長く続くことはありません。三角点は新しそうでした。

三角点に着くまでにも少し展望のある場所はありましたが、だいたいは木が邪魔でした。河内四等三角点(562.61m)付近も展望はないのですが、三角点の北の尾根は尖った岩場の尾根で、やや木が邪魔でしたが、展望がありました。近くで一番大きい山は笠形山です。西には昨日登った奥山三角点のある575mピークが見えます。南を見ると、天気の良い日なら淡路島まで見えそうです(写真)。

この先で尾根は西向きに曲がり、その先端が小さなピークとなっています。ここで北に降りると鞍部で地形図の破線道に出ますが、西に向かう尾根の方が歩きやすそうだったので、こちらを降りることにしました。途中から岩が増えますが、足場がしっかりして却って歩きやすいと思いました。この山は下から見上げると巨大な岩場の崖がありますが、その端が見えました。それより下に降りると、ややシダが増えますが、道があります。これを降りると、最後は植林に出てきます。伐採した木や枝打ちした枝がそのまま落ちていて歩きにくいのですが、ここを下ると暗い林道に出ました。この林道には「小屋ヶ谷」と名前が付けられていました。しばらく南に歩くと「角谷池」に出ました。ここにはベンチがあって、花壇が作られていました。

全部で2時間半ほどのコースですが、植林の中の道、雑木林の尾根、三角点、岩場、展望、岩の多い尾根、暗い谷、ベンチ、と飽きないコースでした。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「粟賀町」です。

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