2010年11月6日土曜日

生野の栃原川上流を歩く


生野から栃原トンネルを抜けて北に曲がると、栃原川を遡る道があります。この谷の突き当たりまで行ってみました。菖蒲沢を抜けると射撃場があり、この付近で銃声が聞こえても射撃の練習音ですので心配はありません(動物を撃っていることもあるとは思いますが)。その先で車を停めてあとは歩きました。

さらに川を遡ると、谷にワイヤがたくさん張られています。ウィンチがあり、石材を運んでいるようです。行きは尾根を歩きたかったので、地形図にある林道を使って北側の山に登ることにしました。この林道は幅の広い道ですが長年使われておらず、灌木が茂っていますが、少し登ると道らしくなります。ヘアピンを2回曲がって、3回目を見落として真っ直ぐ歩いたら谷に出ました。ここからは急な谷を尾根まで登りました。暗い谷で下草が無く、倒木も少ないので歩きやすいのですが、急な坂が続きます。林道のヘアピンをもう一度曲がって少し南の尾根に取り付いた方が良かったように思います。谷を登ってたどり着いたのは、892mピークよりも北でした。

ここからは尾根歩きです。北に歩くと旧町境に出て、北側の展望がありました。そして北西に尾根を辿りましたが、細い尾根なので木々の合間から南北両側が見渡せました。歩きやすい尾根ですが、植生が変わってきて藪っぽくなってきたと思ったら、辻ケ淵三角点(981.43m)のあるピークに出ました。山頂には「トンガリ山」と書いてありましたが、別の名前があってもよさそうです。東側の展望があります。

ここからは段ヶ峰の方に続く尾根を辿りましたが、木が茂っていて最初は少し迷いました。鞍部まで来ると沢があり、これに沿って南東に降りて行きました。これが栃原川の源流となります。地形図にはすぐに破線道が描いてありますが、実際には道はありません。しかし沢のどちらか側は比較的平らなので、沢を何回か渡りながら下っていくことができました。倒木もありますが、乗り越えられました。赤いテープのマーキングが現れたので、それに沿って歩くと割と楽に歩けましたが、道があるわけではありません。

作業道が現れたのは1kmくらい歩いてからで、さらに500mくらい歩くと砂利道の終点に出てきました。歩きやすい道ではありませんが、あとは一本道でした。途中ではいろいろな作業が行われており、植林がきれいに取り除かれて植林されている場所もありました。最初に登った山の付近では、北側の892mピークの南側の斜面がきれいに紅葉していました(写真)。892mピークに尾根で登れば良かったのにと思ったのですが、考えてみると紅葉は山の中からは見えません。下の道から眺めるのがベストだったと思います。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「神子畑」です。

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