2011年6月4日土曜日

神河町長谷の高峰


この高峰は、長谷の集落の西にある山で、山並みを北に辿っていくと太田ダムにつながっています。登山記録([1][2])を見ると、かなり苦労されているようで、適当な登山道は無いようです。それならば、というわけで、楽そうなルートをさがしてみました。

登り口は長谷から南に少し行った所、重行集会所の前から延びる道です。これは林道ではなく生活道路ですが、南に少し歩いて北に破線道に入ると林道になります。入口にある扉は鹿避けではないようで、脇を通れました。ずっと歩いて行くと、長谷の集落が見えるようになりますが、ここが尾根の端なので、ここから登り始めました。間伐による倒木の多い急斜面の植林を登って行くと、やや平坦な所に出てきて、展望も少しあります。倒木処理を行って木を植えてあるのですが、植えた木には鹿避けにネットが被せてあり、風で倒れているので育つ可能性は少なそうです。県民税の無駄に見えたので通りすがりに何10本かは立ててきましたが、本当に育つでしょうか?地形図の577mピークもそんな感じの場所で、大きな岩もあります。ここからは北西に植林の中を一気に登って、高峰山頂に着きました。標高差が500m以上あり、1時間半ほどかかりました。本村四等三角点(725.66m)があります。周囲は伐採してあります。

ここからは、山頂付近の散策を始めました。地形図で見るとこの付近の山は急峻ですが、天辺はなぜか比較的平らです。まず倒木処理の行われた(と言っても倒れた木を切っただけのように見えますが)細い尾根を西に歩きました。植林が主体の気持の良い尾根ですが、760m+ピークを過ぎるとなだらかで木の生えていない場所がありました。八幡山などで見られるのと同じで、氷河期に山頂部分が崩れた跡なのでしょうか。それを過ぎると左手(南側)に林道が現れました。地形図にもGoogle Earthにも無いのでびっくりしましたが、尾根付近で終点になっていました。この道は東斜面にあって長谷の方から来ているのだと思いました(これが大間違いの元凶)。

この先は開けた場所を抜けて、地形図の破線道めがけて藪っぽい斜面を登りました。ネットの残骸があり、低い松が多くてちょっと苦労しましたが、破線道付近はまた開けた場所で、不思議と木の生えていない空間があります。破線道はありません。ここからは西に尾根を進んで、太田ダムに向かいました。570m+の鞍部に降りると、林道が斜めに横切っていました。林道は歩かず尾根を登ると、また林道が横切っていました。そのまま尾根を登り、尾根伝いに歩いて、最後は671m地点に達しました。太田ダムは全く見えませんが、ここにあった標石は関電のものでした。林道はこの付近までずっと尾根の南側を走っており、これを歩けば太田ダムに出られただろうと思います。

671mピークから引き返して鉄塔を見に行きました。播磨北線32です。鉄塔は斜面を降りた尾根の上にあり、降りる途中に道があったので帰りはこれを歩きました。東斜面に付けられた道ですが、途中で怪しくなってきたので尾根を越えて次は林道を歩きました。そして来た時に林道を横切った所から再び尾根に乗って、もと来た道を引き返しました。次は破線道沿いに南小田1三角点まで行く予定だったのですが、破線道がありません。来た時に松が多くて歩きにくかった付近で斜面を南に降りて、暗い植林の中で小川を渡ると、また林道がありました。この林道は西に行って836mピークの東の鞍部を通って、570m+の鞍部に延びているのかも知れません。この林道は無視してその先の山に登り、破線道が通っている細尾根を進みました。北側にはずっと林道がありました。この尾根にもネットの残骸があって、一度足を取られて転びました。730m+ピークを過ぎると、そのままでは南西に尾根を降りてしまうので、いったん斜面を東に降りましたが、ここに林道の終点がありました。終点の先は全く木の生えていないシダの草原です。ここから南の尾根に乗って南小田1三等三角点(776.60m)まで歩きましたが、この途中も所々開けた場所があり、展望もあります。三角点周辺は伐採してあり、南側にはネットがあって、ネット越しに南小田から宮野の方角が見えます。

最初の予定ではここから南に急斜面を降りて、長谷から南小田に通じる破線道に降りて長谷に帰るはずだったのですが、この破線道の存在に自信がなかったので、林道に戻って降りようと考えました(これが間違い)。北に尾根を歩き、先ほどの林道終点には行かずに703mピークに向かいました。これは近道のつもりだったのですが、703m地点を行きすぎてしまい、北に降りると滝があって川が流れていました。ここには人工のものに見える岩があったのですが、穴の中を覗いてみても何もなく、自然の岩のようでした(写真)。ここはV字の谷で歩けそうもないと思って(これも間違いで無理に歩いた方が早かったかも)703mピークに戻り、さらに戻ってから西に植林の中を歩きました。割と平坦ですし、小川からはカジカの声も聞こえてきましたが、暗い湿った植林でした。最後は川を渡ると伐採して積み上げられた木材が見えてきました。これらは倒木処理ではなく、まともな木を切り出しているように見えました。

出てきた林道はダートで、前に見た砂利の敷いてある道ではないので、枝道だと考えて本道を探しに行きました。北西に登って行くと案の定砂利道に出てきたのですが、これを東の方に歩くとターンして前に通った終点に出てしまいました。ということは、この林道は山の西側に通じており、東側に降りるのには使えないということです。林道で下山することしか考えていなかったので困り果ててしまいましたが、時間ももう3時半なので、一気に谷沿いに降りることにして、ダートの林道を戻りました。予想通り林道はすぐに終わってしまったので、その先は尾根を降りました。なるべくなだらかな尾根を、谷に降りないように降りていったのですが、どんどん急峻になり、大きな岩もあって、最後は谷川に出てしまいました。この付近は急峻で水も滝のようになって流れていますが、渓谷はU字に近く、歩けました。場所によってはV字になりますが、植林の斜面の高い所を巻いて歩くことができて、最後は階段があると思ったら為信神社(鳴門権現神社)跡でした。ここからは幅の広い林道を遠回り気味に降りると、南小田に向かう破線道に出てきました。破線道は砂利が敷いてあり、どうやら整備されているようです。最初からこの道に降りるのが正解だったでしょう。あとは破線道沿いに降りましたが、途中には大日如来を祭っていると思われる大日堂があり、谷垣内川には砂防ダムがありました。最後は、最初に登った道に出てきました。

7時間にわたる長い山歩きでしたが、最後を間違えなければ1時間以上は短縮できたでしょう。広くて気持の良い山の上が印象的でしたが、さ迷い歩いた感じなので、上の記述を読んでもどこを歩いたかは分かりにくいと思います。林道のコースがはっきり分かれば、林道で登るのも悪くないでしょう。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★ 下山は特に注意
地形図は「長谷」です。

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