2011年12月10日土曜日

宍粟市養父市朝来市の境界点


市境を歩くことはよくありますが、三つの市が接している点はあまり多くありません。姫路付近で有名なのは、姫路市、宍粟市、神河町の接点となっている三辻山ですが(この命名には異論もあるようですが)、その北には宍粟市、養父市、朝来市の接点となっている山があります。名前は分かりませんが、行ってみました。

姫路からはとても行きにくい場所ですが、まず国道29号線で山崎から一宮を抜け、安積で県道429号線をひた走って、笠杉トンネルの手前の黒原まで行きました。子安地蔵と若一神社の前を通って集落を抜けた付近に車をとめて、歩き始めました。浄水場があって、あとは林道奥山線となります。すぐに舗装は終わりますが、林道は続きます。かなり荒れており、自動車の通行は無理だと思います。この日は前日の雪が積もっており、土はどろどろで歩きにくい道でした。

地形図では破線道が分岐していますが、林道は東側の谷を進みます。周囲はずっと植林です。最終的には標高710m付近まで行って、林道は終わりました。西側の尾根までは標高差も150mほどで、距離は近いのですが、林道の終点の前の植林は勾配がきつそうなので、少し戻って多少は勾配が緩い植林の中を登りました。緩いと言っても急斜面ですが、雪が少し積もっていても登りやすい斜面でした。稜線は養父市と宍粟市の市境で、雪が5cmくらい積もっていました。キツネかタヌキの足跡がついており、それをたどって稜線を北に歩きました。

この付近は尾根も植林の所が多かったと思います。872mピークの北の市境が東に曲がる所には四角い石標がありましたが、三角点ではないようです。徐々に雪が深くなり、944mピーク付近では20cmにもなりました。地形図では破線道がこの近くまで達していますが、ここは植林でした。そして、三市の接する点に出ました。ここは比較的平坦で、三方向に尾根が伸びています。中央には三菱のマークのある標石が立っていました(写真)。この付近の山は、生野の山と同じく三菱の所有地なのかも知れません。

次は宍粟市と朝来市の市境を南に歩きました。雪は相変わらず深く、風が吹くと雪が舞い上がり、吹雪のようになりました。尾根は植林から雑木林に変わりましたが、斜面は植林が続きました。神子畑二等三角点(977.49m)の周囲は木が刈られていますが、展望はありません。一面の雪で、動物の足跡が点々と付いていました。さらに南に歩くと、少しずつ雪が減ってきて、標高が少し下がってきているのが感じられました。そしていきなり目の前が開けて、大段山が見えました。ここは朝来四等三角点(845.56m)のある小ピークですが、南側が伐採されていて、素晴らしい展望でした。残念ながら雪が舞っていて視界が遮られがちでしたが、それでも雪をかぶった山々の美しさは格別でした。

ここからは西に下山しました。この下山は長い道のりですが、おかげであまり急斜面はありません。最初は尾根にネットが二重に張られていますが、大部分は倒れています。雪に埋もれていますが、思わぬ所で足を取られて転びそうになることがありました。そのうちにネットは南に降りていってしまいます。そのあとは、ピンクテープのマーキングに従って下山しました。これは大正解で、途中に何箇所か勾配の緩い尾根に進まずに急斜面を降りる所がありましたが、マーキングは正確に尾根に沿って下山コースに付いていました。雪に埋もれていましたが、植林の作業道を歩いたので楽だったのだと思います。最後は地形図では破線に囲まれている棚田に出てきました。

思いのほか雪が深かったので疲れましたが、歩いていたのは3時間以下でした。姫路からは遠いのですが、夏に歩けば気持ちの良いコースだと思います。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「神子畑」です。

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