2012年2月11日土曜日

西脇馬事公苑を一周


馬事公苑というのは、競馬馬の訓練所のようです。西脇馬事公苑は兵庫県立で、姫路など地方競馬の馬がいるようです。かなり広い施設が谷間(もとは溜池?)に作られており、この周囲を一周しました。

登り口は馬事公苑の北にある「出会いの里」です。これは観光栗園やキャンプ場のあるレクリエーション施設ですが、森の中に道が整備されています。「木谷山不動尊」の標識からちょっと入るとトイレがあり、そこから尾根に登る道が整備されていました。気持よく「里山学習体験の森」を登って「馬事公苑の見える尾根」へ向かいました。「馬が見えたら帰ってきてね!」と標識に書いてあり、行き止まりであることが分かります。しかし木が邪魔で馬事公苑はなかなか見えません。結局遊歩道が終わってシダの中の踏み跡を歩いて登ると、なんとかトラックが少し見える所に出てきましたが、馬はいません。馬が見えないので帰れない、というわけで踏み跡をさらに辿って北西のピークに向かうと、途中で展望の良い所がありました。標高280mくらいだと思いますが、シダの斜面に岩場があって、トラックの半分くらいが見えました。ちょうど馬が一頭走っていました。この日馬が見えたのはこれだけでした。

この先は320m+ピークに上がり、進路を南西に取りました。シダの尾根ですが、踏み跡はしっかりしており、シダは膝くらいです。馬事公苑だけでなく、西側の下野間方面もよく見えて、以前に登った原山やトンガリ山が見えます。もちろん笠形山も見えます。アップダウンを繰り返し、300m+ピークを過ぎるとトラックの全周が見えるようになりました(写真)。南に降りると植林になり、西側に降りられるようでした。その南の280m+ピークはまたシダ藪です。南西に向かって踏み跡があり、こちらに行くと深田四等三角点(276.8m)がありました。周囲はシダと植林です。

三角点から280m+ピークに引き返し、東に尾根を辿りました。踏み跡がやや薄くなりますが、十分に辿れます。この付近からも馬事公苑は見えますが、木が多くて部分的にしか見えません。東に190m+の鞍部まで降りると南側から道が上がってきているようで、ここで南に下山するのが一番安全のようでした。しかし馬事公苑を一周するのが目的だったので、276mピークを目指して登りました。このピークもシダの間に踏み跡がありますが、シダが腰くらいの高さになります。さらに276mピークを過ぎて東の230m+ピークを目指したのですが、こっこの斜面は急で、シダが背を越す高さとなっており、踏み跡もシダが密集していて通れません。結局諦めて南寄りの尾根に乗ると、シダは膝くらいまでで、ゆるやかな斜面に踏み跡がありました。最後はシダの生えた自然林から植林に移って、谷間の道に出てきました。そのまま南に谷を下って破線道に出ました。このあとは合山町を回って「出会いの里」に戻りましたが、谷に降りたところで東に峠を越せば大回りしなくて済んだことを、あとで気付きました。

最後はちょっと欠けましたが、馬事公苑をほぼ一周しました。一番近くから見えるのは西側の山なので、下野間から携帯通信塔経由でここへ登るのが正解と思います。20倍くらいの望遠レンズを持っていれば、馬体のチェックができるかも知れません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「西脇」です。

0 件のコメント: