2012年9月15日土曜日

朝来市田路の西山三角点


朝来市田路の絵本三角点に登った時(2012/08/30)に気になった山です。田路川の北沿いの山としては、一番手前にある低い山ですが、川の上流側の山から見るとひと続きの山並みの先に形よく見えていました。

一番の問題はどこから尾根に登るかですが、あまり先端から登ると戻ってくるのが大変そうですし、途中からだと尾根までが遠くなります。結局、口田路の橋のところに山に入る道を見つけて、そこから登りました。しかし実はこの道は墓に登るためのもので、その先は急斜面の植林となってしまいます。この斜面は足場が悪く、何度も滑りかけました。上を見上げるとネットがあり、真っ直ぐ登るのはやめて東に斜面を斜めに歩き、東にあった尾根にたどり着きました。これも急勾配の尾根で、時々木に掴まりながら真っ直ぐに登り、やっと400m+の主尾根に出ました。

ここからは尾根歩きなので快適でした。この尾根はシダよりもササが多いのですが、背は高くありません。ときどき展望があり、北には竹田城跡が見えました。そのうちに北の婆々山(馬場山?)が見えるようになると登りになりました。この付近は尾根にネットがあります。ここを登り切ると平坦な植林に出ます。いかにも城跡らしい平坦地もありますが、田路城というのはここではなさそうです([1])。植林を気持ちよく登って行くと、お花畑(?)の中に西山三等三角点(666.98m)がありました(写真)。

三角点からはやや急な下りですが、途中で田路川上流側が見えて、これから歩く笠杉山までひと続きの山並みが見て取れました。標高750m付近には倒木地帯があり、その先の690m+鞍部には共同アンテナの残骸がありました。この先は登りですが、720m+の小ピークの先は細い岩場の尾根となっており、ちょっとスリルを味わいました。さらに575mピークへは急勾配の登りとなりますが、岩が多くて足場が良いので意外と楽に登れました。575mピークからは、やや荒れた尾根を西に進みました。3つ目のピーク付近でどう下山するかを検討したのですが、南に伐採されて展望の良い場所がありました。ここからは、トンガリ山まで連なるひと続きの尾根が見えました。しかし南への下山は難しく、結局植林と伐採地の境界を西に歩いて、地形図の破線道の鞍部に出ました。破線道は見当たりません。北側は植林ですが、南は植林と自然林の混ざった急勾配の斜面です。あちこち降りてみて、結局西側に植林の尾根を見つけました(地形図でははっきりしません)。これを降りましたが、結局どこを降りても結果は同じで、植林の谷に出て来ました。湿っぽく、ガレ石の上に倒木と枝が積もった最悪の谷です。悪戦苦闘してしばらく降りると作業道に出て来ました。これを下って行くと、破線道の谷に建設された堰堤に出て来ました。作業道で道に出ることができました。ここは奥田路なので、口田路まで田路川沿いを歩いて帰りました。

登りと下りは大幅に改善の余地がありますが、意外と展望があって尾根そのものは楽しめました。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「但馬新井」です。

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