2013年4月14日日曜日

北から行った寺前の深谷三角点

寺前の北にある深谷三角点へは、2009/05/01に寺前城趾経由で行っています。今回は北から行ってみました。この山並みは、長谷の高峰と繋がっていますが、間の谷には破線道があります。2011/06/04に高峰に登った時に、下山でこの破線道を確認していたので、これを峠まで登って南の尾根に上がることを計画しました。しかし破線道の南にある緩やかな尾根も魅力的だったので、この尾根の先で登り口を探しました。播但線と平行して走る県道404号線を北上すると、三ツ葉部落の北に植林への登り口がありました。ここから作業道を探しながら急斜面の植林を登ると、尾根に出られました。尾根の北側から水を引いて南側に流しているので、どちら側からも探せば尾根に出る道があるはずです。

ここから643mピークまでは長い尾根の登りです。植林を間伐した木が倒れたままですし、枝で地面が埋まっているところも多く、やや足を取られますが問題なく登れました。途中に共同アンテナの残骸がありました。643mピークも植林ですが、気持ちの良い場所です。「活動支援交付金」という杭は何の活動の交付金でしょうか?この付近からは北側の谷越しに南小田1三角点のピークが見えます。谷に向かってはかなり伐採されています。ここからも植林の中をアップダウンし、進路を南に変えていきました。560mピークに移るところは、あまり明確な尾根が無く、適当に斜面を降りる必要がありますが、植林と自然林の境界付近を降りると良いようでした。

さらに気持ち良く尾根を歩くと、関電の赤い「火の用心」がありました。植林の中を東から登ってくる道があるようです。ここからは巡視路を歩きましたが、巡視路は次の570mピークを東側を巻いて行ってしまいます。特にピークに行っても何かがありそうな気はしなかったので、そのまま南に進むと、播磨中央線24鉄塔がありました。展望も良い感じで、周囲の山はだいたい見渡せます。写真は暁晴山方面です。鉄塔から南に歩くと、巡視路は571mピークの北で西側の植林に降りて行っているようでしたが、尾根も多少藪っぽくなるものの問題なく歩けました。藪がひどくなるのは深谷三角点が近づいてきてからで、尾根にネットが現れるととたんに歩きにくくなりました。深谷三等三角点(543.97m)はネット北側の藪の中にあります。

下山はそのまま南東に572mピークまで歩いてもよかったのですが、一気に北側へ降りることを考えました。三角点付近はひどい藪なので北に降りるのは困難でしたが、少し東に行くと自然林になったので、北に斜面を降りました。すぐに周囲は植林になったので、三角点の北東に延びている尾根を探しました。この尾根は植林されておらず、緩やかですが幅は狭く、ツツジが咲いていました。ところどころ踏み跡もあって、意外と楽に降りられました。しばらく降りて行くと、尾根が二つに分かれるところに「之より左 直営林」と掘られた標石がありました。ここは北側の尾根に進み、地形図の墓地を目指しました。どんどん勾配は急になり、木の間隔も狭くなって藪になりました。最後は急斜面の密な藪を注意深く降りて、墓地に出てきました。墓地から害獣避けの扉を通って、県道404号線に出ました。

3時間半はちょっと物足りない山歩きでしたが、途中には気持ちの良い場所がたくさんありました。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「長谷」です。

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