2013年6月22日土曜日

田路から登った朝来市のトンガリ山

朝来市のトンガリ山へは、2010/11/06に栃原川側から登っていますが。今回は田路から登ってみました。林道を使うと楽に登れそうでしたが、あえて長い尾根を辿ってみました。登り口は田路の公民館近くです。細い橋を渡ると林道が谷沿いに西に延びていましたが、登りたい尾根は谷川の北側で、谷川を登るのは難しそうでした。この谷川には橋が架かっているのですが、害獣避けの金網の外です。ややこしいのですが、橋の金網の外側を歩けば尾根に行けそうだったので、ちょっと怖かったのですが橋の欄干の外側を歩いて尾根に辿り着きました。急斜面の植林を登って尾根の上に出ましたが、途中に洞穴があって蓋がしてありました。鉱石を探したのでしょうか?

ひとしきり登って、518m地点で主尾根に出ると、木にワイヤーロープがたくさん巻き付けてあり、かつて木材か何かを下ろしたのかも知れません。尾根の北側が伐採地となりネットもありました。赤白のポールの立っている所が出入り口になっているようでしたが、開いている所があり、鹿が出入りしていました。閉めておこうかと思ったのですが、閉めると伐採地にいる鹿がそれこそ一網打尽になると困ると思って、やめておきました。720m+ピークでさらに別の尾根と合流し、その先も多少藪っぽい所はあるものの歩き易い尾根です。標高800mに近づくと岩が増えますが、その先も細い道がつけられており、行者山の雰囲気です。トンガリ山手前は写真のような岩場となって東側に展望があります。トンガリ山山頂には、林道の作業道を通って西から登りました。辻ケ淵三等三角点(981.43m)があり、ここでも東側の展望があります。

下山はまず2010/11/06に登ってきた尾根を南東に辿り、910m+ピークで北の尾根に曲がりました。良い感じの尾根です。この後は「尾根なり」に降りたのですが、意外と迷う場所が多く、GPSのお世話になりました。地形図では分かりませんが、細い尾根で、岩場もあります。はっきりしない場所もありますが、道が付けられているので歩くには困りませんが、雨の後だったので枯れ葉の下の木の根や岩に足を取られそうになったことが何度かありました。特に730mピークを過ぎて北に向かうと、600m+付近で岩が途切れている場所があります。ほんの2m位の高さで、木もあるので枝にぶら下がって降りられそうでしたが、その勇気が出ず、結局大回りして巻いて進みました。周辺は尾根のどちら側も切り立っており、巻くのも危険でした。

この先も長い尾根歩きで、519mピークを過ぎると北側にネットが現れました。田路側南側の伐採された斜面です。ネット沿いに降りましたが、急勾配で木に掴まりながらでないと降りられません。最後は東側下方に道が見えたので、急斜面の植林を転がり降りました。

5時間ほどの長い尾根歩きでした。雨の後の曇りの日だったので濡れた落ち葉が危険でした。ひどい藪は無いのですが、危険が一杯でした。天気の良い日ならもっと楽しめたと思います。

展望 ★★☆
藪山度 ★★★
地形図は「神子畑」「但馬新井」です。

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