2013年8月31日土曜日

銀山湖の奥から焼山谷三角点

銀山湖の周囲の山は標高が高い割には登りやすく、今年の夏のお気に入りです。今回は銀山湖の奥の山から、焼山谷三角点へ歩いてみました。

生野から銀山湖沿いに国道429号線を東に走り、すが町営キャンプ場へ向かいました。ここは野営公園となっています。ここから林道を東へ歩きましたが、よく整備された道で、道沿いの谷は美しく、気持ちの良い山歩きです。最初の林道分岐には打ち捨てられた軽トラがあり、「森林管理道 菅町線 起点」と書かれた杭が立っていました。延長794mとのことなので、あまり長くありません。ここから更に東に歩くと、次の分岐に出ました。三発の銃弾で撃ちぬかれた「水源かん養保安林」の看板が立っており、この付近はカラトと言うようです。この分岐点から尾根を登りました。最初は植林ですが、すぐに岩場になります。超急勾配の岩場で、道が付けられているようでしたが、立っては登れずに膝と腕を使ってよじ登った箇所もあります。下りには通りたくありません。岩場を登り切ると雑木林となり、そのうち植林となって水色の金網も現れました。最初は金網が邪魔な他はそんなに歩きにくくはありませんが、720mピークは藪で、その先も金網が邪魔なので南側の植林を歩きました。金網がなくなると植林の歩きやすい尾根になりました。地籍調査のピンクテープも増えてきます。藪っぽい尾根が続き、やっと焼山谷三等三角点(806.52m)に着きました。ここには2012/08/18に越知川側から登っています。その時と変わらず周囲は藪ですが、青い荷造り紐に囲まれて誕生日のお祝いのようでした(写真)。

三角点から南に尾根を歩きました。尾根の西側は植林となり、だいぶ歩きやすくなりました。しかし762mピークに登った後、南に降りる所は急勾配の藪で見通しがきかず、迷いました。その先の780m+の幅広いピークまでも急勾配を登りました。この付近は南側が伐採されており、越知川を越して多可の天空の山並みが望めます。ただし伐採地にはネットがあり、草も茂っているので歩きにくくて困りました。747mピークを過ぎて、その南には新田から林道が尾根まで上がってきているはずですが、そこまで行かずに760m+に登った所で北の尾根に向かいました。この尾根も最初は美しい植林です。ときどき雑木林が混ざりますが、道はずっと付けられています。細尾根も歩きやすく、快調に歩けました。尾根の分岐が多いので、方向を確認しながら歩かないと迷います。最後に標高500m付近まで降りると、あとは急斜面の植林となり、木に掴まりながら降りました。小川を渡って、林道に出ました。

全部で4時間半ほどかかりました。最初の登りはやや危険ですし、意外と藪が多くて苦戦した部分もありますが、ほとんどは気持よく歩けました。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「但馬新井」です。

2013年8月27日火曜日

若杉峠から藤無山

きれいな林を歩いてみたくて、宍粟市の山に行くことにしました。実際に歩いたのは養父市との市境の尾根です。ほぼ[1]と同じ道のりです。

国道29号線を北上し、音水湖の北まで行って県道48号線に右折しました。道谷の集落を抜けると、道路の左側に「藤無山登山口」と書かれた杭があり、隣に県道521の標識があります。これが沼谷林道ですが、この付近に車をとめて若杉峠まで歩き、尾根に取り付きました。植林の中を登っていきます。急坂ではありますが、木に掴まらないと登れないというほどではありません。足元は枝打ちで落ちた枝で埋まっていますが、これも問題ありません。ちょっと長い登りですが、気温が低かったので楽に登れて、若杉三等三角点(992.34m)に着きました。ここからはアップダウンの少ない尾根歩きですが、例によってピークからは枝尾根があるので方向を常に確認しなければなりません。そして、890m+の鞍部に降りました。ここは大屋スキー場から道が登ってきています。「藤無山」「道谷方面」という道しるべがあり、ここからは登山コースとなります。よく整備された歩きやすい道です。シダやササも生えていますが、これだけ道が整備されていれば問題になりません。尾根の両側の展望が時々あり、氷ノ山や杉ケ沢高原、鉢伏山がよく見えます。そして、たいした急登もなく、藤無山山頂に着きました。三本杉二等三角点(1139.24m)があり、北側の展望があります。周囲は笹がはびこってきつつあります(写真)。

下山は尾根を戻って、「道谷方面」への分岐がある所に戻り、そちらに降りました。最初は急勾配でトラロープが張ってあります。少し降りると再び「道谷方面」がありますが、そちらには行かずに真っ直ぐ尾根を降りました。気持ちの良い尾根で、足の向くままに歩くと、960m+ピークを過ぎて、歩きやすそうな尾根は北に向かっており、降りて行くと左手に作業道が現れ、それを降りて行くと沼谷林道に出ました。降りた地点はやや北寄りだったので、峠には行き損ないました。あとは林道を歩いて出発点に戻りました。

全行程4時間もかかっておらず、急勾配も無くてちょっと物足りない山歩きでした。若杉峠から藤無山までは直線距離で3kmほどありますが、1139mの山に登るのに標高差は400mというのが楽な原因でしょう。尾根をもっと東まで歩いて、若杉に降りても良かったかもしれません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「戸倉峠」です。

2013年8月17日土曜日

北から登った姫路市北端の関三等三角点

宍粟市一宮の東に岡城川という川があります。これを東にずっと遡って行くと、標高が上がっていき、最後は宍粟市と姫路市の市境の尾根に近づいていきます。この岡城川上流に、一つ北の染河内川からアプローチしてみました。

一宮から坂の辻峠に向かって染河内川沿いに県道8号線を走り、左手に水道施設のある付近で車を止めました。染河内川に金属の橋がかかっており、「滝ケ谷の滝 約1.2KM」と消えかかった字で書いてあります。まずこの橋で川を渡り、ロープの張ってあるところで滝ケ谷(?)を渡って西側の植林に出ました。予定ではここから尾根に登るつもりでしたが、目の前には大きな岩が聳えており、登れそうもありません。いったん谷の東に戻り、また西に今度は丸太が渡してある所で渡りました。ここも岩が聳えていますが。前よりも楽そうなので、ここから登ることにしました。道が付けられているようで、国土調査の赤い杭も打ってあります。しかし木に掴まってよじ登る感じで、足元が割りとしっかりしていたから良かったものの、危険が一杯でした。

岩を登ってしまうと植林になり、楽な山登りとなりました。そしてすぐに林道の終点に出てきました。この林道は崩落がひどいのですが、歩くには不自由ありません。735mピークをぐるっと巻いて、南側をちょっと下ると地形図の岡城川沿いの林道に出ました(県道430号線?)。これは未舗装ですが良い道です。周囲は高原の雰囲気で、植林もきれいです。林道を歩いて884mピークへの破線道を探しました。地形図では林道に降りてきた地点から東に破線道がありますが、これは見つかりません。ぐるっと林道を歩いて、姫路市と宍粟市の境界の尾根と平行に東へ歩きました。地形図で破線道が南に伸びている場所は実際には岩盤で、道はありません。この先も、腐った木のはしごがいくつかあるだけで、登れそうなことろはありません。山側が崩落している場所が多く、四駆でないと走れないでしょう。884mピークから北東に伸びた尾根の先のところには林道に金属のゲートが有ります。これは開いていました。ここにコンクリートの階段があり、関電の赤い「火の用心」が立っていました。ここから巡視路で尾根に上がりました。この巡視路はよく整備されており、黒いプラ階段で茂みの中を登って行くと、巨大な播磨北線17鉄塔がありました。さらに巡視路を登ると。884mピークに出てきました。ここへは2009/11/21に来ましたが、前より木が茂ったような気がしますが、ちょっと展望があります。

884mピークからは西に向かって尾根を歩きました。2009/11/21にも逆方向に歩いていますが、あまり障害物のない尾根です。小さなアップダウンがいくつかあって、播磨北線14鉄塔に出ました。足元には金属製の三角点があります。この先も尾根に巡視路が続き、次は13鉄塔、そして12鉄塔です。「火の用心」に書いてある番号は古いものらしく、91とか92になっています。尾根からは北側の展望があり、北側の谷に広い伐採地があることが分かります。次の関四等三角点(846.69m)は石の標石です。さらに市境を西に歩きました。この付近に「境伊和神社」と書かれた標石があり、ここが伊和神社の社領だということが分かります(写真)。次の800m+ピークは倒木が多く、830mピークでは巡視路は北側を巻いて北に曲がり、播磨北線9鉄塔に出ました。その北の鞍部付近でそろそろ尾根から降りたいと思って東側を見ると、植林のすぐ下に林道が見えたので、ここへ降りました。ここで悩んだんのが、この林道をどっち方向に歩いたら谷あいの林道に戻れるかなのですが、結局北ではなく東へ歩き始めました。この林道は長いもので、斜面をほぼ同じくらいの標高を保って進んでいきます。山側谷側ともに崩落しているところもが多く、車での走行は無理ですし、一箇所明らかに意図的に道に土が盛られている場所があって、車は通れません。あまりに長いので途中で北向きの道を選び、岡城川沿いの道に出てきました。後でGoogle Mapを見たところ、これが正解のようでした。

ここからは下山なのですが、最初に登ってきた尾根の付近は北側があまりに急なので避けることにしました。そうなると林道を再び東に歩いて、三辻峠の下のあたりで北へ降りるしかありません。最初は雰囲気の良い高原の林道です。標高が700m近いので風も涼しく、木陰は気分よく歩けました。そして最初に染河内川から登って出てきた地点からしばらくは同じルートを歩き、扉の所からさらに東へと歩きました。この付近ではこの林道は荒れ気味で、一箇所自動車通行不能部分がありました。「ニッセイ一宮の森」の看板もあります。姫路市最高峰の977mピークがずっと見えていました。その下付近には、三辻山登山口がありました。ここまで車で来れるのだろうと歩いて行くと、また金属製のゲートが有りました。こちらは閉まっていましたが、手で開けられるようでした。

このゲートの所に木の道標が立っていました。字は消えて読めなかったのですが、下山方向に矢印があったので、ここから降りることにしました。ネット沿いの道で、ピンクテープのマーキングがあるのですが、徐々に藪になり、ネット沿いも歩きにくくなりました。750m+の細長い藪のピークを西に進み、さらに藪を北に降りましたが、この付近ではここを降りたのは失敗だったと感じていました。しかし藪を少し下ると仙道があり、ピンクテープのマーキングが続いています。この仙道は真っ直ぐには下って行きません。斜面を横切って行き、時々ジグザグに植林を降りていきます。谷に来ると倒木が多く道が見えなくなりますが、谷を渡るとピンクテープが見つかりました。結局最後までこの道で下山し、登りはじめに渡った金属の橋に出てきました。この下山ルートは2009/10/31の逆コースですが、その時にはこの道は見つけられなかったようです。

最初と最後以外は林道と巡視路を歩いていたのですが、標高が高いので風が涼しく、気持ち良い山歩きでした。ただ、標高が高いとはいえ真夏の炎天下なので、5時間半はいささか疲れました。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「長谷」です。

2013年8月13日火曜日

奥海の郷鴫山

先週(2013/08/10)には高鉢山に登ったので、今回はその西の郷鴫山に登りました。ちょうど頂上の南を送電線が東西に走っており、その巡視路を使おうと思っていましたが、巡視路を探しながら奥土居から北に県道556号線(林道本谷線)を走ると、林道を見つけました。少し北に行き過ぎている感じはしましたが、これを登りました。

この林道は郷鴫山の東の谷沿いに登っていきます。谷は倒木で荒れています。真っ直ぐ谷を登りつめると北側の斜面をジグザグに登って行き、最後は山頂から200mほどの地点で終わっていました。その先は山頂まで伐採地が広がっています。急斜面の伐採地を登るのは酷暑の日には無理なので、右手の谷沿いに登り、さらに右手の尾根に上がりました。この尾根は勾配は緩やかですが倒木と草が多く、歩くのは大変でした。伐採地と大差ありません。そして760m+の主尾根に着くと、南に山頂を目指しました。途中は多くの場所で東側が伐採されており、ネットが張られています。ネットの西側には倒木が打ち捨てられており歩きにくいのですが、東側は背の高いススキが生えています。どちらを歩いても楽ではありません。最後は伐採地側を歩きましたが、幸いに山頂近くではネットが倒れている場所があり、頂上に出られました。山頂も荒れていますが、日名倉山が正面に見えて、展望は良好です。奥海三等三角点(784.04m)は木の下に隠れていました。

山頂で休憩してから尾根を北に戻りました。伐採地の上では伐採地なりの歩きにくさですが、それ以外のところでも倒木が多く、シダやススキが育っており、歩きにくい尾根です。倒木は伐採ではなく風で倒れたものです。多少の風はあっても気温は高く、疲れる尾根歩きでした。日名倉山が少しずつ近づいてくるのでそれを眺めるのが息抜きとなりました。写真は789mピークの北から見た日名倉山です。ここも東側は伐採地です。ベルピールの鐘のある建物が見えていますが、じっさい鐘の音が時々きこえてきました。

県境の尾根に出る手前には、広々して少し気持ちの良い場所がありますが、県境の789mピークに登るとここも倒木だらけでした。県境の杭が尾根にありそうなものですが、倒木ばかりで見当たりません。北に尾根を歩きましたが、倒木とシダで埋まっており、尾根から降りなければ歩けない場所がたくさんありました。たまに植林もありますが、ここも倒木だらけです。杉ノ奥四等三角点(823.97m)は奇跡的に倒木のない植林の端に位置しており、無傷でした。その東の810m+ピークにはシダの中に共同アンテナの残骸が立っていますが、北側に展望があります。後山、船木山、鍋ケ谷山、駒の尾山と連なる山並みが正面に見えます。その先はまた藪ですが、819mピークは落ち葉で埋まっています。ここからはピンクのマーキングがあり、倒木も切ってあるので楽に歩けるようになりました。シダの間の道を降りて行くと、日名倉山が目の前に迫ってきます。最後は植林を抜けると林道の終点に出たので、林道で県道556号線に降りました。

宍粟と比べると作用の山の荒れ方には驚かされます。3時間半ほどの藪山歩きでしたが、暑い夏の日はこれくらいにしないと熱中症になりそうです。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「千種」です。

2013年8月10日土曜日

奥海の高鉢山

日名倉山の南西に奧海(おねみ)という地名があります。奧海越で千種から佐用川上流に出られることから分かるように、佐用川の最上流に位置しますが、地形図を見るとここに高鉢山という山があります。この山を経由して千種町との境界の尾根まで行ってみることにしました。

奧海の下村集落から桑口橋を渡ると左手にイノシシ捕獲用の檻があり、そこから道が山の中腹の墓地へ通じています。ここには江戸時代の墓石もあります。そして植林の中を登って行きました。多少の藪はありますが、高鉢山まで猛暑の中1時間弱で登りました。安井三等三角点(614.05m)があります(写真)。共同アンテナの残骸もあります。

ここからはひたすら東に向かって登ればよいのですが、荒れた尾根です。倒木が多く、切ってあっても乱切り状態で切ったままです。倒木の間には背の高い草こそありませんが、シダやアシビなどが生えており、地面の見えない場所がかなりあります。高鉢山のすぐ東の標高620m+程度の尾根はそんな状態で木がありませんから、北向きに展望があります。しかし木が生えていないので日差しも強く、足早に通り抜けようとしましたが、倒木でそうもいきません。北側斜面は木の生えていない所が多いのですが、伐採したと言うより風で倒れたように見えます。尾根が植林になるとほっとしますが、植林も間伐材が倒れたままで、枝もあって歩き易くはありません。まともな植林歩きになったのは、主尾根の手前標高800m付近からでした。登り初めてほぼ3時間かかっていました。

ここからは主尾根を南下しましたが、この尾根も決して美しい植林ばかりではなく、場所によっては藪になります。特に825mピークから南に降りた付近は西側斜面が伐採されており、尾根にはネットが張られています。背の高い草や灌木が生えていて、非常に歩きにくくなっていました。夏の日差しの中、背より高い草をかき分けて植林を抜け、ヒカゲノカズラの群生地を抜け、768mピークを越すと、地形図で破線道が尾根をよぎっている地点に出ました。探すと消えかけた道があります。本当はここから更に桑村の南の尾根も歩きたかったのですが、午後になって雷も鳴り始めたので下山することにしました。西に向かう道は破線道とは明らかに違っていて、尾根の南側に付けられています。谷を見下ろして道がないか探したのですが、倒木の多い谷で降りる気にはなりませんでした。そのまま尾根を下っていくと、少し窪んだ道が現れました。まっすぐ尾根を降りることも可能でしたが、この道で破線道に出られることを期待して、消えかかった道を辿りました。結局最後は伐採地に出てしまったので、伐採地と林の境界付近を真っ直ぐに降りて谷に出ると、道がありました。これが地形図の破線道で、確かにもう少し谷の奧に延びていました。後は林道を降りて行きましたが、地形図に描いてある畑は石積みのある段々畑の跡です。少し降りると橋を架け直す工事をしていて、さらに下ると桑村では護岸工事をしていました。

暑さと藪で消耗気味の5時間でした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「千種」です。

2013年8月8日木曜日

銀山湖から青草川

銀山湖沿いに国道429号線を東に走ると、最後は橋を渡って市川沿いに黒川の方に国道は左折しますが、ここを右折すると菅町川の方に行くことになります。すぐに三叉路があり、左手はの野営広場、右手は菅町橋ですが、ここに右向きに「青草」という道標が立っています。青草という地名は地形図に無く、どこのことかと思っていたら、[1]に白口方面へ向かう川が青草川とのことなので、この川沿いを歩いてみることにしました。

菅町橋を渡って周回道路を走ると、青草橋がかかっています。これは青草谷川だそうで、青草川の入り口です。未舗装ですが良い道です。しばらく行くと「林道青草線」という杭が倒れていました。ここからさらに林道を歩きましたが、川にかかっている橋の欄干が壊れているのが気になりました。金属パイプですが、流木に破壊されたとしか思えません。そして分岐があって「森林管理道 青草線 起点」と書いてあります。ここからが本格的に(?)青草川となります。しばらく歩きやすい林道が続きます。途中に軽が3台とまっていました。さらに歩くと草が増えて、道が8割がた崩落している地点もあります。雨が降ると林道が部分的に川になるようで、水が谷に流れ落ちる場所が崩落したようです。林道の終点には「森林管理道 青草線 終点 延長L=1,080m 幅員W=3.0m」と書かれた杭が立っていました。この地点は地形図の林道終点よりも少し先で、谷が3つに分かれているところです。峠に向かうには素直に中央の谷の右側を歩けばよいのですが、他に付近では道が消えかかっていて迷いました。この道は仙道というか作業道のようなものですが、しっかりしたもので、斜面をジグザグに登って峠に着きました。峠から青草川の方へ降りるなら迷うことはないと思います。

ここは白口から上生野に抜ける道ですが、石仏はありません。ひょっとすると下の村に降ろされて祀られているのかも知れません。北側も南側も植林ですが、南側は枝打ちはされているものの細く背の高い木が多く、間伐が行われていないようです。ここからは植林の中を歩いて尾根を登り、東へ歩いて作畑四等三角点(682.00m)に行きました。さらに東に歩くと尾根は植林の並木道となり、極楽気分となります(写真)。この道は地形図で破線道が南に降りるところまで続き、その先の713mピークまでは倒木があったり草が茂っていたりはしますが、その先はほとんど植林の歩きやすい尾根です。そして黒尾三等三角点(805.57m)まで来ました。この東は新しい地形図では新田から林道が上がってきていますし、それが尾根を越して北まで繋がっていれば菅町川に降りられます。それではちょっと楽すぎるので(ここまで登り始めて2時間でした)、尾根を戻って青草川方面に降りることにしました。

美しい植林を戻って、713mピークの西で破線道が北に降りている所から降り始めました。この破線道は尾根を通っているので間違いが無さそうだと思ったのですが、じっさい道ははっきりしていました。標高600m付近まで降りて、さらに急な尾根を下る付近で左手下に林道が見えたので、そこに降りました。草の生えていない新しい林道で、ぐるっと尾根を巻いて谷に出ました。破線道の道はこの付近では確認できず、かなりの急斜面なので林道がないと降りるのは大変だっただろうと思います。谷に降りれば古い林道があり、青草橋まで戻りました。

高い木の多い植林ばかりで、天気が悪いと暗くてジメジメした感じかも知れませんが、暑い夏の日は強い日差しを防いでくれますし、尾根では涼しい風も吹いて快適でした。ところで青草山はどこでしょうか?

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「但馬新井」「生野」です。

2013年8月6日火曜日

鳥羽から登る鳴尾山

多可町の杉原川東側の山並みは、南から篠ヶ峰、竜ヶ岳ときて、次は鳴尾山となります。鳴尾山と峠3つに行ってみました。西脇の鳴尾山とは違います。

道の駅に車をとめて、鳥羽(「とば」ではなく「とりま」)を抜けて林道の扉を開けて少し行くと、竜ヶ岳への標識があります。ここからひたすら林道を登ると、「造林以外の車は通行止め」のお断りのカーブ(地形図では林道終点)の右手に「竜ヶ岳登山口」の標識がありました。問題はこの標識が藪に囲まれた木に付いていることで、周囲を調べても道が見つかりません。もう少し下調べをしてくればよかったのですが([1][2])、とにかく尾根まで標高差100mを登ればいいので、右手の尾根を登りました。非常に急勾配の植林ですが足元はしっかりしており、木に掴まれば登れました。しかしもう少しまじめに道を探せばよかったと思います。

尾根に出て、少し下ると鳥羽坂です。文化7年(200年前!)の坂道供養塔のお地蔵様が迎えてくれます。200年間雨ざらしだったとは思えないお姿です。そして鳴尾山へはまず急な尾根を登り、699m付近まで来ると楽になりました。あとは軽快に尾根を歩いて鳴尾山山頂に出ました。三方三等三角点(753.17m)がありますが、植林の平らな尾根にあるので山頂という感じはしません。展望もありません。ここからは北に降りますが、三角点すぐ手前に黄色い杭の並んだ切り開きの斜面があったのでそこを降りました。このプラスチックの杭は葛野管理組合のものですが、この斜面は町界ではなく、少し降りてから間違いに気がついて斜面をトラバースをして正しい道に戻りました。これも急ですが、頭の赤い多可町の杭が多可町と氷上町の境界を示しています。このへんから現れる「境」の字の標石は巨大です。

植林や自然林の中をアップダウンしながら降りて行くと、金属プレートの三ツヶ谷四等三角点(586.65m)がありました。そして急坂を降りると舟坂峠です。ここにも祠に収められた石仏があります。赤ん坊を抱いていて曰く有りげなのですが、碑文がよく読めません。碩学の方に解読していただきたいと思います。山寄上方向には道がありました。ここからさらに北に坂を登りました。植林とアセビの尾根です。この付近は西側に尾根近くまで林道が作られ、木材の切り出しの真っ最中でした。全部を伐採するのではないようです。登りつめると、これも金属プレートの山寄上山四等三角点(667.05m)と共同アンテナの残骸がありました。

ここからは植林を抜けて450m+まで行って、北に降りました。ここはマーキングがあるので分かりました。その後も尾根は真っ直ぐ行かずに左に右にと曲がるのですが、マーキングや多可町の杭のお陰で迷わずに降りられました。そして最後は急斜面の植林を降りて播州峠に降り立ちました。現在は車両は入れません。峠には祠があるのですが肝心の石仏がありません。南に歩いて播州トンネルの出口まで来ると、石仏がありました。これがかつては峠にあったのでしょうか?あとは1時間近くかけて道の駅まで戻りました。

迷わず歩けば鳴尾山へは2時間弱で登れると思います。山頂巡りもいいのですが、峠を巡るのもいいですね。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「大名草」です。

2013年8月3日土曜日

銀山湖東の芦谷三角点

暑い夏は高い山に登って涼むのが一番です。しかし高い山に低いところから登るのは、標高差が大きくて大変です。そこで標高の高いところから登ろうと思って、標高の高いところを走っている道路を調べていたら、生野の銀山湖は標高400m付近にあることが分かりました。この付近の道路から登れば、700m級の山でも書写山並に登れるはずです。ということで、銀山湖の東側にある芦谷三角点に行ってみることにしました。

酷道として有名な国道429号線で銀山湖を抜けて市川の上流へと向かいました。魚ヶ滝は賑わっているので通りすぎて、その北に車をとめました。国道を北に歩くと、登りやすそうな尾根が目に入りました。急勾配ですが、土が意外としっかりしており、木に掴まりながら登っていきました。周囲は若い植林です。20分弱ほど真っ直ぐに登ると、ネットがありました。地籍調査のピンクテープが下がっています。ここからはネット沿いに尾根を登りました。このネットは途中から丈夫なものになり、プラスチックのネット2枚に金属ネットの3枚構成です。倒れている箇所は少なく、出入り口も見当たらないので、下手をすると出られなくなります。常に両側とも植林という訳ではなく、自然林もあります。地籍調査のテープは最初は北側(東側)に下がっているのですが、気が付くと南側に移っていました。確かにそこは北側にネットがひとつ倒れていて歩きにくく、南側を歩くのが正解です。そしてテープが再び東側に戻ると、720m+の主尾根に出ました。

主尾根でネットは西に曲がっていますから、ネットの東側を歩いて主尾根に出るのが正解だったようです。西に歩くとネットは北の谷に降りて行ってしまいます。芦谷三等三角点(732.24m)の周囲は伐採されていますが、展望はありません。この付近の杭には「白川」と書いてあります。ここから更に西に歩き、735m地点まで行きました。ここには共同アンテナの残骸がありました。最初はここから魚ヶ滝に降りるつもりだったのですが、歩き始めて2時間ほどで物足りなかったので、来た道を戻りました。30分で三角点に戻り、更に東へ尾根を歩きました。さっき通った720m+ピークを過ぎると730m+ピークがあります。この付近から周囲は美しい植林になりました(写真)。標高690m付近で尾根が東と北に分かれる所は、荷造り紐で囲ってありました。中央の枯れ木にも紐が巻いてありましたが、何でしょうか?この付近の植林は背が高く枝打ちされているため、見通しが利きます。北側の谷(榊谷)に向かって尾根がたくさん伸びており、どれも美しく植林されているのでそっちに行きたくなりますが、主尾根を歩き続けました。698mピークが近づくと美しい植林は終わりですが、尾根は歩き易いままです。再び植林になり、677mピークを過ぎて植林を降りていきますが、この付近は地形図で見るより複雑な地形で、尾根は細く谷は深く、楽しく歩けました。

最後は565mピークから西に降りました。真っ直ぐ北に行っても降りられると思いますが、尾根の方が安全です。この尾根は幅広くなだらかで、木の間隔も広いので気持ちの良い場所ですが、尾根を見失いそうになりました。正しく尾根を見つけて植林の中を降りると、最後はやや急勾配となって国道429号線に降りられました。この下山は大正解ですし、この尾根は登りにも使えそうです。目の前の廃墟は「土田商店黒川寮」だそうです。

ほぼ4時間でした。ほとんどは地籍調査のピンクテープと青い頭の国土調査の杭をたどって歩いていたような気がします。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「但馬新井」「大名草」です。