2013年8月13日火曜日

奥海の郷鴫山

先週(2013/08/10)には高鉢山に登ったので、今回はその西の郷鴫山に登りました。ちょうど頂上の南を送電線が東西に走っており、その巡視路を使おうと思っていましたが、巡視路を探しながら奥土居から北に県道556号線(林道本谷線)を走ると、林道を見つけました。少し北に行き過ぎている感じはしましたが、これを登りました。

この林道は郷鴫山の東の谷沿いに登っていきます。谷は倒木で荒れています。真っ直ぐ谷を登りつめると北側の斜面をジグザグに登って行き、最後は山頂から200mほどの地点で終わっていました。その先は山頂まで伐採地が広がっています。急斜面の伐採地を登るのは酷暑の日には無理なので、右手の谷沿いに登り、さらに右手の尾根に上がりました。この尾根は勾配は緩やかですが倒木と草が多く、歩くのは大変でした。伐採地と大差ありません。そして760m+の主尾根に着くと、南に山頂を目指しました。途中は多くの場所で東側が伐採されており、ネットが張られています。ネットの西側には倒木が打ち捨てられており歩きにくいのですが、東側は背の高いススキが生えています。どちらを歩いても楽ではありません。最後は伐採地側を歩きましたが、幸いに山頂近くではネットが倒れている場所があり、頂上に出られました。山頂も荒れていますが、日名倉山が正面に見えて、展望は良好です。奥海三等三角点(784.04m)は木の下に隠れていました。

山頂で休憩してから尾根を北に戻りました。伐採地の上では伐採地なりの歩きにくさですが、それ以外のところでも倒木が多く、シダやススキが育っており、歩きにくい尾根です。倒木は伐採ではなく風で倒れたものです。多少の風はあっても気温は高く、疲れる尾根歩きでした。日名倉山が少しずつ近づいてくるのでそれを眺めるのが息抜きとなりました。写真は789mピークの北から見た日名倉山です。ここも東側は伐採地です。ベルピールの鐘のある建物が見えていますが、じっさい鐘の音が時々きこえてきました。

県境の尾根に出る手前には、広々して少し気持ちの良い場所がありますが、県境の789mピークに登るとここも倒木だらけでした。県境の杭が尾根にありそうなものですが、倒木ばかりで見当たりません。北に尾根を歩きましたが、倒木とシダで埋まっており、尾根から降りなければ歩けない場所がたくさんありました。たまに植林もありますが、ここも倒木だらけです。杉ノ奥四等三角点(823.97m)は奇跡的に倒木のない植林の端に位置しており、無傷でした。その東の810m+ピークにはシダの中に共同アンテナの残骸が立っていますが、北側に展望があります。後山、船木山、鍋ケ谷山、駒の尾山と連なる山並みが正面に見えます。その先はまた藪ですが、819mピークは落ち葉で埋まっています。ここからはピンクのマーキングがあり、倒木も切ってあるので楽に歩けるようになりました。シダの間の道を降りて行くと、日名倉山が目の前に迫ってきます。最後は植林を抜けると林道の終点に出たので、林道で県道556号線に降りました。

宍粟と比べると作用の山の荒れ方には驚かされます。3時間半ほどの藪山歩きでしたが、暑い夏の日はこれくらいにしないと熱中症になりそうです。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「千種」です。

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