2013年8月31日土曜日

銀山湖の奥から焼山谷三角点

銀山湖の周囲の山は標高が高い割には登りやすく、今年の夏のお気に入りです。今回は銀山湖の奥の山から、焼山谷三角点へ歩いてみました。

生野から銀山湖沿いに国道429号線を東に走り、すが町営キャンプ場へ向かいました。ここは野営公園となっています。ここから林道を東へ歩きましたが、よく整備された道で、道沿いの谷は美しく、気持ちの良い山歩きです。最初の林道分岐には打ち捨てられた軽トラがあり、「森林管理道 菅町線 起点」と書かれた杭が立っていました。延長794mとのことなので、あまり長くありません。ここから更に東に歩くと、次の分岐に出ました。三発の銃弾で撃ちぬかれた「水源かん養保安林」の看板が立っており、この付近はカラトと言うようです。この分岐点から尾根を登りました。最初は植林ですが、すぐに岩場になります。超急勾配の岩場で、道が付けられているようでしたが、立っては登れずに膝と腕を使ってよじ登った箇所もあります。下りには通りたくありません。岩場を登り切ると雑木林となり、そのうち植林となって水色の金網も現れました。最初は金網が邪魔な他はそんなに歩きにくくはありませんが、720mピークは藪で、その先も金網が邪魔なので南側の植林を歩きました。金網がなくなると植林の歩きやすい尾根になりました。地籍調査のピンクテープも増えてきます。藪っぽい尾根が続き、やっと焼山谷三等三角点(806.52m)に着きました。ここには2012/08/18に越知川側から登っています。その時と変わらず周囲は藪ですが、青い荷造り紐に囲まれて誕生日のお祝いのようでした(写真)。

三角点から南に尾根を歩きました。尾根の西側は植林となり、だいぶ歩きやすくなりました。しかし762mピークに登った後、南に降りる所は急勾配の藪で見通しがきかず、迷いました。その先の780m+の幅広いピークまでも急勾配を登りました。この付近は南側が伐採されており、越知川を越して多可の天空の山並みが望めます。ただし伐採地にはネットがあり、草も茂っているので歩きにくくて困りました。747mピークを過ぎて、その南には新田から林道が尾根まで上がってきているはずですが、そこまで行かずに760m+に登った所で北の尾根に向かいました。この尾根も最初は美しい植林です。ときどき雑木林が混ざりますが、道はずっと付けられています。細尾根も歩きやすく、快調に歩けました。尾根の分岐が多いので、方向を確認しながら歩かないと迷います。最後に標高500m付近まで降りると、あとは急斜面の植林となり、木に掴まりながら降りました。小川を渡って、林道に出ました。

全部で4時間半ほどかかりました。最初の登りはやや危険ですし、意外と藪が多くて苦戦した部分もありますが、ほとんどは気持よく歩けました。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「但馬新井」です。

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