2013年8月8日木曜日

銀山湖から青草川

銀山湖沿いに国道429号線を東に走ると、最後は橋を渡って市川沿いに黒川の方に国道は左折しますが、ここを右折すると菅町川の方に行くことになります。すぐに三叉路があり、左手はの野営広場、右手は菅町橋ですが、ここに右向きに「青草」という道標が立っています。青草という地名は地形図に無く、どこのことかと思っていたら、[1]に白口方面へ向かう川が青草川とのことなので、この川沿いを歩いてみることにしました。

菅町橋を渡って周回道路を走ると、青草橋がかかっています。これは青草谷川だそうで、青草川の入り口です。未舗装ですが良い道です。しばらく行くと「林道青草線」という杭が倒れていました。ここからさらに林道を歩きましたが、川にかかっている橋の欄干が壊れているのが気になりました。金属パイプですが、流木に破壊されたとしか思えません。そして分岐があって「森林管理道 青草線 起点」と書いてあります。ここからが本格的に(?)青草川となります。しばらく歩きやすい林道が続きます。途中に軽が3台とまっていました。さらに歩くと草が増えて、道が8割がた崩落している地点もあります。雨が降ると林道が部分的に川になるようで、水が谷に流れ落ちる場所が崩落したようです。林道の終点には「森林管理道 青草線 終点 延長L=1,080m 幅員W=3.0m」と書かれた杭が立っていました。この地点は地形図の林道終点よりも少し先で、谷が3つに分かれているところです。峠に向かうには素直に中央の谷の右側を歩けばよいのですが、他に付近では道が消えかかっていて迷いました。この道は仙道というか作業道のようなものですが、しっかりしたもので、斜面をジグザグに登って峠に着きました。峠から青草川の方へ降りるなら迷うことはないと思います。

ここは白口から上生野に抜ける道ですが、石仏はありません。ひょっとすると下の村に降ろされて祀られているのかも知れません。北側も南側も植林ですが、南側は枝打ちはされているものの細く背の高い木が多く、間伐が行われていないようです。ここからは植林の中を歩いて尾根を登り、東へ歩いて作畑四等三角点(682.00m)に行きました。さらに東に歩くと尾根は植林の並木道となり、極楽気分となります(写真)。この道は地形図で破線道が南に降りるところまで続き、その先の713mピークまでは倒木があったり草が茂っていたりはしますが、その先はほとんど植林の歩きやすい尾根です。そして黒尾三等三角点(805.57m)まで来ました。この東は新しい地形図では新田から林道が上がってきていますし、それが尾根を越して北まで繋がっていれば菅町川に降りられます。それではちょっと楽すぎるので(ここまで登り始めて2時間でした)、尾根を戻って青草川方面に降りることにしました。

美しい植林を戻って、713mピークの西で破線道が北に降りている所から降り始めました。この破線道は尾根を通っているので間違いが無さそうだと思ったのですが、じっさい道ははっきりしていました。標高600m付近まで降りて、さらに急な尾根を下る付近で左手下に林道が見えたので、そこに降りました。草の生えていない新しい林道で、ぐるっと尾根を巻いて谷に出ました。破線道の道はこの付近では確認できず、かなりの急斜面なので林道がないと降りるのは大変だっただろうと思います。谷に降りれば古い林道があり、青草橋まで戻りました。

高い木の多い植林ばかりで、天気が悪いと暗くてジメジメした感じかも知れませんが、暑い夏の日は強い日差しを防いでくれますし、尾根では涼しい風も吹いて快適でした。ところで青草山はどこでしょうか?

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「但馬新井」「生野」です。

0 件のコメント: