2013年9月21日土曜日

西から登る長水山

山崎の長水山にはいくつかの登山路があり、東に伸びる長い尾根はハイキングに最適です。この山に、西側から登ってみました。登り口は山崎町上牧谷付近のガソリンスタンドの東にある墓地です。前に広い空き地があるので車をとめ、墓地の裏手に入りました。谷の奥に入る道がありますが荒れているので、すぐに左手の斜面を登りました。作業道があって、割と楽に登れました。尾根は藪ですが、枝をのけながらなら歩けます。しばらく急勾配の尾根を登ると主尾根に出てなだらかになりましたが、藪には違いありません。この後はずっと藪の尾根を歩きました。たまに下りもありますが、上りが続きます。シダが茂っている所もありますが、ほとんどは自然林で、倒木もありますが避けたりよじ登ったりできました。たまに木の間から伊沢川上流方面や水剣山が見えます。

かなり登って340m+ピークには共同アンテナの残骸がありました。何箇所かやや急勾配がありますが、標高500m付近で頂上に近づく付近が急斜面で、それを登ると平坦な尾根に出ました。長水城の名残でもないかと思っていたら、空っぽの小さな神社がありました(写真)。ここから頂上に登る所が急勾配なのですが、草が茂っており倒木もあって、道が完全に塞がっています。イバラも多いので東側に少し巻いて登ったのですが、こちらも倒木地帯です。なんとか抜けだしたと思ったら目の前は人家で、ネットを潜って庭を通ることも出来ましたが、それは避けてさらに倒木の多い急斜面を登って、信徳寺に出ました。蔦沢2三等三角点(584.38m)は寺の裏側にあります。国土地理院のホームページに現況状態「柱石き損」となっていますが、じっさいコンクリートで補強したように見えます。

下山は寺から南西に伸びる尾根にしました。寺の南側は展望地でベンチもいくつかありますが、その先に下山道を見つけました。これはとても急な道で、落城した時にお姫様が脱出に使うところを想像しました。しかしピンクのマーキングもあって、道がちゃんとあります。それでも倒木も多く、荒れ気味です。標高400mを切る付近からはロープが張ってあり、ここは松茸山のようです。おかげで道があるのかもしれませんが、382mピークを過ぎて西に尾根を曲がる付近からは藪山度が増していきます。310m+ピーク付近から西は倒木も多く、歩ける場所を探しながら降りて行きました。この付近ではマーキングも道も消え失せて、惨憺たる状況でした。最後は人家に出ないように西の谷に向かって斜面を降りました。川を渡ると道があり、大谷第一加圧ポンプ場の隣に出ました。

3時間半ほどの軽い山登りでした。この標高だと藪っぽいのは避けられません。夏に半袖で歩くには向かない山です。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「山崎」です。

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