2013年12月28日土曜日

庵の大河内三角点

佐用の北に平福という宿場町があり、山の上には利神城がありますが、その北側の山を歩きました。平福の道の駅から庵川の方向に少し歩くと素盞鳴神社があります。大きなアベマキで有名のようですが、その神社の裏から尾根を登りました。急な尾根ですが、ところどころに空っぽの祠があり、かつては石仏が置かれていたのかも知れません。ひとしきり登ると平地があり、神社の跡がありました(写真)。建物は屋根の残骸だけですが、安永4年の石灯籠と、石の祠がありました。祠の中は恐れ多いので覗きませんでした。西から道が登ってきているようです。

この先は比較的平らな尾根ですが、たまに登りもあります。倒木が邪魔な程度で、障害物はありません。350m+ピーク付近には共同アンテナの残骸がありました。さらに北に歩くと、「入山禁止」の札があり、例によって荷造り用のビニール紐が張られています。松茸の季節ではないので無視して入り込んで、大河内四等三角点(387.80m)に行きました。ここは眺めが良く、利神城や天文台、行者山が木の枝の間から見えました。この先しばらくは荷造り紐の回廊を歩きますが、それが無くなると倒木が増えてきます。430m+ピーク付近からは尾根にネットが張ってあり、とても歩きにくくなりました。尾根が東に折れると少し楽になり、この後は大きな障害物は無くなりました。

軽快とは言えませんが、あまり苦労せずに尾根を南向きに曲がりました。418mピークも特筆することはありませんが、こちら側の尾根は時々岩もあります。330m+ピーク付近には突然鉄条網があってビビりました。庵に近づくと、「小和田集落」「吾勝速日神社」という道標がありました。小和田集落方面は尾根の先の眺めの良い方向でしたが、道がよく分からなかったので神社の方へ降りました。こちらの道もすぐに分からなくなりましたが、広い尾根を降りて無事に庵に出られました。降りた所にあった案内板では、道があることになっています。

庵から平福までは歩いて戻ったので、4時間以上かかりました。歩きやすい尾根だと思います。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「佐用」「土万」です。

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