2014年5月4日日曜日

石龕寺西側の尾根

先週石龕寺の東側の尾根を歩きましたが、今回は西側を歩いてみました。井原の北の丘に神社(稲荷)があり、その裏の金網の扉から山に入りました。植林ですが上の方は急斜面の藪なので、作業道を見つけて西にトラバースして、傾斜の緩やかな付近から尾根に登りました。登ってみると典型的な藪山で、シダが邪魔な程度でした。地形図ではこの尾根には岩場がいくつも尾根上に描かれていますが、この尾根の岩は風化しており、むしろ歩き易く、西向きには展望もあります。

325mピークを過ぎたあたりからは道も作られていますが、ピークは巻いて行くことが多いようでした。ピークに登ってもシダ藪があるだけなことが多いので、巻いて行くのは正解ですが、その道も古くて通れなくなっている箇所が多数ありました。426mピークの手前あたりからは、山南町和田方面が見渡せます(写真)。439mピークを過ぎると、次のピークで関電の巡視路と合流します。鉄塔は、プレートが下の方にあったのでわざわざ確認はしていませんが、奥多々良木線55鉄塔と思われます。狭い尾根を挟んで立っています。この先のピークには、大きな平べったい岩があります。東に歩いて登山道に出ると、歩いてきた方向には「重ね岩へ0.3km」と書いてあったので、この岩のことでしょう。

ここからは、先週歩いた道を逆に歩きました。岩屋山山頂から石戸山に行きました。山頂の案内板には「これより少し北に鉄平石の採石場跡がある。その付近は360度の展望がたのしめます」とあったので、更に北に行ってみました。確かに人の手で地形が大きく変えられた跡がありました。展望は木が伸びすぎて360度とはいかないようですが、木の先端越しに柏原方面や氷上町の北のほうが見渡せました。南に戻り、切り堀の説明板のある所から急斜面を降りて、鉱山跡に出ました。この斜面は関電の巡視路なので整備されていますが、枯れ葉で足を滑らせそうになりました。鉱山跡を再び見てから、東側の急勾配を登り、奥多々良木線57鉄塔に行きました。この場所を頭光嶽というのでしょうか。ここからは石龕寺の奥の院を経由して、石龕寺に下山しました。とても良く整備された道でした。

東側の尾根よりも展望があって楽しめる尾根でした。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「丹波和田」「柏原」です。

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