2014年7月12日土曜日

生野町真弓から登る高畑山

朝来市と神河町の境界にある高畑山は、生野町白口から登ったことがあります(2009/05/23)し、西側からも登っています(2010/06/12)。今回は西の市川沿いの生野町真弓から登ってみました。国道312号線の南真弓付近は山沿いに良い道が整備されています。そのためコンクリート壁が続いて山に入るのは難しいのですが、南真弓に谷があり、ここから尾根に上がりました。非常に急勾配の植林ですが、作業道が残っているのであまり苦労せずに尾根に上がれました。少し登ると生野支線54鉄塔がありました。周囲は植林です。さらに植林を登り、標高500m+付近まで来ると平らになって一息つけます。しかしその後の510m付近から藪っぽくなり、550m付近は急斜面で真っ直ぐは登れません。北の尾根にトラバースして登りましたが、この付近は藪だらけです。ネットもあって歩きにくくなりました。610m+ピークには藪の中に共同アンテナの残骸があり、次の620m+ピークでやっとネットが北の尾根に降りていって、歩き易くなりました。ときどき藪がありますが、ほとんどは植林で、785mピークを過ぎ、870mまで登ると西に視界が開けました。八幡山方面が望めます。この先は比較的なだらかで木の間隔も広いので気持ち良く歩けました。この付近の山に多い、山頂付近がなだらかな地形です。地形図では山頂の西で破線道と合流するはずですが、未確認です。

高畑山山頂には本谷三等三角点(983.65m)と、兵庫県姫路土木事務所の銘のある反射板があります。南に展望があります。下山はまず白口の方に尾根を降りて、途中で827mピークの方へ尾根を辿りました。植林の尾根で、道があるところが大部分でした。そのまま真っ直ぐに降りて、755mピークを目指しました。この細長いピークは特に気持ちの良い植林でした(写真)。755mピークから西に降りて行きましたが、この付近から藪が増えてきました。南の谷では水の音が聞こえました。地形図ではダムの北側の細尾根は植林のマークが描いてありますが、ここは雑木林です。これまでの下山は植林で歩き易かったため、ここでかなり疲れました。この先ではパイプが尾根を越えており、頭上には電線が張られていましたし、その先にはウィンチのようなものが南北に尾根を横切っていました。おそらく北から南に何かを運んでいたのだと思われます。北にも土砂の堆積場(?)がありますし、南のダムも水を溜めるというよりはそのような目的で作られたのでしょう。じっさい水はほとんど溜められていないようです。尾根はずっと雑木林が続きました。途中で西の尾根に進み、さらに534ピークには行かずに南西の尾根に進むと植林が増えてきて、NTT DOCOMOの真弓通信塔に出てきました。通天閣のようなスレンダーな形をしています。保守路の金属階段が南側にありましたが、敢えてそれでは降りないで、さらに南に尾根を歩きました。植林を歩いて行くと、生野支線55鉄塔に出ました。ここからは真弓の越年神社にジグザグの道で降りられました。

一周コースの中央にある川は宮ノ谷川で、上流には宮滝不動がありますが、ダムの方は通行止めで「登山はできません」と書いてありました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「生野」です。

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