2014年7月20日日曜日

北から登る藤無山

藤無山登山コースにはいろいろありますが。真北から登るルートは開拓されていないようです。というわけで、真北から登ってみました。

姫路から国道29号線を北上して、若杉峠から奥若杉に行きました。道路がカーブする所に不動滝への入り口がありますが、滝の先はおそらく遡れないので、その西にある急勾配の林道に入りました。この道は舗装されていますが。石や木の枝が転がっています。すれ違いのできない細い道で、対向車が来ないかヒヤヒヤしているうちに、少し平らになりました。この付近は地形図では田んぼとなっていますが、現在は草が生えているだけです。浄水場を過ぎて、道がヘアピンカーブしている手前で車を停めて、真南の尾根に登ろうとしました。この付近は地形図では荒地ですが、以前は畑だったかも知れません。植林を目指して登り、少し西寄りの尾根に向かうと、林道がありました。この林道への分岐がどこにあったか記憶が無いのですが、この付近の尾根の先を巻いています。登っていく林道ではないことを確認して、林道から尾根にあがりました。非常に急勾配の植林の斜面ですが、土がしっかりしており、木につかまって登って行くことができました。急勾配が終わっても長く登りが続き、くたびれました。標高650m付近からは、少し楽になりました。

主尾根は障害物のない歩きやすい尾根でした。しかし急勾配が多く、標高750m付近と、970m地点の手前の900m付近は息の切れる急斜面でした。だいたいは自然林で、場所によっては片側が植林になっていますが、尾根全体が植林という場所はごく僅かでした(写真)。倒木で歩きにくい場所はありますが、藪はありません。藤無山に近づくと大岩が増えて楽しくなり、最後は気持ちの良い広々とした尾根になりますが、すぐに主尾根に出て、藤無山山頂に着きました。三本杉二等三角点(1139.36m)があります。三本杉とは何でしょうか?

藤無山からは東に縦走しました。ここは養父市と宍粟市の市境、というよりは日本分水嶺です。しばらくは低い笹の間を歩き、大岩のある場所を過ぎると、シダと倒木の斜面になります。ここは非常に歩きにくく、南寄りにあった道らしき所を辿りました。その東には、木のない見晴らしの良い場所も何箇所かあります。ヒカゲノカズラの群生地もあって、踏まずには歩けないのが残念でした。そして946ピークに登り着きました。ここまでは以前に藤無山登った時(2011/05/03)に通ったルートです。ここからは北東に向かいましたが、これは銅山に登った時(2011/05/05)に通ったルートの逆向きです。植林が多く、気持ちの良い尾根です。そのうちに北側下方に林道が見えてきました。そのまま尾根を940m+ピークまで歩き、北に尾根を進みました。この尾根は藪っぽいのですが、歩くのに困るほどではありません。そのうちに尾根の東側下方に林道が見えてきて、どこから来ているのだろうと案じていると、907mピークの先で林道が尾根を横切っていました。尾根の先にはさらに林道が伸びていました。

予定ではこの先も尾根を歩こうと思っていたのですが、天気も怪しかったので、ここから林道で下山しました。長い林道歩きでしたが、この林道(犬小路支線という名前のようです)はよく整備されていて、車でも通れそうです。

長い林道は整備されていましたが、奥若杉からの登り口の部分が一番危険そうでした。私の車は下山時にここでパンクしました。くれぐれもご用心下さい。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「戸倉峠」です。

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