2014年8月30日土曜日

船谷から登る建屋山

建屋川東側、石ケ堂古代村の後ろに聳える山を建屋山と呼ぶようです。建屋川と円山川に挟まれた山並みの中では最も高い山です。今日は建屋川沿いの船谷から登ってみました。

船谷の日枝神社の少し南から農道を歩きました。田んぼや畑に沿ってジグザグに山裾を登っていきます。地形図で実線が破線道になるあたりに「船谷区民グランド」という、ゲートボールくらいならできそうな広場があります。地形図ではその先で破線道が分かれ、川を渡って東の峠に向かっていますが、ここに橋が見当たりません。川幅は広くないので石を伝って渡りました。かつて橋が架かっていたかも知れないコンクリートのブロックがありました。ここからは植林の中をほぼ水平に進む作業道があり、地形図の破線道と一致します。しかしこれが峠まで続いている保証はないので、登りやすそうな尾根まで来た所で登り始めました。この尾根はやや急勾配ですが、障害物はありません。頑張ってしばらく登ると少しなだらかになってササが生えています。ここを過ぎると尾根に出ました。尾根の東側には地形図では畑の方面から道が来ていますが、尾根には3本のパイプが水平に走る、公園や工事現場にありそうな柵がありました。確かに鹿は通れないかも知れませんが、鹿避けとしては見たことがありません。柵の向こう側は草が茂っています。

ここからは尾根伝いの登りです。ちょっと登ると細いトラロープが尾根沿いに張られていました。登山用には見えなかったのですが、境界を示すためでしょうか?ここからはちょっと岩が増えて、また植林になり、金属プレートの毛坂四等三角点(620.22m)に出てきました。周囲は植林されていますが、展望はありません。ここから建屋山までは、何箇所かやや急勾配がありましたが、歩きやすい尾根でした。たまに展望もあります。植林にはカラフルなビニールの紐が結び付けられています。最後に急斜面を登ると、建屋山山頂に出ました。建屋二等三角点(855.78m)があります。かつては測量用のやぐらが組まれていたようですが、今は跡形もありません。ここも周囲は伐採されていますが、展望はあまりありません。アシビが茂っています。

下山は西の尾根を下りました。植林なので下草もなく、気分よく歩けました。尾根は分岐が多く、どちらへ向かうかで降り立つ地点が変わりますが、とりあえず一番歩き良さそうな尾根を降りて行きました。途中で能座のヒダリマキガヤが見えました。798mピークを通り、659mピークを通り、その先の590m+ピーク付近では西に降りて445m地点へ向かう尾根が地形図では楽そうなのですが、はっきりした尾根が見つからず、南に真っ直ぐ降りました。この付近はやや急峻ですが、降りられます。しかし標高400m付近で地形図で等高線の幅が狭い付近は急勾配であるだけでなく、尾根に岩があります。これを避けて降りるのですが、斜面は非常に急峻で、とにかく掴まれる木や岩を辿って降りました。少し降りると尾根にネットが張られており、それに沿って降りて行くと、登ってきた農道に出てきました。登り2時間半、下り2時間でした。

この山は東側には尾根近くまで林道が延びてきており、いろいろな方向から登れそうです。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「但馬竹田」「八鹿」です。

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