2014年9月6日土曜日

山南町坂尻から和田村三等三角点

丹波市山南町に、坂尻という集落があります。ここから東側の加古川沿いにある応地集落までは以前は峠越えの道がありましたが、今は牧山トンネルというトンネルができています。ここから北に尾根を歩いてみました。坂尻集落から旧道を登りました。最初は草ぼうぼうですが、途中から峠道らしくジグザグに登る山道になりました。地形図の232m地点が峠で、宝暦年間というかなり古いお地蔵様と「南無阿弥陀仏」と彫られた石が立っていました。峠から北に縦走です。シダが邪魔ですが、まずまず歩きやすい道がありました。394.6mピークの手前には地形図どうりに岩がありました。巻き道もありましたが、正面から登ってみました。登るにつれて展望が広がっていくのが嬉しいのですが、滑落注意です。登ると東から西まで南側の展望が広がります。写真は坂尻方面です。ピークには坂尻四等三角点(394.78m)があります。

間違えずに北に降りると、歩きやすい尾根になります。ピンクテープのマーキングが続いていますが、テープから次のテープが見えるとは限りらないので、方向を決めるのにはあまり役に立ちません。しかし迷う所はあまり多くないでしょう。尾根に大きな岩のある所は、巻き道があります。岩の多い尾根です。特に460mピーク(古天神山?)の岩は大きく、正しく北に向かうのに苦労しました。ちょっと降りると植林の中に赤い矢印型の「火の用心」が3枚あって、44,45,46の方向を示しています。ここからは関電の巡視路なので安心して歩けました。ここに立っているのは奥多々良木線45鉄塔です。さらに北に歩いて少し登ると播磨中央線の鉄塔がありました。番号は確認してありませんが、77でしょうか。さらに巡視路を歩いて、和田村三等三角点(596.41m)へ行くことができました。ここは高釣瓶と呼ばれるらしく、さらに北へも行けますが、天候が怪しかったのでここから下山することにしました。ありがたいことに三角点から巡視路が尾根を降りて行っています。まず播磨中央線75鉄塔があり、さらに巡視路が続きます。急峻な尾根なので、黒いプラ階段がありがたく思えました。ジグザグに、時として岩の中を抜けて降りていきます。ネットがあるなと思ったら奥多々良木線43鉄塔がありました。「よう壁転落注意」と書かれた札が立っていました。この先も急勾配の尾根を降りて、最後は植林を抜けると、林道に出てきました。あとは手入れの行き届いた美しい植林を抜けて坂尻まで戻りました。

あまり高い山の登山ではないのですが、暑く湿度の高い日で、風も弱かったのでとても疲れました。冬がお勧めです。展望は意外とあちこちでありました。山の名前等は、ほぼ同じコースを歩いているこちらを御覧ください([1])。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「丹波和田」です。

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