2015年4月18日土曜日

藤和から登る建屋山

建屋山には2014/08/30に西側の養父市船谷から登りましたが、今度は東側の朝来市和田山町藤和から登ってみました。藤和の村外れまで車で行って、林道入り口に停めて林道藤和深山線(延長2,390m)を歩き始めました。何か面白いものがないかと思って敢えて林道を歩いたのですが、特別なものはなく、終点に着きました。終点から作業道か何かがあることを期待していたのですが、何もありません。植林は非常に急勾配に見えたので谷を登りました。しかし、土石流の跡なのかガレ石が多く、どんどん狭くなるので、隣の急斜面を登りました。ここは藪で掴まるものはあるにしても滑落の恐れもありました。悪戦苦闘の末に尾根近くまで登るとネットが現れました。この後も勾配はやや緩くてなりましたが、藪は続きました。出てきたのは829mピークから東に行ったところでしたが、ここも気持ちの良い尾根とは言えません。少し西に歩くと北側ちょっと降りた所に林道が見えました。北の畑から登ってきているようです。

これは養父市と朝来市の市境の尾根です。829mピークは見晴らしの良い地点で、西側建屋川沿いの能座付近がよく見えました。地積図根三角点があります。北の建屋山への尾根は、歩きやすいものでした。アップダウンの後に急斜面を登ると、840m+のピークに出てきて、下草が無く木の間隔の広い、気持ち良い尾根となりました。落葉樹ばかりでまだほとんど葉は付いていなかったため、多少の展望もありました。気持よく落ち葉の上を歩いて、建屋山山頂に着きました。建屋二等三角点(855.78m)があります。

下山は829mピークまで戻りました。登りの時に急斜面を登って来た所は、逆に歩くとどこを降りたら良いのか分からなくて困りました。829mピークから東に尾根を歩くことも検討しましたが、林道がそちらにずっと延びているようなのと、下山に使える適当な尾根が無さそうなので、南に尾根を歩きました。こちらも歩きやすいとは言えませんが、ひどい藪ではありません。金属製のコリ谷四等三角点の付近は伐採されており、和田山から竹田城、粟鹿山まで見渡せます(写真)。コリ谷三角点の南から東に延びる尾根があり、ここを通って下山しました。この尾根は最初は急斜面ですし、標高700mから650mの付近は幅が広くてどちらに行ったら良いのか迷いましたが、歩きやすく正解でした。途中は北側が植林となっており、これも歩きやすい理由でした。最後は堰堤に出てきて、川を渡って藤和に戻りましたが、堰堤の下にあるべき橋が無くなっていました。

地形図には藤和から建屋に抜ける峠道が描かれていますが、この存在は未確認です。藤和の堰堤の下で川を渡ると段々畑が植林になっていますが、その先に道がある可能性があります。道がなくても、今回下山に通った尾根は登りには最適と思います。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「但馬竹田」です。

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