2015年8月2日日曜日

大屋町蔵垣から登る和田山

大屋町の和田山は2015/05/05に和田の方から登りました。山の名前が和田山で良いのかは若干不安なのですが、三角点名は和田山で間違いありません。今回は、北の蔵垣から登ってみました。

蔵垣の南の谷(ヲサメ谷川)は大規模な工事を行われており、近づけません。工事の行われている谷の東側の尾根から登ろうとしたのですが、二重の金網でがっちりとシールドされています。特に上側の金網は新しく全く壊れていません。山裾を入り口を探して彷徨いましたが、一度扉を開けて果樹園に入ると、すぐの所に扉がありました。ここから急斜面の植林を登りました。すぐに雑木林になりますが、ずっと地籍調査のピンクテープがあります。標高差50mほどを登ると少し勾配が少なくなり、さらに登るとさらに楽になりますが、急斜面に突き当たって、それを登ると金属プレートの蔵垣奥山四等三角点(468.38m)がありました。周囲は伐採されていて日差しが強いので、、すぐに先に進みました。すると立派な林道が尾根を横切っていました。どこから来てどこに行くのか、全く分かりませんが、蔵垣から南に延びる林道に繋がっているようです。この付近は大規模な伐採が最近行われたようで、その作業道かも知れません。林道は暑くて歩きたくないので、林道に挟まれた尾根に上がりました。小道があって、植林に出てきました。しばらく登ると、標高520m付近に地籍図根三角点があります。「地籍三角」と書かれた黄色いプラスチックです。この先もひたすら植林を登ると、標高650m付近で主尾根に出ました。主尾根の南には林道が走っています。この付近は前回は林道を歩いたのですが、日差しがきついので尾根を歩きました。717m地点から場所によっては細い尾根ですが、ネットがあるので自由には歩けません。また地籍図根三角点があり、南北とも見渡せるのですが、木が邪魔です。その先にはネットに引っかかって憤死した鹿の頭蓋骨が残っています。地形図の破線道が尾根を横切っている場所では、北側には道があるかも知れませんが、はっきりしません。さらに少し登ると、和田山です。和田山三等三角点(809.10m)があり、周囲は伐採されていますが展望はありません(写真)。

下山は西の尾根に降りました。こちらもほぼ植林で、歩き易かったと思います。ちょっと東側が見える所もありますが、展望はほとんどありません。たまに東側に林道が走っているのが見えました。636mピークにも地籍図根三角点があります。尾根が植林になっている部分は少なかったと思います。奥山四等三角点(530.84m)は、これも新設で金属プレートです。そのすぐ北には切通がありましたが、道ははっきりしません。雑木林を降りて行くと、標高400m付近には「このマツタケ山 売却済・入山を禁ずる」という札が落ちていました。その先の690m+ピークにも地籍図根三角点がありました。周囲は伐採してありますが、切った木を山から下ろさなかったようで、周囲は歩きにくくなっています。その先も長い下山です。265m地点からは西側の尾根を降りましたが、東側に林道が見えたので最後は林道を歩きました。ところが、林道の先には扉があり、ダイヤル式の錠前が掛かっています。番号を知らないと出られません。しかたないので扉から金網沿いに歩きました。この金網は最初に遭遇したものと同じ丈夫なもので、壊れている場所はなく、結局東の尾根の東側までまわって扉を発見しました。

最初も最後も金網に悩まされて、5時間以上かかりました。全体に単調な尾根歩きが多いのですが、藪はないので気持ちの良いコースでした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大屋市場」です。

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