2015年9月5日土曜日

赤西渓谷から登った三室山

先週(2015/08/28)に赤西渓谷から波佐利山に登った時に、山の斜面に道を見つけました。今回はまずこの道がどこからどこまで通じているのかを調べるとともに、三室山に登るという無理な目標を立てました。

まず赤西渓谷をひたすら登りました。「引原川支流 赤西川源流」の方向に歩いて行くと、道は東側斜面の上の方に付けられています。前回の予想だと、この道から斜面の水平道への分岐があるはずなのですが、こんなに高い位置から谷を渡れるとは思えません。しかし、赤西林道起点から8.4km地点付近は林道が谷の低い所に降りてきていました。この付近で谷を探すと、コンクリートのブロックが倒れているのを見つけました。上に草が生えていて見つけにくいのですが、ブロックの下の端から金属棒が出ています(写真)。足が二本あって上にブロックを支えているような形で、中音水渓谷にあった森林鉄道の橋を思い起こさせます。この地点には最近簡易的な木の橋が作られていましたが、流されて渡れません。結局幅の狭いところを飛び越えて、西側に渡りました。

西側ではコンクリートの橋を渡った後の道を探すつもりだったのですが、容易には見つかりません。南に向かう道があるのですが、幅が狭く新しそうです。見上げると不思議なネットがいくつもあって、それを見に斜面を登ると、水平な道がありました。明らかに先日見つけた道と同じ作りです。ネットの方は20近くあったと思いますが、形としては上から落ちてきたものを拾うようになっており、落ち葉などを捕集するためのものに見えました。最近設置されたようで、あまり溜まっていませんでした。道の方は、まず北へ向かって歩きましたが、谷に行く手を阻まれました。道はここで終わっていますが、道の端にはコンクリートブロックが二つあり、いかにも橋を架けるためのもののようでした。谷の向こう側はどう見ても道と思われるものの形跡は無かったのですが、ひょっとすると橋があって道は更に北に延びていたのかも知れません。南に歩くと、下から上がってくる道と合流しましたが、この道は最近作られたもののようでした。恐らくネットを設置する時に整備したのでしょう。そのまま南に歩くと、何ヶ所か山側や谷側が崩落していますが、道は水平にずっと続いています。橋のない谷もありましたが、両側は石積みが作られており、橋が流されたのでしょう。そして先日林道から斜面を登ってきた地点まで来ました。先日はここでこの道は終わっていると思ったのですが、実は崩落しているだけでさらに続いていました。道の作りはやや悪くなっているような感じでしたが、最後は西に延びる林道の少し上で終わっていました。この終わり方もおかしく、谷で終わっているのですが橋はなく、谷の反対側には道がありません。ただし谷には石組みがあります。

とにかくこの道は斜面に長く水平に作られていましたが、山に登っていく気配はありませんでした。これで調査は終わりにして、次は三室山登山です。降り立った地点は西に延びる林道だったので、これを使って登ってみることにしました。この林道は地形図の破線道のとおりに長く続いています。途中でかなり荒れた場所もありますが、すぐに持ち直します。最後は地形図とは違って904m地点の北付近で谷を渡りますが、この付近も橋はないものの橋の下に水を通すための土管が敷設してあります。そして道はぐるっと崩落のひどい南側斜面をまわり、最後はまた地形図の破線道の先端付近に戻ってきました(古い地形図にはこちらの道が描かれています)。ここからは分水嶺の尾根まで標高差200mもありませんが、なんとなく南の斜面に取り付きました。非常に急な斜面で、木に掴まりながらでも何度か足を滑らせました。少し楽になると、ササが増えてきました。最初は小さなものですが、徐々にネマガリタケが茂ってきました。ここから標高は300m近く、ネマガリタケをなるべく避け、避けられない時には格闘しながら登りました。たまにシダが茂っているとほっとするという案配です。1時間以上かけて、千北小の記念登山の板の裏側が見えた時は、心底ほっとしました。

三室山は兵庫県で3番目に高い山ですし、三室山二等三角点(1358.04m)もあり展望も抜群ですが、登るならやはり三室高原からの登山道がお薦めです。じっさい竹呂山に向かう道もネマガリタケが切られて整備されていますが、案内板は全くありません。下山はこちらに向かいました。ただし赤西渓谷に降りなければならないので、1300m+の小ピークを過ぎてから1198mピーク方面へは向かわずに東南の斜面を降りました。しかしこの付近はネマガリタケが密集して生えています。それを避けて傾斜の緩い西側の斜面を降りたのですが、そのままでは谷に下ってしまうので、また北側に移動しなければならなくなりました。ネマガリタケは斜面に沿って折れ曲がっているので、トラバースは非常に困難です。真っ直ぐ降りるのはそれに比べれば容易ですが、枯れたネマガリタケは密集して固まっていることが多く、そこは突破できません。結局標高1200m付近から1070m+の尾根まで1時間あまりの苦闘となりました。尾根まで降りるともうネマガリタケは生えておらず、植林の中を楽に歩けました。1086mピークも植林で、北東に尾根を降りました。楽な方向に降りて行くと標高850m付近で北寄りの斜面に向かうようになり、北側に林道が見えました。しかし尾根からは外れているので尾根の先頭にトラバースして戻って、最後まで尾根を降りました。林道に降りた方がずっと楽だっただろうと思います。あとは赤西林道を歩いて戻りました。

三室山周辺は、今でもネマガリタケが元気で、道の無いところを無理矢理登るのは難しいということがよく分かりました。。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「西河内」です。

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