2015年10月10日土曜日

和田山町の藤和峠から三波三角点

和田山町の藤和峠は竹田城の雲海撮影所として有名で、展望場所も設けられています。この峠は和田山側からはかなりの登りですが、藤和側はほとんど坂がありません。藤和は標高350m以上ありますが、和田山側の三波は200m程度だというのが理由です。峠から南西に延びる尾根を歩いてみました。

登り口は藤和峠にあるお堂で、中にはお地蔵さんの石仏がいくつか並んでいます。このお堂の奥は笹の茂った谷で、両側は植林の急斜面です。谷の奥へは作業道がありましたが、早めに尾根に上がろうと思って南側の急斜面を登りました。植林なので勾配の割には登りやすく、木に掴まって登ってすぐに尾根に出ました。上がってみれば草の生えた尾根で、草をかき分けて登りました。やや倒木がありますが自然林で下草のない尾根が続きました。南山四等三角点(499.84m)付近は伐採してあり、金属プレートの三角点は松の小木の間に埋もれていました。

この先も歩き易い尾根が続きました。532mピークを過ぎて、次の530m+ピークには地籍図根三角点がありました。この先も歩き易く、次の540m+ピークにはワイヤーロープがたくさん残っていました。そしてちょっと藪っぽい場所を抜け、竹田城がちょっと見えたところでこれも金属プレートの三波四等三角点(551.42m)がありました。この先の562mピークは十字路になっています。地形図にはピークの東側に破線道が描いてありますが、じっさいに北側には斜面に付けた道があり、南側には溝が付けられていました。南に降りて行くと峠があり、お地蔵さんがありました(写真)。峠の両側にも道がありました。この先も歩き易そうだったのでさらに南に歩いて、結局地籍図根三角点のある650m+ピークまで歩きました。ここは2013/11/02に大路山経由で来たことがあります。

また北に尾根を戻って562mピークを過ぎて、北に向かいました。細尾根を渡って西に歩くと、尾根に道がありました。さらに尾根から少し下がった南側には林道が現れました。この林道は長く続きますが、地籍図根三角点のある694mピークを過ぎるとなくなり、今度は尾根にネットが張られています。そのためやや歩きにくくなりますが、それでも歩き続けて、藤和から建屋に抜ける破線道の通る峠まで行きました。この峠では石仏は見つけられませんでした。西側は斜面に道らしきものがあり、東側は谷に降りる急斜面に赤いマーキングが見えましたが、谷で道が無くなると大変苦労することになるので、いったん720m+ピークまで戻って北東に尾根を降りました。この尾根は歩き易く、564mピークを過ぎて長い尾根を過ぎ、最後は急斜面でしたが斜面の下は墓地だったので楽に降りられました。

5時間も歩きましたが、高低差が300m程度しかなく(累積標高差は1500m以上ですが)、登山と言うよりも山歩きという感じでした。竹田城の見えるスポットも少なく展望は不足気味でしたが、気持ち良く歩けました。途中で地籍図根三角点と黒蛇をたくさん見ました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は[但馬竹田」です。

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