2015年12月6日日曜日

北から登る笠杉山

今回は2015/08/01のリベンジです。登り始めたのは神子畑から国道429を笠杉トンネルの方に走って、ヘアピンカーブの手前の橋の所です。8月には工事中だった橋の手前の林道への道は綺麗に仕上がっていました。しかしこちらではなく、前回と同じように橋を渡ったお地蔵さんの脇の林道に入りました。すぐに川が二つに分かれていますが、この間にある尾根の先から登り始めることにしました。ここは8月には川の水量が多くて渡れなかったのですが、今回は水が少なくて簡単に渡れました。この尾根の先は非常に急な斜面で、下から見上げた時には絶望的な気分でしたが、登り始めると作業道の跡がありました。それでも急斜面には変わりがなく、木に掴まって登りました。少し登ると高所恐怖症としては下を見られなくなりましたが、急斜面は長くは続かず、ちょっと平らな場所に出ました。この先は尾根登りですが、依然としてかなりの急勾配です。これがしばらく続きましたが、徐々に勾配は緩くなって来ました。植林も増えてきて、歩き易くなりました。

この後は植林と自然林が混ざった尾根となりました。ずっと登りではありますが、楽に歩けました。714m地点を過ぎると、植林した時に使ったのかも知れないワイヤーロープが木に巻きつけられていましたが、木の幹に食い込んでいるのが痛々しく感じられました。中にはロープが食い込んだ後で木が成長して、ワイヤーが幹の中を通り抜けていることもありました(写真)。長い尾根登りですが、標高差600m以上を登るのですから当然です。綺麗な植林もあって、一休みできました。木の少ない自然林になり、岩が増えて来ると、笠杉山山頂に着きました。藤尾峠三等三角点(1032.11m)と宍粟50名山の標識がありますが、標識の立っている場所が宍粟市かどうかは調べてみる必要がありそうです。

下山は市境の尾根を笠杉トンネルの方に歩きました。この尾根は日本分水嶺でもあります。「千町小屋」の標識の方向です。最初は幅が広くて気持ちの良い尾根でした。広すぎて尾根を間違えそうな所もあります。西側には美しく舗装された千町段ケ峰幹線林道が見えていますが、これは見ないことにして歩きました。途中で宍粟市側から道が尾根を横切りますが、尾根を横切った所で終わっていました。再び尾根を歩いて、860m+ピークから東側に急斜面を降りました。分かりにくい場所です。この先は植林が続きますが、広々していて方向が分かりにくい場所もあります。東側に未舗装の林道が見えて来ると、植林の尾根をアップダウンしながら歩くことになります。林道を歩いてもよいのですが、アップダウンがあっても林の中の方が気持ちよく歩けます。8月同様に笠杉トンネルの真上の植林を歩き、北のピークに登って降りるとお地蔵さんがあり、ここが笠杉峠です。前回同様に峠から道を辿って東に降り、前回同様にミツマタの茂みで道を見失いました。しかし前回同様に問題なく林道に降りて、未舗装の林道から広域基幹林道須留ケ峰線と国道429号線を通って車に戻りました。4時間ほどの行程でした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「神子畑」です。

0 件のコメント: