2016年4月2日土曜日

長都羅志山から竜ヶ岳

氷上町から竜ヶ岳に登ってみました。登山コースは[1]と同じです。登り口は氷上町中野にある内尾神社の御旅所です。内尾神社にお参りする人がここで休んだということなのでしょう。御旅所の後ろは大岩なので私はその右手の扉から林道に入り、途中で作業道をつたって尾根に登りました。登ってみると南側のほうがずっと楽に登れそうですし、少し西に歩くと林道が上がってきているので、南側から登るのが正解です。しかしさらに登るとなると道はなく、急斜面を登りました。306mの小ピークまではかなりきつい登りです。少し楽になってまた道がありますが、まだまだ登りは続き、1時間ほど登り続けて空林三等三角点(444.05m)のある長都羅志山山頂に着きました。

長都羅志山からは楽な尾根歩きとなり、次の三角点は金属プレートの坂の谷四等三角点(419.47m)です。この付近は植林が多いようです。この先426mピークを過ぎると、また急な上りになります。ここからでも竜ヶ岳までの標高差は400mあります。標高700m付近になると岩が多くなり、それなりに楽しめました(写真)。とはいえ、急坂が長く続きます。810m+のピークで案内板の立っている主尾根に出て、ちょっと歩くと竜ヶ岳に着きました。竜ケ岳三等三角点(816.67m)のほか、いくつかプレートがあります。展望もあり、南に杉原川沿いがよく見えます。

竜ヶ岳からは北に尾根を歩きました。整備された道です。途中で東側が見通せると地点があって、黒井城まで見えていました。アップダウンしながら鳥羽への下山道のある鞍部(鳥羽坂)まで来ました。ここには坂道供養塔(文化7年)があります。地形図では破線道が氷上町の側への描かれているので、ここから植林を降りました。最初は作業道があったのですが、途中で消えてしまいました。間伐材と岩が乱雑に転がった上に枝打ちした枝が乗っている急斜面で、非常に歩きにくく、谷に降りても倒木がありました。しかし谷には作業道があって、これが意外としっかりと続いていました。岩があって歩きにくいのですが、それでも途切れることはなく、谷に水音が聞こえるようになると南側の植林の斜面に道が付けられていました。最後は消えてしまいましたが、少し谷に降りると太い道が来ていました。ちょっと降りると最後は丸太橋を渡って林道に出ました。

登りの尾根は長いのですが、意外と飽きずに歩けました。下山に使った斜面は避けたほうが無難です。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「大名草」です。

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