2016年10月9日日曜日

長谷から登る入炭山

寺前の北から生野の南まで、播但連絡道路と播但線に挟まれた山並みは、いくつかの方向から登っていますが、今回は播但線の長谷駅から登ってみました。長谷駅には無料駐車場があります。この駅は尾根の先端に位置しており、地形図では駅の裏手に神社が描かれていますが、ここは岩山で登れません。これらの岩は三尊仏だそうですが、駅の北東側は金網で囲まれていて山に近寄れません。少し北に歩くと、「なごえの森」と書かれた看板がありました。ここを入って行くと神社があって、害獣避けの扉がありました。これを抜けて、真っ直ぐ歩けば自然体験学習の森ですが、谷を登ると後が大変かも知れないと思って(地形図の破線道が本当にあれば良いのですが)、すぐに駅裏の尾根に向かいました。この付近はなだらかな植林ですが、崩れた石積みが多く、それも斜面と平行に作られているので、段々畑には見えません。何の跡でしょうか?急斜面を登って尾根に上がれば、あとはひたすら登るだけです。植林が多いのですが、所々に伐採地があって、シダなどの下草が生えており、急斜面で足元が見えないので登りにくくなります。そんな所では少し巻いて林の中を歩くようにしました。

最後は枯れたシダの茂みに出たと思ったら、反射板がありました。これは下からでもよく見えます。何も情報の無い反射板ですが、西を向いているので関電のものでしょう。ここにはシダに埋もれた栗村二等三角点(816.93 m)もあります。ここから、2009/09/26に歩いた植林の尾根を南に歩き、紅白の播磨中央線31鉄塔に着きました。802mピークには赤い「火の用心」があって、巡視路は西の尾根に向かっています。しかしこの尾根は徐々に藪っぽくなり、二つ目の760m+ピーク付近は倒木だらけでした。この付近から巡視路は北寄りに降りて行くはずですが、赤い「火の用心」は倒木に隠れてしまっているようで、次の「火の用心」を見たのは北寄りに標高700m近くまで降りてからでした。ここからはさらに西にある播磨中央線28鉄塔にも行けるようですが、29鉄塔へ降りました。ここからも展望がありますが、さらに降りると岩場があって長谷の方向がよく見えるスポットがありました。しかし大きな岩の上なので、西に巻いて尾根を降りました。かなりの急斜面ですが、足元は悪くないのでひどい苦労はせずに降りられました。351m地点を経由し、金網に扉のある地点に出てきたのはラッキーでした。扉の外には下流の発電所に水を送っている水路がありますが、この場所ではコンクリートで蓋をされていました。そのまま降りると為信神社に出てきました。ほぼ計画どうりの下山でした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「長谷」です。

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