2016年11月12日土曜日

丹波市青垣町の大箕山

北近畿豊岡自動車道を北上すると、青垣インターの辺りから北正面に見えている美しい形の山が大箕山(おおみやま)です。丹波富士とも呼ばれるそうですが、確かにこの方向ではそんな形容が似合っています。調べると登る道はいろいろありそうでしたが、東から手前の少ピークに登ることにしました。

国道427号線から細い道を歩いていくと常夜灯があります。ここから山に入りますが、周囲は荒れた植林で、道も荒れ気味でした。しばらく登ると、まずひとつ神社があり、名前がありませんがGoogleマップでは弁天神社となっています。そこから階段を登ると、小さくて新しい秋葉神社がありました。ここから尾根に上がりましたが、周囲はとても荒れた植林で、倒木だらけの急斜面です。北に向かう作業道があり、そこから谷沿いを登ると、さらに北側の尾根が自然林なので、そちらに向かって登っていき、急斜面ではありましたが、わりと楽に尾根に出られました。尾根は植林で歩きやすく、小ピークを過ぎて292m地点まで下ると、西側からモノレールの索道が上がってきていました。あとは索道沿いに登っていけますが、ジグザグの登山道もあります。また、電信柱で電気も送られています。かなりの急勾配を登って山頂に出ました。山頂にはNHKの通信塔が二つあり(写真、片方はNHKと書いてないのですが、アンテナはもう一方と同じようなのが付いているのでNHKでしょう)、これらの資材を運搬するのに使うモノレールと思われますが、うまく索道にはまる乗り物を探して下りに使うのは楽しそうです。山頂には大箕山三等三角点もあります。展望もあって、岩屋山から舞い上がるハンググライダーがいくつも見えましたし、粟鹿山も見えました。

大箕山からは北に植林を降りました。こちらもかなり急斜面です。降りた所に尾根を横切る道がありました。384m地点を通って、しばらくはだらだら上りです。地形図で破線道が尾根を横切っている場所には、道はありません。そこから少し急登があって、地形図に三角点のあるピークに出ました。ここは自然林が多く、気持ちの良い場所です。三角点は探したのですが、発見できませでした。代わりに割れたCDが落ちていました。更に次の520m+ピークまで行くと、周囲は藪っぽくなりました。そのまま尾根を東に曲がって、下山に入りました。しばらくはあまり勾配はきつくなく、楽に降りられました。途中で標高400m付近に北東側に展望のある場所がありました。本当はこちらではなく、南東に八幡神社に降りるつもりだったのですが、何も考えずに楽な方に降りたらこちらへ行ってしまいました。こちらでも降りられますが、最後は急勾配の植林となって、ジグザグに降りました。尾根の先はトタン板でブロックされていましたが、少し北に行くと山裾に作業道があり、その扉から出られました。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「矢名瀬」です。

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