2017年8月11日金曜日

智頭の穂見山

せっかくの山の日なので少し足を延ばしてと思って、鳥取県に一歩踏み入れて穂見山を登りました。この山は西側の穂見から登るのが定番のようですが、鳥取自動車道から智頭をまわって西側まで行くのは遠いので、東側からのルートを検討しました。すると智頭南インターの西側の尾根を登れば山頂までまっすぐ、ということが分かったので、このルートで登りました。登り口は鳥取自動車道の西側の保守道路です。この付近は以前は畑だったようで石積みも残っていますが、今はススキが茂っていました。少しススキの中を歩いた後で南側の植林の尾根へ行く作業道を見つけて、尾根に上がりました。素晴らしい植林で、気分良く歩けました。

もうちょっと登ると南から林道が来ていて、少し伐採されています。この付近は急斜面ですが、頑張って登るとまた楽な植林になりました。しかしさらにその先の標高650mの手前付近も急勾配で、ここでは登りきってから一休みしました。北側が植林、南は自然林という場所が多いようでした。この後は少し楽になりましたが、いずれにしても標高差600m以上を登るのですから、山の日にふさわしい登山です。890m地点も植林ですが、この後はずっと傾斜は緩やかになりました。この付近は所々に長いコンクリート製の杭が立っていますが、何も書かれていません。そして目の前に大きな藪と思ったら、そこが950m+ピークでした。ここから南西に延びる尾根は伐採されており、西から南に大きく展望が広がります。国道53号の土師方面が見えますし(写真)、ガスがかかっていましたが那岐山も見えます。ここから北に広い尾根を少し歩くと、穂見二等三角点(976.01m)のある山頂です。残念ながら木が伸びていて展望はほとんどありません。

下山はまず北に尾根を歩き、尾根先に林道のある尾根を降りることにしました。主尾根から曲がる所は広くて歩きやすく、その先も植林ですが、標高800m付近になると急斜面になりました。ここで広い尾根が二つに別れるのですが、間違えて東側の勾配の少し緩そうな斜面を降りてしまいました。途中で間違いに気がついたのですが、登り返すのはあまりに大変なので、間伐材だらけの谷をトラバースする羽目になりました。これには体力をだいぶ消費しました。やっとたどり着いて正しい尾根を下ると、地形図どうりに広くなだらかな植林となり、大きな池もありました。昨日の雨で水が多かったのでしょうが、これだけあれば夏のあいだ干上がることはないでしょう。蛙が飛び込む音が植林に響きました。

この先は植林をひたすら降りました。686m地点からはちょっと急ですが作業道があります。そのまま踏み跡を歩いて、地形図の林道に出ました。この林道はここで終わっておらず南東に延びていました。この林道沿いにはアンテナがたくさんあり、智頭方面を向いたNHKのパラボラや、智頭町大内中継局、それにドコモやKDDIの携帯アンテナ、中国電力と様々です。アンテナ群を通ると、林道の枝がたくさん作られており、間伐作業中とのことでした。軌道(モノレール・リフト)が設置されていて、物資を引き上げていました。ショートカットできる道もありそうでしたが、地形図どうりに舗装された林道を降りて、ピンク色に染まった恋山形駅を見物しました。できれば智頭急行で一駅乗れば楽に出発点に戻れたのですが、午後は2時間半ほど列車の空白時間帯があり、やむなく歩いて戻りました。

標高差の大きな登山なので、急斜面が続くのは避けられません。下山に使った尾根は、最初の250mほどを林道で登れるので、比較的楽なルートでしょう。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「坂根」です。

2017年8月9日水曜日

大名草の石風呂三角点

名前が良いので行ってみました。大名草の西側の山で、ここから朝来市との境界の山まで行くルートです。この山は国道429号線の北側ですが、国道に沿って青垣峠まで延びている川が石風呂川のようです。加古川の支流となります。最初は国道側から登ろうかと思ったのですが、大名草から見るとこの尾根の東端は最近伐採されてジグザグに道が見えます。南に国道側に廻った側も伐採されており、草が茂っています。そこでまず東端の伐採地の下に行くと、林道がありました。この道は北に尾根裾を廻っており、すこし行ったところになんとか登れそうな植林の斜面を見つけました。そこで、ここから登ることにしました。しかし少し登ると頭上に大きな岩が聳えていました。植林に囲まれて下からは見えないのですが、大きな岩です。幸いにも岩の右手に作業道の名残らしい踏み跡を見つけて、大岩の上に出ることができました。しかしこの上の植林も急斜面で、木に掴まり根に掴まりながら、なんとか登りました。地形図で見ても、とても登る気にならないくらい等高線が密集しています。ほぼ45度の斜面です。登り切ると、南斜面の伐採地の上に出ました。南から東を見渡せます。岩屋山の通信塔もちょっと見えました。石風呂四等三角点(374.68m)は、伐採地からちょっと東に林に入った所にありました。(写真)

この後は長い尾根登りです。標高差で400m以上を登らねばなりません。しかし距離が長いのでそれほど急斜面はありません。511mピークまで頑張って登ると、あとは楽になりました。周囲は植林で、岩も少し転がっています。その後628m地点の手前は尾根が繋がっていません。鞍部に降りるとヌタ場(というか水溜り)がありました。その後はたまにアシビの藪がありますが、簡単に抜けられます。そして最後の登りのあと、登り始めから2時間半近くかかって朝来市と丹波市の市境となる775mピークに出ました。ここへは2015/08/08に来ています。

市境は北に歩きました。大外奥四等三角点(817.71m)を通りました。植林は歩きやすいのですが、木がなくてシダが茂っていたり、アシビの藪もあり、それを抜けると紅白の大河内線五〇鉄塔があります。両側に少し展望があります。太陽光発電電源制御装置なるものがあるので、ソーラーパネルで発電して夜は点灯するのでしょう。植林を歩いて前回も来た870m+ピークに出ました。鉄塔への案内板(白地で字は読めない「火の用心」)が3方向にあります。ここからは下山で、尾根を東に降りました。しばらく降りると大河内線五一鉄塔があります。ここには関電の白地の「火の用心」が二つ上を向いているので、五二鉄塔へはいちど主尾根に戻ってから支尾根を降りるのでしょう。巡視員の方はご苦労さまです。ここは関電に従う必要はないので、そのまま尾根を降り続けました。多少傾斜の急な所もありますが、ほぼ植林なので飽きるだけで問題はありません。最後は植林の中のシダを抜けて、谷あいの舗装道路に出ました。この日は台風の後で谷川の水量は多く、道路にも水が流れ込んでいました。力強い清流を鑑賞しながら大名草に戻りました。一周5時間近くかかってしまいました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大名草」です。

2017年8月6日日曜日

多田から登る多可の天空

千ヶ峰を含む多可町と神河町の間の山並みは多可の天空と名付けられています。何度も両側から部分的に登っていますが、今回は多可町の加美区多田から登ってみました。荒田神社の北の多田から西の谷に向かう細い道を入りました。北側はソーラーパネルで埋められています。植林の入り口にはゲートがあり、開いていますが、ここに車を停めました。ゲートの脇にはタイヤを積んで着色した面白いオブジェがあります。ここから植林を歩いていくと、山小屋があってバーベキューができそうでした。ここが271m地点で、ここから北の谷に向かう舗装道路には「伐採作業中」の看板が立っています。今日の作戦は谷の東側の支尾根で登ることなので、ここから東に登っていく未舗装の林道に入りました。この林道は地形図にもありますが、ジャケツイバラがはびこっていて、あまり使われている感じはしません。地形図どうりにどんどん東に斜面を登っていき、さらに山の東側を登ります。このまま北に行くのかと心配になるとターンして、多田四等三角点(383.30m)まで来ました。ここへは西から別の林道が登ってきて、さらに西斜面を登る林道があります。三角点は林道を作った時に付近の土を掘り起こしたらしく、少し傾いていました。山側には「水源林造成事業四十周年記念 平成13年10月25日」の杭があり、東屋があって休めます。

ここからは支尾根を登りました。林道もほぼ並行して登って行きますが、尾根のほうが日陰で楽です。450m+で舗装林道が西側へ折り返していますが、ここからも尾根を登りました。たまに西側に伐採地があってネットで囲われていますが、中は大きな草が茂っています。苗は育っているのでしょうか?植林は風があって快適でした。少し岩もあります。568m地点は良い感じの植林でした。そして巨大な播磨中央線五四鉄塔に出ました。西に展望があります。そのまま植林を登っていくと、標高700m付近で目の前は植林の急斜面となりました。西側の斜面はあまりに急なので、東寄りのコースをとって東に延びた支尾根にあがり、そこから多可の天空に出ました。アセビの藪の中に、金属プレートの谷山四等三角点(833.58m)がありました。山名の書いてあるプレートはなかったのですが、谷山というピークなのでしょうか?

谷山三角点から多可の天空を南西に歩きました。急坂が多いのですが、周囲は植林で尾根を横切る風も心地よく、まさに極楽でした。夏の休日に誰もこの主要ルートを歩いていないのには驚きました。ちょっと北側に林道が見えました。そして793mピークに登りましたが、ピークはススキで覆われており、中央には関電の「火の用心」が立っています。ここから西の鉄塔に降りて行くようです。天空の道はそのまま南に降りて、播磨中央線五三鉄塔に出ました。さっきの鉄塔の次なので、電線は800mほど谷を渡っています。ここで林道が尾根を横切っていました。この付近の林道は地形図には全く描かれておらず、航空写真では木に隠れて切れ切れにしか分からないので、全体像が掴めません。この林道は尾根近くに尾根に沿って作られているので下山には使えそうもありません。そこで検討すると、地形図にはここから東の谷に降りる破線道が描かれています。そこで探してみると、急な斜面の下に「火の用心」が見えました。次の鉄塔は東の尾根の上ですから、この巡視路は谷に降りているはずなので、ここから下山を決めました。しかし最初はまさに土石流の跡を歩いている感じ、岩あり砂地ありで危険でした。それを抜けると道があるのですが、草で覆われています。そして道は植林に入って行くのでほっとしたのですが、この植林の谷は最近伐採が行われたらしく、枝で埋まっていました(写真)。枝の下はガレ岩が多いので、安心して歩けません。積もった枝を踏みながら歩き、なんとか林道に降り立ちました。少しぬかるんでいましたが、問題なく林道で谷を下山できました。この急斜面の破線道は、実は多田から大畑・生野に繋がる旧道だそうで、谷沿いの林道に説明書きがありました。しかし大変に荒れていますので、ここから登って峠を越えるのは難しいだろうと思います。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「生野」「丹波和田」です。

2017年8月5日土曜日

若桜の来見野の北の山なみ

若桜の北に来見野川があり、その上流に諸鹿渓谷があります。その付近を探索しようと思って諸鹿へ行ったのですが、諸鹿の集落から先は落石で通行止めなっていました。そこで、その手前の北側の山並みを歩くことにしました。

登り口は来見野で、尾根が延びてきています。この付近で登れそうな場所といったらここしかありません。墓所から植林の道を水平気味に北に歩いて尾根の先端に出ました。とても急峻なのですが、作業道かも、という場所を見つけて無理やり登りました。小さな岩が多い急斜面で、木に掴まりながら少し登ると、藪山っぽい尾根になりました。登るのに大きな障害はないのですが、木が生えていない場所では日差しがきつい上に背の高い草が生えていて、かなりの気力を要しました。そこを登り切るときれいな植林になりました。地形図では水路の破線の上付近です。ここからは歩き易い尾根で、自然林で岩のある細尾根を抜け、また植林に入って、597mピークを過ぎて、主尾根に出ました。2017/06/03に歩いたのと同じルートを北に歩いて、丸尾三等三角点(639.92m)に着きました。

前回はここから西に歩きましたが、今回はさらに北に歩きました。この付近は枯れた笹が目立つ程度で、歩き易く気持の良い尾根です。このあと諸鹿に下山するまでずっと尾根歩きですが、上り下りは驚くほど少なく、最高点と最低点の標高差は100mもありません。自然林は落ち葉を踏んで歩けますし、植林は綺麗です。展望はほとんどありませんが、森林浴のできる極楽の尾根でした。634m地点付近では笹が息を吹き返してきますが、歩くのに支障はありません。その先はやや曲がりくねっていますが、ここを抜けると芳原三等三角点(654.45m)です。周囲は少し伐採されており、日差しがきついので急いで通り抜けました(写真)。

さらに東に歩くと、お手本のような美しい植林があり、それを抜けると地形図で破線道が北の細見川から南の諸鹿へ山越えしている地点に出ます。この破線道は北側も南側も急斜面を真っ直ぐに描かれているのですが、これはあり得ないような気がします。しかし他に適当な下山道もないので、国土地理院を信じて破線道を辿ってみることにしました。最初はなだらかな尾根ですが、地形図で傾斜45度くらいに見える所はさすがに急斜面でした。立っているのがやっとという感じですが、藪なのが幸いして木に掴まれるため、意外と降りられました。しかし足元は砂が多くて崩れやすいため、決して楽ではありません。最後の10mほどは木が少なく、木の根に掴まりながらお尻で滑り降りました。滑り降りると天国のような植林でした。この後はしばらく気持ち良く植林を歩きましたが、その先で破線道は東に曲がって谷に降りています。こちらに途中まで降りたのですが、谷に降りる方向はどう見ても藪だったので、方針を変更して真っ直ぐ南に降りました。砂地の広々した斜面で、斜めに降りて行ったのですが、最後は藪になりました。藪の中に作業道を見つけて、しめたと思ったのですが、これはなんと県道沿いのコンクリートで固めた崖の上に出ました。幸いに草をかき分けると道は続いており、藪漕ぎで急斜面をジグザグに降りて、県道に降り立ちました。見上げると、とても道があるようには見えない場所でした。

下山の破線道は踏み跡らしきもののある場所もあって、かつては使われていた可能性はあります。しかし今となっては登山道とは言えないでしょう。屏風岩を眺めるチャンスがなかったのが残念です。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「若桜」です。

2017年8月2日水曜日

大屋町の佐治見川

大屋市の佐治見川は、日本分水嶺の銅山の付近から北に流れ出して大屋川に注いでいます。いちど川沿いの林道を歩いてみようと思っていたのですが、林道を往復するだけではつまりません。そこで、尾根を歩いてから林道で帰ってくることにしました。

出発点は大屋市筏です。支尾根が佐治見川沿いに伸びているので、ここから登るのが普通でしょうが、除草中だったので遠慮して集落の西側から登りました。急斜面ですが、何段も石積みがあり、昔からがけ崩れ対策がされていたことが分かります。石の積み方を見ながら主尾根にでると、あとは植林登りです。あまりきつい坂ではなく、作業道もあります。NHKの杭があるなと思っていたら、共同アンテナがありました。展望があって加保の北の通信塔が見えました。ここからも緩めの登りが続きます。気分の良い場所もあればアシビの藪もあります。631mピークは雑然とした場所でした。さらに登りは続きますが、途中からは2015/05/03に反対方向に歩いた尾根となりました。藪っぽい場所もありますが、歩くのに支障はありません。しかし長い尾根です。

若杉三等三角点(762.33m)は藪の中の伐採地です(写真)。前回と同様に方向を間違えました。藪っぽいので方向を見極めるには方位磁石が必要です。その後で790m+ピークに上がった後も、方向を間違えました。方向確認は常に必要です。藪っぽい細尾根を向けて、頑張って810m+まで登ると、気持の良い植林でした。方向を間違えないように南西に歩き、藪っぽい平坦地から地形図の破線道を目指して植林を降りました。この破線道は不動滝と佐治見川を結んでいますが、実際には存在しません。破線道の描かれている谷は幅が狭く歩きにくいので、結局南側の急斜面をトラバースしました。そして、下に林道が見えたのでちょっと苦労して降り立ちました。歩き始めて3時間半でした。

佐治見川の上流を調べるのが今回の目的だったので、林道を南に歩いてみました。地形図の実線道が終わる付近で道は西に大きくカーブしており、その先はさらに南に登って行っていました。地形図にある破線道に相当する谷は倒木で埋まっていました。この地点の南の907mピークの周囲には不動滝の方向から来る林道があるので、それと繋がっている可能性がありますが、航空写真では確認できません。この林道佐治見線は延長6.2kmとなっているので、ここまでなのだろうと思います。そこで今回はここで探索は終わりにして、佐治見川を下って筏に帰りました。途中に三社栂注連大明神という神社があります。お賽銭をあげようと思ったのですが、ガラス張りの扉には鍵がかかっていました。神社の前には自動車の残骸があり、ここからは半舗装の道になります。ところどころに石垣があり、古くから人の手の入った場所のようです。昔は集落があったようで、その形跡を探すのも楽しみですが、石垣はあっても家屋の跡などは見当たりません。さすがに6.2kmは長くて疲れましたが、佐治見川の水流も綺麗で気持ち良く植林の中を歩けました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「戸倉峠」「大屋市場」です。

2017年7月26日水曜日

登山道で登る銅山

銅山には、いろいろな方向から何度も登っていますが、前回(2016/10/10)登った時に正しい登山道がピストンではなく周回コースになっているのに気がついたので、今回はそれで登ってみました。

県道6号線が富土野トンネルの方に上がっていく所に銅山の道標があります。ここから細い道に入ると、廃村になりかけている富土野の集落を抜け、夏用のコテージのような数軒の家を抜けて倉床川を遡る林道になります。倒木があって軽自動車でくぐり抜けるのが精一杯でしたが、なんとか「銅山登山口」の杭まで来ました。いつものようにここに車を置いて、今日は西向きに歩き始めました。前回のコースを遡る方向です。分岐がありますが道標があります。しばらく歩くと「坑道跡」「銅精錬所跡」という札の掛かっている場所の脇を通ります。前回は上の林道を歩いたのでここには来なかったのですが、こうはっきり書かれると「立入禁止」「危険」の札は目に入りません。しかしこの日は雨の後で水が溜まっていて、とても入れる状態ではありませんでした。

この先の谷の分岐に、再び「銅山登山口」の杭があり、木の橋があってその先にも道標があります。ここは何も表示がないと迷いそうです。道標は前回来たとき以降に整備されたようです。ここから荒れた林道を少し登ると、銅山への道標が植林を指しています。指示どおりにピンクリボンのマーキングを追って頑張って植林を登ると、林道に出ました。ちょっと林道を登るとまた道標が植林を指しており、頑張って登るとまた林道に出ました。ここからまた植林を登ると、林道の終点があり、その先は支尾根登となりました。あまり急ではなく、下草もないので楽に登れました。緑色の石がたくさん落ちていたのは、銅山だからかと思いました。

尾根に出るとさすがに北からの風があって寒いくらいでした。じっさい気温は20度ほどで、霧が北から南に尾根を越えて行く様子は見ものでした。ここから銅山までは植林と自然林の森林浴が満喫できる尾根歩きで、とても楽しめました。そして銅山山頂です。この山は、「うちおく」という名称もあるかと思います。筏三等三角点(953.68m)があります。この山頂の写真は、少し北に降りた所から撮るのが一番印象的でしょう(写真)。

下山は大路峠に向かいました。美しい植林を抜け、気持の良いブナとミズナラの林を抜けます。木の間隔が広く、風通しが良く木漏れ日も心地よく、素晴らしい尾根です。そういえば日本分水嶺でもあります。いったん少し下って857mに登り返し、また下ってアセビの藪を抜けると大路峠です。標識があるので助かります。ここからは2016/08/27に下山したのと同じルートで、整備された道でした。地形図どうりに途中からは林道に出ますが、崩落していて少し対岸を回り道します。ジメジメして暗い植林なので、あまり快適とは言えませんが、見事に育った杉は見ものでした。

3時間で一周でき、展望は全くありませんが森林浴を満喫できるコースでした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「戸倉峠」「大屋市場」です。

2017年7月23日日曜日

戸倉峠から赤谷山

戸倉峠から赤谷山は定番コースですが、下りにちょっとしたバリエーションをつけてみました。

姫路側から国道29号線で戸倉トンネルに近づくと、手前右側に赤谷山への標識がありますが、これが旧国道の入口です。旧国道はなぜか1車線に土が盛られていて、幅が狭くなっています。くねくねと細い道を登って行くと、車両通行止で行き止まりです。まっすぐ行くと隧道ですが、そこまでにも土が盛られていて、ススキが茂って歩けません。左手は林道の入口で、これを歩きました。入口にはチェーンが掛かっています。ちょっと歩くと隧道の入口のすぐ脇を通るので、ここから降りて隧道を見ました。高さ2m程のコンクリートで塞がれていますが、登って中を見ることができます。コンクリートの上の金網には扉がありますが、鍵は掛かっていないので自由に入れます。しかし今日は山登りなので隧道は中を覗くだけにして林道を登りました。

この林道は隧道ができる前の峠道です。戸倉峠は非常に深い切り通しとなっており、尾根に上がるのは不可能です。そんな訳で、登山道は峠の手前から林に入ります。いきなり急登ですがトラロープがあります。しばらく登ると、あとは尾根歩きです。登山道は整備されており、斜面で流されかけている場所はありますが、迷い易い所には標識があります。植林もありますがブナの大木もあって楽しめます。問題は徐々にネマガリタケが増えてくることで、朝に降った雨で濡れているため、服がびしょ濡れになりました。そんな状態で赤谷山に着きました。真夏だというのに天気は曇りで服が濡れていて寒いくらいでした。落折二等三角点(1216.57m)がありますが、他に座れるものはありません(写真)。晴れた日には展望は良いはずです。

下山は違う尾根にしてみました。一つ北の1190m+ピークに戻って、西側の尾根に向かいました。このピークは笹薮で、強力なネマガリタケが茂っています。北の方が笹が薄いので北寄りに西に向かいましたが、目指す尾根は南寄りなので笹薮をトラバースする羽目になりました。やっと目指す尾根に乗っても、笹薮です。道が無いのでネマガリタケをかき分けて進みました。氷ノ山のネマガリダケほどに強靭なものではありませんが、力を要します。下山なので徐々に笹が減ることを期待しましたが、1150mピーク付近から少し楽になったとはいえ、実際に笹薮を抜けたのは1096m鞍部の手前で、そこまでは獣道を歩きました。そのまま北に植林の尾根を歩くと、建設省の小船山反射板がありました。北を向いています。ここからは植林の多い尾根を辿って、850m地点の所で林道に降りました。このあと戸倉峠へはほぼ水平道でした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「戸倉峠」です。

2017年7月22日土曜日

岡山県と鳥取県の県境から木地山

先週は志戸坂峠の方から西に岡山県と島根県の県境を歩きました。適当な所で鳥取県側に降りたのですが、今回は先週歩いた先の県境を歩いてみました。今回は岡山県側からの登山です。

登り口は西粟倉村の塩谷新田です。鳥取自動車道を西粟倉ICで降りて、塩谷川に沿って西に走り、「にしあわくらだんだんベリー畑」の看板から北に入りました。浄水場を過ぎると道は西に曲がりますが、ここに東に入る林道があり、これを登ってみました。ときどき分岐があってどちらが正しいのか分からないのですが、適当に歩いていったら、行き止まりになってしまいました。しかし終点から少し尾根を登ると、上にまた林道がありました。これもどちらに行ったらよいのか分からないので適当に歩くと、また行き止まりです。ここも荒れた超急斜面を登ると上に林道がありました。これも適当に歩くと行き止まりで、これ以上林道に頼るのは時間の無駄という気がしたので、終点近くの尾根を登ることにしました。林道から2mほどよじ登って植林の急斜面に入りました。かなり大変な登りでしたが、しばらくすると主尾根に出て、ここからはときどき平坦地もあるようになり、少し楽でした。892mピーク付近は下草の無い自然林で、割りと気持ち良く歩けました。この先ピークを二つ越えて県境の尾根に出ました。西下側から工事の音がしていました。先週尾根近くで出会った道は今回登った尾根よりも東側から来ており、ひとつ東の谷から登って来るのかも知れません。

先週と同じように道を利用して尾根沿いに西に進み、尾根に上がって先週下山した地点まで来ました。ここから西ははじめてですが、いきなりシダだらけです。陽の当たる場所はシダで埋め尽くされています。林の中を通ればある程度は避けられますが、次は背より高く伸びたススキが行く手を阻みます。この付近は航空写真では尾根近くに道があります。これに期待していたのですが、この道も背の高いススキで埋まっています。幸い多少の隙間はあるので、ススキをかき分けながら道を歩き、尾根に登って林の中を登ると深山四等三角点(974.03m)がありました(写真)。

三角点から西は、徐々にススキやシダが減ってきます。標高も高いので、北や南に展望があります。そして次の三角点の手前の1050m+ピークには智頭町の地籍図根三角点があり、ちょっと展望があります。この付近は最近地籍調査が入ったようです。そして高岳四等三角点(1054.79m)はピークの少し手前にあるので、今日の最高地点はもう少し高いはずです。展望があり、「大倉山1055m」と書かれた札がありました。そして尾根が南西に折れるピークには、反射板(中国電力新田反射板)が立っています。西向きの展望は抜群で、那岐山らしき山が正面に聳えていました。ここを南西に折れてすぐの伐採されたピークが、右手峠(県境)と南の木地山への分岐となります。ここにも地籍図根三角点があります。木地山へ向かう尾根はここからしばらく大きな岩が多く、巻いて進まなければならない大きな岩もありました。しかしそのうちに下草のない尾根になり、植林も増えてきます。そして、木地山に着きました。杉谷三等三角点(907.64m)があります。

以前に木地山に来た時は、山頂から東に延びる尾根を降りましたが、今回は少し南に降りてから別の東向きの尾根を降りました。最初はどこが尾根かよく分からないのですが、ひどい藪ではなく快調に降りられました。そして726mの手前で林道が南から上がってきて、それを歩いたので726mピークは南側を巻きました。その後は尾根を東に歩いたつもりだったのですが、たくさんある林道に惑わされて南向きの尾根を降りました。どこかで林道を使って下山してもよかったのですが、結局最後は東向きに尾根を降りて、下に見えた道路に降りました。

4時間半ほどの山歩きでした。県境の尾根は、志戸坂峠に近い方が歩きやすいと思いました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「坂根」です。

2017年7月17日月曜日

鳥取県の駒帰から登る志戸坂山

鳥取自動車道の岡山県と鳥取県の県境は志戸坂峠です。ここから西に延びる尾根は、岡山県側から志戸坂山に登った時(2016/9/17)に通っていますが、もっと西側を歩いてみようと思って、鳥取県の駒帰から登ってみました。登り口は鳥取自動車道の駒帰トンネルの通っている尾根です。尾根先は削られて道路になっていますが、西側から尾根に上がる道があります。作業道なのですぐに怪しくなって、あとは非常に急勾配の植林の斜面を這いつくばって登りました。足元の土がしっかりしていたので登れましたが、かなり危険な斜面でした。

尾根に上がってからもしばらくは急な登りが続きます。ときどき平坦になって楽になることもありますが、長くは続きません。周囲は主に植林でした。標高650m付近では林道が尾根を横切っていました。西側から登ってきているようでした。さらに登り続けると徐々に楽になってきて、790m+に達すると、平らな尾根を歩くようになりました。ここには「明治百年記念植林 家業繁栄」と掘られた石がありました。788m地点を過ぎてしばらくは楽な平らな尾根ですが、少し登ると藪っぽくなってきました。アセビなどの藪です。900m+まで来ると伐採地があって、吉野川沿いが望めましたが、ここからはあちこちにシダが生い茂った尾根になります。そういえば前回(2016/09/17)志戸坂山から志戸坂峠に降りた時にもこんな所を通ったなぁと思っていると、県境に出ました。志戸坂四等三角点(910.69m)は良い雰囲気の林の中にあります。志戸坂山というプレートが掛かっています。

志戸坂山からは西に県境を歩きました。これも日本分水嶺のようです。ところどころ幅広い尾根になって、気持ち良く歩けました。木がないとシダがはびこるようでした。歩きやすいのですが意外と迷いやすい尾根で、何度か支尾根を降りそうになりました。登りになってだんだん藪っぽくなってきたころ、南側に道を見つけました。車が通れる幅ですが、今は木がせり出していて通れないでしょう。しかし藪を歩かなくて済むので道を歩くことにしました。この道は斜面に作られた水平道ではなく、有り難いことにジグザグに登って行きます。最後は960m+ピーク付近に達して西に下って行くようだったので、尾根に戻りました。

下山は少し歩いた先の960m+ピークから北に尾根を降りました。この付近もやや藪っぽく、しかも枯れた根曲がり竹が残っています。ここから北に延びた尾根は下山ルートというには登りが多く、じっさい976mピークは今日のコースの最高地点です。アセビの灌木を抜けて上がり下りを繰り返して、櫛浪三等三角点(916.73m)に着きました。この先は植林となります。写真は植林側から撮ったものです。ここからは東に尾根を真っ直ぐ降りました。植林の箇所が多いのですが、自然林もあり少し藪もあります。藪を避けようとすると尾根を外すので、気を付けて尾根の中央を降りました。ひどい急斜面もなく、あまり苦労せずに標高580m付近まで降りると下に林道が見えたので植林の斜面を降りました。この林道は尾根先に回り込んでから谷に降りて行っていました。途中でいくつか分岐がありましが、谷川沿いになると、気持ち良く森林浴をしながら駒帰に戻れました。

一周で5時間かかりました。特に見どころがあるわけではありませんが、気持の良い尾根を歩けました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「坂根」です。

2017年7月16日日曜日

大屋町栗ノ下から日本分水嶺へ

夏は高い山に登らないと暑くてたまりません。日本分水嶺にはどこもそれなりに高い山がありますが、宍粟市と養父市の市境の山は高いだけでなく気持ち良く歩ける森です。今回は養父市大屋町中間の栗ノ下から長い尾根で分水嶺に上がってみました。

栗ノ下の西側の尾根先には、送電線の鉄塔があります。ここから登れそうだなと思って巡視路を探すと、西側から急斜面に黒いプラ階段がありました。非常に急な上に荒れていて階段も全然平行に並んでいませんが、それよりもジャケツイバラがはびこっていて困りました。春は黄色い花がきれいだと思いますが、服の上からでも刺さります。なんとか鉄塔まで登ると、横行大屋線一一鉄塔でした。ここからは期待どうりに作業道があって、尾根を登れました。すぐに植林に入り、あとはひたすら登りです。標高で100mも登ると楽になってきました。地形図と実際はやや違っていて、標高550m付近は急斜面でした。これを登り切ると、横行三等三角点(600.18m)がありました。白い杭はあるのに標石が見えないと思ったら、ほとんど枯れ葉に埋まっていました。

ここからもひたすら長い登りです。標高差の割には距離が長いので登りは楽かと思うと決してそうではありません。だいたいは植林で下草はありません。714mピークの先の710m+で尾根が曲がる所は意外ととんがったピークで、巻いたほうが楽でしょう。その先は細尾根ですが、尾根の北側に作業道の名残がありました。そして標高750m付近から800m付近へ非常に急な直登があり、広い植林に出ました。その後850m付近でももう一度急な上りがあり、気持ちの良い自然林を抜けて、870m+で日本分水嶺に出ました。登りはじめて2時間半でした。周囲は植林です。

日本分水嶺を西に歩き、植林を登ってヒカゲノカズラを踏まないように歩いていくと、横行三等三角点(940.12m)に出ました。こんなに近い距離に全く同じ名前の三角点が二つあるのは珍しいと思います。木が覆いかぶさっていました(写真)。冬に雪が積もるのを防ぐためでしょうか。南側は伐採してあり、共同アンテナの残骸があります。ここへは2012/08/27に来たことがあります。その時のルートとは逆に西に歩き、自然林を抜けると原横行線五二鉄塔がありました。この付近の鉄塔は小ぶりで一系統しか電線がありませんが、横行発電所の電気を運ぶためだけのようなので、小さくてよいのでしょう。

鉄塔の先は自然林で広々していて良い雰囲気でした。しかしそろそろ下山しなければならないので、926m地点の先で北へ支尾根を降りました。この尾根はかなり急峻で足が疲れました。途中で平坦になって少しホッとする所もあるのですが、全般に木に掴まりながらでないと降りられないような急勾配でした。植林になると少しは楽ですが、それでも急勾配は変わりません。何度も滑って転びながら、1時間近くかけて、やっと横行の四ケ峰神社に降りてきました。阿形の狛犬が左側にいる神社です。あとは大屋川(横行川)に沿って歩いて栗ノ下に戻りました。

気持の良い森の中を歩けましたが、登りは長くて精神修養のようですし、下りは急すぎて足の鍛錬のようでした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「戸倉峠」です。

2017年7月8日土曜日

筏津から登る西粟倉村のツズラ山

ツズラ山には以前も登りましたが、今回は知社川沿いです。登り口は筏津にある王子権現付近です。美しい植林ですが、かなり急斜面なのでどう登ろうか迷っていたら、関電の赤い「火の用心」が立っていました。60となっていますが、とりあえずこの付近から植林に入りました。作業道を見つけて登ると、支尾根には溝があり、少し登ると空っぽのコンクリート製の小さな祠がありました。もう少し登ると北側から林道が登ってきてターンして北に行っていましたが、登山向きではなさそうなので、真っ直ぐに植林を登りました。40分ほどで標高差300mほどを登ると、関電の黒いプラ階段があり、その上には山崎智頭線六一鉄塔がありました。鉄塔の下の芝生は気持ちよさそうです。最初に見た60というのは、この下の斜面途中にある鉄塔ですが、かなり南寄りなので、巡視路は南に寄り道して登ってくるのだと思います。しかし、最初の札からプラ階段までは道と呼べるものはありませんでした。

ここからは西粟倉村と美作市の境界です。巡視路をちょっと歩くと江の原四等三角点(572.22m)があるはずですが、気持ち良く歩いていて見落としました。とても歩きやすく、北側には展望もあります。送電線の巡視路は尾根から別れて北側に行ってしまいますが、尾根も植林で問題なく歩けました。とは言え登りもあって、登った先で林道が尾根を横切っていました。ここは新しい地形図では南から林道が尾根に達していますが、実際には林道は北に続いて送電線の鉄塔の方向に行っていました。これも登りには使えないのでそのまま急な尾根を登って、いったん630m+ピークに出て、更に南に登って倒木だらけで見晴らしの良い700m+ピークに出ました。ここは2016/5/21にツズラ山に登った時に通りました。今回は北に折り返して急坂を下り、さらに急坂を登ってツズラ山に着きました。古町三等三角点(723.96m)があります。展望はありません。

山頂から西に降りると、地形図どうりに道が鞍部に上がってきていましたが、実線道ではなく破線道でしょう。2016/5/21には南からやって来た720m+を、今回は北に折れました。尾根を下っていくと、66鉄塔への分岐付近の600m+鞍部では、南の谷から林道が来て、尾根には達しないで南西の斜面に向かっていました。そちらには行かず、更に植林の尾根を歩いて、ちょっと登ると山崎智頭線六七鉄塔がえらく急な斜面に立っており、その上のピークに真新しい知社谷四等三角点(603.65m)の標石がありました。展望良好で日名倉山が見えました(写真)。このあとは尾根を間違えずに北に曲がって、峠の切通しの上に出ました。岡山側に降りると、可愛らしいお地蔵様(とも言えない不思議なオブジェ)がありました。ここからは道路を歩いて戻りましたが、途中の旧道は林の中で気持ち良く、2016/9/10に知社三角点から降りてきた付近に出てきました。この付近は伐採が盛んに行われているようでした。

今日も天候が不安定で、帰りは雨が降っても良いように道路を長く歩くルートにしましたが、いろいろなルートで歩けそうな山です。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「古町」です。

2017年7月2日日曜日

智頭町の錨谷三角点

以前に沖の山に登りましたが、その西側の山に登ってみました。志戸坂トンネルを鳥取側に抜けて、旧道を旧トンネルに向かってちょっと入った付近から登り始めました。この道に入るところが尾根先で金属製の階段があるので、そこから登るのが普通でしょうが、車を止めに奥に入りました。ネットなどはなく、草の生えた作業道があったので歩いて登って行きましたが、すぐに谷で終わってしまいました。西の尾根に消えかけた作業道があったので、そちらから急斜面を登りました。植林の中をしばらく登ると少し楽になって、頑張って696mピークに着くと後は楽な尾根歩きでした。すぐに東側に林道が見えて来ました。この林道は山の斜面をつづらに登り、場所によっては尾根上を登っていきます。地形図でシュモクザメの頭のような形に見える尾根端の南側から登ると、林道が900m付近で尾根を横切っていました。この林道には後で戻って来ますが、この時は更に登り続けました。900m+まで登ると快適な尾根でした。ちょっと歩くと錨谷三等三角点(922.04m)に着きました。気持ち良い林の中です(写真)。さらにもう少し東へ歩いてみました。細尾根の付近まで来るとやや荒れた感じですが、914mピークまで楽に歩けました。この先も植林が続いていましたが、ここから引き返しました。

三角点を過ぎて、シュモクザメの頭の北側の尾根を降りると、西側下に林道が見えました。降りやすそうな所で林道に降りて、下山の南西に延びる尾根を探しました。これを降りていったのですが、この尾根には林道があり、尾根を左右にジグザグに横切るように作られています。尾根を真っ直ぐに降りるのが近道なのですが、林道を横切るたびに林道に飛び降りなければならないので困りました。しかし、最後に林道を横切ってからは美しく植林になりました。両側が植林なので尾根は回廊のようです。668mピークで南に曲がってからも植林が続きました。そして635m地点からは適当に降りやすそうな斜面を降りました。最後はかなり急斜面の植林になったのですが、下に林道が見えたのでそのまま降りました。この林道はほぼ水平で、南の尾根の上で終わっていたので、ここから椎茸作りの林に降りて、そのまま急斜面を温江神社に降りました。

この日は天候が不安定で昼頃から付近で雨雲が発生しており、急いで下山しました。下山中は小雨でしたが、車に戻ると前も見えないゲリラ豪雨となりました。この季節の登山は注意が必要です。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「坂根」です。

2017年6月24日土曜日

天滝キャンプ場から杉ヶ沢高原

大屋町の天滝は、98mという兵庫県最高落差を持つ滝です。この北側には杉ヶ沢高原という地形図で見ても特異な平坦地があります。この付近を歩いてみようと思いました。

普通に天滝を見に行っても面白くないので、登り口は大屋町筏の天滝キャンプ場にしました。キャンプ場の中に段四等三角点(278.81m)があるはずなのですが、見つけられませんでした。ちょっと苦労してネットをくぐって、植林から尾根を登り始めました。作業道の跡らしいものもあって、登りにくくはないのですが、すぐに周囲は自然林になり、590m+のピークの手前付近には非常に急峻な場所があります。途中で藤無山などが見えることもありました。30分ほどの激登りで590m+ピークに着き、585mピークを過ぎると気持ちの良い植林です。そのまま尾根を歩くと尾根が細くなり,746mピークあたりからは天滝の音が聞こえるようになります。音だけでなく、木々の間から天滝の上のほうが少し見えました。しかし、この先の標高700m付近では、地形図では分かりませんが尾根が切れています。その先の鞍部へ降りるには、急斜面を巻かねばなりません。岩の多い西側の急斜面を降りましたが、かなり危険でした。ハイキングコースとしては難があると思います。

さらに岩の多い細尾根を歩くと、尾根が広くなって南側斜面の植林が伐採されており、尾根にはネットがありました。その先どうやって天滝に行くかを思案しました。すぐに谷に降りて横切れば、杉ヶ沢高原の南端に出られますから、天滝には最短コースとなります。しかしもう少し歩きたかったのと、沢を渡れるか分からなかったので、結局尾根を歩き続けました。この付近は植林ですが地面は落ち葉で埋まっており、気持の良い場所でした。しばらくはそのまま曲がりくねった尾根を歩き、「天滝頭 30.88ha」と書かれた看板が立っている所まで来て、谷に向かって降りました。この付近は谷も植林されています。場所によっては湿地になっており、気をつけないと靴が泥だらけになります。しかし開けた植林の谷は気持の良いものです。特に何もありませんが、地形図で南に延びている林道を探しました。確かに林道の終点があって、そこから北に歩きました。北に向かう谷も広々した草地があり、もっと広大な杉ヶ沢高原に出ました。木が少なく、ほとんどは草地です。平らにされている割には畑も少なく、とてももったいない気がしましたが、国定公園だからでしょうか。秋にはススキの草原になるのでしょう。建物もまばらですが、ところどころにある植林は美しく手入れされています。

北に登って行くと、Google Street Viewの終点に出ました。ここから6月といえ炎天下の舗装道路を東に歩くと、「拓魂」と書かれた石碑があり、まっすぐ歩くと植林に入りました。この付近のことは[1]に詳しく書かれています。ジギタリスやクリンソウを見ながら植林に入り、少し歩くとトイレがあります。さらに分岐の所に納屋のような建物があり、天滝までは2.0Kmとなっています。標識に従って天滝の方へ歩いていくと、左手(東側)が谷になります。谷の方向の木々を見ていたら、木の上に黒い固まりがあって、鳥の巣かと思ったら熊でした(写真)。かなり高い木の上の方で、しきりと何かを食べていました。枝から枝へ移動するのも登るのも素早いのですが、降りるのはなんとなく恐る恐るなのは人間と同じでした。

熊と分かれて少し歩くと休憩できる大きめのログハウスがあります。この先の林は「森林浴の森」だそうですが、道が分かりません。適当に抜けると道標がありました。この付近は平坦ですが、南側の天滝の谷に向かっては急斜面で、その境界には少しだけ盛り上がった土手のような場所が続いています。面白い地形です。滝に向かって急斜面をジグザグに降りて、次は斜面をトラバースして行きますが、途中にあるのが俵石で、節理に岩がちょうど俵くらいの大きさになって重なっています。道はしっかり作られたものですが、ところどころ崩落気味で、すり鉢の斜面を歩いているような感じの場所もあります。そして平坦地に一旦出てから再びジグザグに斜面を降りて、天滝に着きました。幼稚園から小学校くらいの子供がたくさんいてびっくりしました。天滝はさすがに迫力のある滝です。天滝から駐車場まで(Google Mapでは駐車場が天滝になっている)はかなり険しい登山道でしたが、子供や犬も登っていました。駐車場からは舗装道路でキャンプ場まで戻りました。

キャンプ場で話をした人は熊はいないと言っていたのですが、いちおう鈴は鳴らしていました。確かに熊を見たのはは杉ヶ沢高原で、天滝の南の山ではなかったので、言われたことは間違いではなかったようです。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「戸倉峠」「氷ノ山」です。

2017年6月17日土曜日

志戸坂峠から東に県境を歩く

志戸坂峠には西から尾根を歩いて2016/09/17に行きました。この時に、さらに東に鳥取県と岡山県の県境を歩けることに気付きました。そこで今回は、まず北から志戸坂峠を目指し、東に歩きました。

鳥取自動車道を駒帰で降りて、南に旧道を歩きました。峠に向かう旧道はいったん東に大きく曲がってから南に谷を進みます。かつての国道だけあって、幅は狭めですがしっかりした道です。トンネルの手前に風之窯という作陶場があるのですが、作業場らしいプレハブが潰れていました。この冬の雪で潰れたようです。鍵のかかっている志戸坂トンネルは昭和10年から56年まで使われたということで、今は漬物を作っているとWikipediaにはありますが、入り口付近には何も置かれていません。トンネルを見終わると、チェーン装着場から急斜面を登って峠越えの旧道にでました。これもしっかり作られた道です。カーブの所まで来ると「智頭往来」と書かれた看板があって説明文がありました。参勤交代にも使われた由緒ある道のようです。ここから峠まではすぐでした。途中に東屋もあります。峠は2016/9/17に来ましたが、峠の手前の道幅が狭くなっている所は、両側の斜面が崩れて狭くなっているようです。峠には木製のステップがあるのですが、やや腐りかけています。

今日の目的は峠から東に歩くことなのですが、峠の東側は急斜面すぎて登るのは難しいので、まず北側に降りてから、植林の作業道をたどり、最後は一気に斜面を登って663mピークに出ました。ここからは尾根歩きです。伐採した幹が転がっていますが、歩くには支障はなく、このあと尾根では障害物に会うことはありませんでした。ただし上り下りもあり、支尾根に迷い込みそうになることもありました。岩場はないので展望はわずかで、木の間から見える程度です。県境の標石のようなものは、まったくありません。

まず標高700m付近で鳥取側から林道が来ていました。この林道は北斜面に作られており、歩いているのと同じ北方向に向かっていましたが、尾根の標高が上がると見えなくなりました。そして四行田三等三角点(844.89m)には白い杭が立っていました。2016/05/14に沖ノ山の帰りに北の大井谷を歩いた時に、この尾根の北斜面に林道が見えたのですが、この付近から北側にも南側にもときどき林道が見えるようになりました。そして落ち葉に囲まれた新しい標石の段四等三角点(822.54m)を過ぎると両側に林道が並行して走るようになりました。ただし北側の林道はずっと繋がってはいないかも知れません。あとで谷から見ても、林道に入れそうな場所が数か所ありました。写真は805mピークを過ぎて撮ったものですが、尾根の両側に林道があります。ただしこれらの林道が尾根を越えて繋がることはありません。尾根を越える道がないので、どこから下山すればよいか悩みました。結局893mピークまで行って、その先の谷を北に降りることにしました。この鞍部には、初めて尾根を横切るような作業道が認められました。谷を降りるのは容易ではなく、倒木はありませんが谷底は水があって湿っているため、東側の斜面の少し上がった所をトラバースして降りました。幸い距離はあまりないので、大井谷に降りられました。

この地点では大井谷には破線道が描かれています。狭い川を渡った北側に舗装道路がありました。ただしこの舗装は場所によって剥がれています。この付近の地形は広々していて気持ちが良いのですが、不思議な地形なのでかんな流しの跡かも知れません。途中からは2016/05/14に通った道となり、しっかりした石垣が見られます。そして川の南側の神社に川越しに参拝し、「私有地につき無断立入禁止」の扉を過ぎて、出発地点まで1時間以上かけて戻りました。

志戸坂峠を越えて歩くのもよさそうですが、帰りにトンネルを歩くのは気が乗りません。それにしても参勤交代は徒歩なのでなんとかなるとしても、昭和10年までは峠越えの道を自動車も通っていたのでしょうか?かなり強力なエンジンが必要だったことでしょう。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「坂根」です。

2017年6月3日土曜日

若桜の千石岩から丹比へ

地形図を見ると、若桜鉄道は若桜駅から大きく北に出っ張った尾根の先を回って次の丹比駅へ走っています。この尾根の北には八東川が大きく蛇行して流れており、その北側には川の蛇行に沿ったブーメランのような形の山並みがあります。この山並みは面白そうなので歩いてみました。

登り口は若桜側で尾根の先に取り付きました。地形図ではあまりに急斜面で登るのは無理かと思ったのですが、南側は登れそうな感じだったので害獣避けの扉を開けて山に入って急斜面を登りました。すぐに作業道が見つかりました。これでかなり上まで登れたので、道が消えても急斜面をちょっと登れば尾根に上がれました。ここからは尾根歩きで、すぐに少し下って鞍部があります。この付近は植林で北の方から林道が来ていました。ここからの登りは急ですが、下草もなく楽に登れました。千石岩の下の付近にも北側から林道が来て終わっていました。千石岩に近づくと勾配は急になり、岩場になります。ピンクテープが登山道なのだろうと思って登っていくと、岩の間をよじ登って千石岩の上に出られました。さすがに展望は良いのですが、高所恐怖症なのであまり身を乗り出すことはできません。この付近の岩は数cmの板に劈開するタイプのもののようです。

千石岩から少し登ると平らな尾根になって、あとは気持ちの良い尾根歩きです。場所によっては幅の広い尾根で、553m地点の手前では尾根を乗り換えるような感じになります。そのうち植林も増えてきますが、だいたいは尾根の片側は自然林で、枯れ葉を踏んで歩けます。597mピークにも行ってみましたが、平らな植林です。このへんからちょっと分かりにくい所もありますが、尾根を登って丸尾三等三角点(639.92m)に着きました。白い木の「大切にしましょう」が朽ち掛かっています。

ここからは西に歩いて丹比の方に向かいました。最初しばらくは正しい尾根に到達するまであちこち迷いました。間違った尾根を降りて南の尾根に移り、しばらく降りていくと細い尾根になってきました。多少藪っぽい場所もあります。474m地点付近から先はGPSで位置と方向を確認しながらややこしい尾根を降りていきました。さらに西に行くと、地形図で見ても見事な細長い尾根になります。植林の所が多く、歩くのは容易です。両側を木々の間から見下ろすことができます。そのうちに「危険立入禁止」と書かれた札が落ちているようになりました。そしてドラム缶が3つ転がっていると思ったら城山三等三角点(351.07m)がありました。そのすぐ下にはプレハブのような小屋の残骸がありました。この付近は平坦地が作られているような印象があり、名前の通り山城があったのかも知れません。もう少し降りると「立入禁止 危険 富枝部落財産区」という札があちこちに立っていて、鉄線が張られていました。この付近の南側は崖で、落ちないようにという親切なのだと思いますが、誰がわざわざここまで登って来て崖から落ちるだろうかと思いました。確かに上から覗くと急斜面ですが、もちろん崖は見えません。降りてから見上げたところ、100mはあろうかという垂直な崖でした。尾根の上は危険はありませんが、笹薮を抜けるのに苦労したりで歩きにくくなりました。しばらく藪漕ぎをすると今度は急斜面になりました。ここにもピンクテープがあるのでそれを辿って木に掴まりながら降りていくと、金網もなく国道29号線に降りられました。丹比駅まで歩いて、2時間に1本しかない列車で若狭駅に戻りました。

三角点のところにあった小屋のことを考えると、別の降り方があったような気がします。千石岩から眺望も良く、尾根も全体に歩きやすかったので、良いコースだと思います。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「若桜」です。

2017年5月27日土曜日

兵庫・岡山県境の佐用の竜王三角点

どうして名前が竜王なのか、付近の地名を見ても分からないのですが、先週歩いた佐用町北端の県境の尾根の南側です。登り口は国道373号線が県境を横切っている場所にしました。「播磨の峠ものがたり」によると、ここは「さっこり峠」と呼ばれているそうです。明治時代の工事で作られたそうで、勾配は緩やかです。しかし、峠から北の尾根に登るには急斜面を登らねばなりません。少し東側の尾根から登ったほうが楽だったかも知れません。足元はやや崩れやすく、作業道もありませんが、下草は全くなく、尾根の上がれば快適に歩けました。40分ほど歩いて竜王三等三角点(530.85m)に着きました。この付近は少し倒木があります(写真)。

この尾根は所々倒木やアセビの藪がありますが、抜けるのに苦労するような所はありません。そして531mピークまで来ると、佐用側から林道が上がってきていました。この林道は東側の植林のために作られたもののようでした。この先で尾根は西方向に曲がりますが、この付近はここまでよりも藪っぽい場所でした。そして510m+ピークまで来て、ここから北に降りれば先週登って来た鞍部ですが、帰りが近い南西の尾根で下山することにしました。迷いやすい尾根ですが、方向を確認して降りれば歩き易い尾根でした。最後は崖の上に出てしまうので、南の植林の急斜面を降りました。

帰りは東町から西町まで歩いて帰りました。南北に離れた集落になぜ東西の名前がついているのか、これも謎です。さっこり峠まで戻ってきて2時間半程度の短い行程でした。歩き易い山だったと思います。この付近は山にネットが無いので助かります。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「古町」です。

2017年5月20日土曜日

佐用町若州の奥を一周

佐用町の北端にある若州は廃村と思われていることが多いようですが、新しい家もあって週末になると車がとまっています。しかし壊れかかった家も多く、雰囲気としては廃村です。若州を通る道は北に谷の奥まで延びていますが、道があるかどうか怪しいので、とりあえずは尾根で一周しました。

最初は若州の南から地形図で西に延びる破線道を歩きました。これは谷道で、北側の斜面に作られていますが、歩いていくうちにどんどん崩落して、場所によっては斜面をトラバースしている状態になりました。滑落しても数mですが、落ち葉で滑りやすいので危険です。谷底も歩けそうですが、場所によっては平地がないので、歩きづらそうでした。破線道と思われる道は消えかかりながらも峠まで続いていました。峠ではお地蔵様を探しましたが、発見できませんでした。峠からは北に斜面を登って県境の尾根歩きになりました。広々とした気持の良い植林の尾根ですが、広すぎて迷いそうになることもありました。590m+付近は倒木が多いのですが、西に少し展望があります。少し藪っぽい所がありますが、ひどく歩きにくいことはありません。ただし地形はかなり複雑です。600m+ピークを過ぎて降りると、鞍部が北東から来ている林道の終点になっていました。林道は歩かずに620m+を越すと、また林道が東から西に尾根を横切っていました。この林道は次の鞍部でも西から東に尾根を横切っており、その後も尾根の東側下を北に延びていました。これについてはGoogleの航空写真をごらんください。尾根の方には巨大な山崎智頭線五二鉄塔があって、大原が望めました。その北には山根四等三角点(633.52m)があり、西の後山川沿いと、東の郷鴫山が望めます。

三角点の北も歩き易い尾根ですが、「愛の村ビューライン」という札が木に付けられていました。愛の村パークは東粟倉にあるので、そこの関係で整備されたのでしょう。しかし道が付けられている訳ではなく、登って来る登山道もなく、さらには愛の村はこの先一度も尾根から見えることはありませんでした。その北で林道が東西に尾根を横切っており、これで岡山側に降りられるので、これが登山コースなのかも知れません。この林道は県をまたいで作られています。林道の北も「愛の村ビューライン」のようで、細尾根になってからも札がありました。途中で東粟倉小学校が見えました。細尾根は最後は谷の奥に出ます。ここには地形図では若州から延びる谷道の破線道が来ており、さらに北側にかなり無理なコースで降りていっています。この破線道を探しましたが、南にも北にも見つかりません。北は地形図どうりの急斜面です。南の谷は倒木が多く歩きにくそうなので、南東に斜面を登りました。789m地点まで登り、南に歩いて郷鴫山へ向かいました。途中で枯れすすきで覆われた789mへ行ってみましたが、日名倉山から後山方面が見渡せました(写真)。この付近は伐採が進んでいるので眺望は良好です。郷鴫山へは尾根を歩きますが、最後はネットがあって藪を登らねばなりません。頂上には作用ハイキングコース選定の会が平成27年に建てたプレートがありますが、宍粟50名山と見間違いそうでした。奥海三等三角点(783.73m)もあります。ハイキングコースとのことで、山頂の手前には郷鴫山への道標がありましたが、登山道がどちらから来ているのかは分かりませんでした。

下山は南西の尾根を降りましたが、複雑な地形で悩みました。結局山崎智頭線四九鉄塔まで歩いて、その先を西に折れるのが正解です。そこからは地形図では一本の尾根のように見えますが、分岐が多くて何度も間違えそうになりました。特に630m+ピークから南の細尾根に降りる所は、下の尾根が見えないので決断を要しました。この細尾根は気持の良い場所でした。最後は西に曲がって、その先は南に降りるつもりがまっすぐ歩いていたら北西に向かうことになり、急斜面の植林を降りました。足元は崩れやすくて、若いヒノキに掴まりながら降りました。腕が痛くなりました。最後は砂防ダムの付近に出てきて、民家の脇から出ようとすると扉が開けられず、結局畑を歩いて石を祀っている祠の所で川を渡りました。

この季節には異常なくらいの暑さの中を5時間歩きました。佐用の山にしては倒木地帯も少なく、下草はなく、歩きやすかったと思います。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「古町」です。

2017年5月14日日曜日

大茅からダルガ峰

ダルガ峰(だるがなる)は、駒の尾山から行ったことはありますが、尾根歩きだったので西側に広がる避難小屋のある平坦地には行ったことがありません。そこで、西の大茅から登ってみることにしました。大茅スキー場から登山道がありますが、それでは面白くないので、大海里川の北の尾根で登ることにしました。登り口の尾根先には地形図では墓地があります。この墓地は金網で囲まれていますが、山に入るには金網の外を登りました。すぐに急斜面の植林になりますが気持ち良く登れました。少し登ると鬱蒼とした植林になりましたが、地形が不自然に複雑で、かんな流しの跡のように思われました。特に小才田四等三角点(845.73m)の手前は大きくえぐれていて、自然にできたものとは思えません(写真)。三角点の方は、落ち葉の中に5cmほど頭が出ていました。この尾根には時々土石流の痕のような岩もあります。そして、三角点付近から周囲は自然林が増えてきます。南側すぐ下には未舗装の林道が見えました。そして、標高950m付近は急斜面で、大きな岩がありました。これを登り切ると、「おかやま森つくり県民税事業」の杭が立っています。平成20年にCO2対策として間伐をしたようです。この上には未舗装の林道があり、それを少し歩いてから林道ダルガ峰線に出ました。ちょっと南に歩くと整備されたトイレと休憩所があります。舗装された林道を北に歩いて、中国自然歩道で平原に入りました。平原と言っても緩い上りです。木はあまり生えておらず、枯れたススキが重なっている中に道が登っていきます。すぐに「若杉後山歩道避難小屋」がありますが、夏は閉まっているようです。この付近は木がないので夏は非常に暑いと思われます。登りきって県境の尾根に出ると林になり、中国自然歩道を南に少し歩くと宍粟50名山の「ダルガ峰(なる)1163m」の標識が立っていました。これがなければ、どこが山頂か分からないくらいに平らです。

下山は登った道を林道ダルガ峰線まで戻り、少し南の尾根にしました。未舗装林道をちょっと歩いてから尾根を辿って下りましたが、地形が複雑でGPSがないと簡単に迷います。最初は新緑が美しい自然林ですが、そのうちに植林が増えてきて、ここもかんな流しの跡らしく、地形は複雑です。不自然に残った細い尾根を下りました。なるべく長く尾根で下ろうと思ったのですが、最後は尾根が終わって谷に降りました。下草はありませんが間伐した木の転がっている谷間で、歩きにくく、斜面を歩いて舗装された林道に降り立ちました。ここは三倉木谷と呼ばれるようですが、大きな堰堤が作られています。道路も地形図に描かれているものとは異なる、南側の道路を降りました。吉野川沿いに降りてからは、大茅地区活性化協議会の芝桜公園を見て帰りました。

一周4時間くらいなので、標高差700mを考えると楽に歩けたということでしょう。累積標高は1600m以上になりました。林道ダルガ峰線はGoogleのStreet Viewで辿れるので、雰囲気を知るには便利です。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「坂根」です。

2017年5月3日水曜日

加美区丹治から登る篠ヶ峰

篠ヶ峰には何度か登っていますが、いつも東の氷上町の方からでした。そこで、西の多可町加美区丹治から登ってみることにしました。とはいえ、こちら側からは山頂まで舗装道路が延びていますから、普通に登るとそれを辿ることになります。そこで、北向きに登って、大井戸山から篠ヶ峰への尾根を歩くことにしました。

まず丹治で道を探すと、集落の東に春蘭荘という温泉と桜公園があることが分かりました。この公園の北側に林道があります。チェーンがかかっていますが、よく整備された道で、これを山裾沿いに歩きました。途中には通称名という札がたくさんあって、「山ノ神」「在郷軍人山」「勝太郎切跡」など興味深い名前がありました。機材運搬用のモノレールもありましたが、藪の中に登って行っていました。そして大きくヘアピンカーブすると舗装は無くなり、最後に道は2つに別れ、ひとつは送電線鉄塔の方へ登っていました。これは奥多々良木線三四鉄塔で、展望があります。ここからは尾根を真っ直ぐに登ることにしました。さほどの藪ではありませんが、枝をかき分ける必要がありますし、ネットがあって邪魔です。勾配もあるので体力勝負の登りでした。そして主尾根直前まで登ると、未舗装の幅広い林道がありました。尾根の下を巻いて走っている感じで、どこまで行くのか見に、左(北東)に行ってみました。するとすぐに終わっていたので、その付近から尾根に上がって、さらに西側に歩いたのですが、これは逆方向でした。急坂を必死に登ると、地積図根三角点があって、「大井戸山 清水山」の矢印がありました。ここは2012/09/14に通った大井戸山から清水山へのルートで、篠ヶ峰へのT字なっているピークでした。実は林道は主尾根に沿って走っていたのだと気付いて、引き返して篠ヶ峰へ向かいました。

大井戸山と篠ヶ峰の間の尾根は勾配もあまりなく歩き易く、北に氷上町方面が望めました。そして林道の切通しがありました。この林道は加美区と氷上町をつなぐものなのですが、南側には「5号(日向)線」という林道があって、これがさっき出会った林道のようです。ここをちょっと南に行けば山頂に通じる舗装道路があるのですが、それではつまらないと思って東に歩きました。この林道はしっかり作られたようですが非常に荒れています。やっとのことで氷上町へ降りる所まで出ました。地形図にはここから山頂まで破線道があるのですが、実際にはありません。急斜面を登ると動力線があって、2014/11/24に氷上町から登って来た尾根だということに気付きました。右下に道路を見ながらの、けっこう勾配があって長い尾根登りで、やっと山頂に着きました。アンテナ群があり、展望も良好です。自動車がとまっていました。

山頂からは南の尾根を降りました。すぐに2014/12/03に通った「火の用心」が3枚ある地点に出ました。ここで南に降りる所は、これがないと見落としそうです。前とは逆方向に歩いて、奥多々良木線三六鉄塔に出ました。この先を歩いても良かったのですが時間もなかったので、ここから下山することにしました。送電線の下は伐採されていますが、それが故に藪で降りられません。そこで、南側の植林を降りました。急勾配で伐採された木が転がっていて非常に降りにくかったのですが、少し降りると林道が見えたので頑張って降りました。この林道は「3号(籠谷)線」だそうで、南に大回りしてから舗装道路に出ました。

最初は林道を歩き、帰りは舗装道路を歩いた割には5時間近くかかりました。丹治から篠ヶ峰は直線距離でも3km近くあり、登山にはあまり向いていないようです。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「丹波和田」です。

2017年4月22日土曜日

丹波市青垣町の下り松三角点から段ケ谷三角点

先週行ったばかりの丹波市青垣町の段ケ谷三角点ですが、気分良く歩けたので、もう一度行ってみました。ただし今回は登りの尾根を変えて、青垣町惣持と小稗の間の尾根から登りました。この尾根の南東の先は大幅に削り取られて崖になっていますが、その西の谷には「コバサマ」と書かれた札が立っており、その奥には道があります。谷沿いに入っていくと害獣避けの扉があり、その奥の谷は以前には耕作地として使われていたようです。谷を登り詰めるのは無理そうだったので、東の植林を作業道の名残を使って斜めに登って尾根に上がりました。西に歩いて主尾根に出ると、下り松三等三角点(324.21m)がありました。

このあとはずっと緩い勾配の尾根歩きです。ほとんどが植林で、下草はありませんから、気持ち良く歩けました。とは言え標高差300mほどを登りますので、登山には違いありません。511m地点から先は急勾配になりました。地中にケーブルが埋まっていたので共同アンテナがあるものと思いましたが、撤去されたのか見当たりませんでした。そして気持の良い640m+地点に出ました。先週とさほど違っているわけはありません。西側の谷は木も草もほとんど生えていないのが不思議です(写真)。

ここからの尾根は先週歩いており、紅白の大河内線六一鉄塔から段ケ谷三等三角点(722.32m)、それからも気持ちの良い尾根が続きました。先週は740m+ピークから南に尾根を降りましたが、今回はもっと先の814mピーク(「仏岩」というプレートあり)まで行きました。この付近はススキが多く、大稗から粟鹿山に登ったときにもススキの中を歩きました。時間的のは粟鹿山まで行けそうでしたが、行ってもたいして楽しくはないことは分かっていたので、下山することにしました。

南の尾根への下りは急斜面で、ネットが邪魔でしたが、問題なく降りられました。その後は長い尾根歩きです。先週この尾根を東の尾根から見た時には樹海のようだと思ったくらいで、この尾根の東側は密度の高い植林です。しかし西側は雑木林なので、尾根は明るく、ここも気持ちの良い場所でした。突然藪っぽくなったと思ったら、大河内線五七鉄塔でした。地形図には大稗に降りる道がありますが、これは地形図通りではなく、大稗の北にある南西に伸びた尾根の方向に行っているようでした。そして347mピークを過ぎて、やや藪っぽくなった尾根の先に出ると、いきなり崖の上に出ました。ここも尾根先は大きく削られています。結局東側に降りましたが、ネットがあって北に戻る羽目になりました。早めに植林を東に降りるのが正解だったと思います。

4時間ほどの、気持の良い山歩きでした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「矢名瀬」です。

2017年4月15日土曜日

丹波市青垣町の段ケ谷三角点

大名草の北側の、粟鹿山に連なる尾根を歩きました。登り口は青垣町惣持です。長い階段を登ると胸腹神社があります。胸と腹の病気にご利益があるのだろうと想像します。本殿は小さいのですが、石段は立派でした。神社の裏手から尾根を登り始めました。やや急な登りで、ネットが邪魔です。ネットの北側は植林ですが、最初は若い木で、足元も良くありません。共同アンテナの墓場を過ぎて登っていくと、植林も立派な木になってきて、40分ほどで主尾根に着きました。主尾根は植林もありますが自然林の所もあります。どちらも非常に歩き易く、広々した気分の良い場所もあって、この後下山を始めるまで気分良く歩けました。枝の間から時々展望もあります。ただし620mピークへ登る手前は非常に急斜面で、真っすぐは登れず東に斜めに登りました。作業道の名残があったので登れましたが、なかったら大変だったでしょう。640m+の尾根の分岐は広くて気持の良い場所でした。そして下って登ると、紅白の大河内線六一鉄塔に出ました。そして、すぐ上に段ケ谷三等三角点(722.32m)がありました(写真)。写真で枝に付けられている赤いものは大柿さんの赤札ですが、ほとんど読めません。巡視路を示す「火の用心」が立っているのですが、この付近のものはどれも向きが微妙で迷いそうです。

この先はどこから下山するか悩みました。主尾根が歩きやすいので、なるべくたくさん歩きたくて、708m地点からは降りずに先に進みました。その先は北側に谷がありますが、ここは伐採されたのか木が無いので広々と言うか殺風景です。そしてその先の740m+ピークから南に尾根を降りました。この付近まで来ると、粟鹿山は目の前という感じです。この尾根は地形図で見ても非常に急峻ですが、破線道が描かれています。実際には道はありませんが、降りられないほど急峻ではありません。ネットが邪魔ですが、下草は一切ありません。途中で破線道が東に分かれている付近は東側が植林となりましたが、真っ直ぐに尾根を降りました。大河内線五八鉄塔まで降りると、そこからは巡視路で下山しました。この谷は今は植林ですが、以前は段々畑だったようで、石積みがたくさんありました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「矢名瀬」です。

2017年4月1日土曜日

県境のクロイシ山から親不知

県境というのは、兵庫県と京都府の境です。福知山市と丹波市の境となります。2016/09/01に氷上町鴨内からクロイシ山まで登ってきましたが、その時に親不知への道標があり、行ってみる気になりました。親不知へは福知山市の市島町から登るのが近そうですが、姫路からだと氷上町の方が近いので、氷上町から青垣町東芦田を通って穴裏峠を抜けて豊富用水池に出ました。池の周りの山はどれも急斜面ですが、登りやすそうな所を探して南西の尾根に登りました。最初の急斜面の後も急勾配が続きますが、植林なので登り易く、そのうちに主尾根に着きました。主尾根に出ると「分水界の径」(どうしても「分水界の怪」と読めてしまう)の道標がありました。ここは県境であるとともに日本分水嶺でもあります。さすがに整備されており、快適に歩けました。510mピークから南に降りる急斜面は、道標が無いのでちょっと不安でした。しかし問題なく歩けて、クロイシ山に着きました。曼田良四等三角点(555.82m)があります。どうしてマンダラなのか、気になるところです。

クロイシ山からは親不知へ縦走です。ちょっと斜面を下ると市島町方面が見えてきて、「親不知山頂へ約3.5Km」という標識が倒れていました。じっさい親不知までは1時間強かかりました。気持ちの良い植林が続き、自然林も落ち葉が気持ち良く、天気も良かったので最高の山歩きでした。ただし松茸山だそうで秋は立入禁止となっていました。アップダウンがあるので、それなりに疲れますが、0.5kmごとくらいに道標があって、残りの距離を教えてくれます。そして親不知に着きました。ベンチがいくつかあり、東側の展望があります。福知山はすぐそこという感じです。親不知三等三角点(604.48m)の標石は北側が欠けていました。

下山はまず親不知から北に降りて、市寺への標識を辿りました。整備された道で570m+ピークまで上がり、ここからは西に平らな尾根を歩きました。ここは感じの良い所です。その先からは南西の尾根で下山しました。途中は自然林が多く、倒木もあって通りにくい場所もありましたが、シダ藪などはなく、長い尾根ですがほぼ問題なく降りられました。問題は尾根先のダムの所で、尾根を真っ直ぐ先まで歩いてしまったので、崖のような場所に出てしまいました。なんとか降りやすいところを探して降りましたが、正解は貯水池側に降りることだったようです。堰堤には扉がありますが、害獣避けのものなので開けられます。

一周して4時間程度。気持ちのよい山歩きでした。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「黒井」です。

2017年3月29日水曜日

北から登る西脇の大坂山

2012/04/07に南のデカンショ街道の方から登った大坂山(別名「数曽寺山」「津万郷山」)に、北から登ってみました。起点は西脇市塚口町の愛宕神社です。そっけない建物で狛犬代わりに岩が両側に置いてありますが、左手にちょっと登ると灯籠と行者像がありました。ここの裏手は工事中のようなので、神社の右手から藪を登りました。シダが生えていますが、この付近では腰の高さを越すことはありません。踏み跡がありますが、ハイキングというには周囲が雑然としています。372mピークの手前には、ちょっと岩があって展望がありました。西脇が見えますが(写真)、一番良く見えるのは隣のゴルフ場です。372mピークから280m+鞍部に降りるところはかなり酷い藪で、踏み跡も見つけられず、藪漕ぎを強いられました。鞍部にはシダは生えていませんが、登りに入るとまたシダ藪です。この付近は、かなりの忍耐力を要求されます。次の岩場は標高380m付近で、ここを過ぎると主尾根はすぐそこです。主尾根には切り開きがあって、楽に大坂山に到達できました。ここには三草山2三等三角点(449.95m)があり、四方に展望があります。

下山は東に少し戻り、そのまま主尾根(西脇市と加東市の市境)を降りました。マーキングのある切り開きなので楽です。途中で岩場がいくつかあり、北に向かう尾根も歩けそうでしたが、道のある市境を降りました。数曽寺谷のどん詰まりの鞍部には、「兵庫県砂防指定・・・」という石標が立っています。ここから植林を抜けて北の谷に出て、そのまま塚口町へ帰りました。途中には金城池への分岐や、江戸時代の道標がありました。車では通れませんが、歩くには支障のない道でした。

大坂山まで2時間半もかかっているので、はやり藪はかなり厳しかったと言うべきでしょう。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「比延」です。

2017年3月26日日曜日

篠山市今田の城山稲荷

篠山市の今田町市原に、「城山神社」と書かれた赤い大きなタンクがあります。これは、この西の山にある城山稲荷(地形図の表記)のことです。まずは参道から神社に登りました。「城山大神」という鳥居と駒狐(?)がいくつもあります。参道の階段の脇には軌道があって、物資を神社まで運べるようになっています。神社の前の鳥居は黄色です。

目的は神社から西に縦走することでしたが、それにはまず神社のあるピークから降りなければなりません。参道から西に入ると深い谷で、トラバースして西側に回り込むのは大変でした。鞍部には林道があるので、最初から神社には行かずにこちらに登って来るのが正解でしょう。西の山は植林ですが、すぐにシダの茂った自然林になりました。それでもかなり道は続いていましたが、地形図の終点の位置で終わっていました。ここからは藪に突入するしかないのですが、しっかりした道がありました。ときどきシダに覆われるのはこの標高ではしかたのないことですが、それを除けば文句のない道で、雑木林のハイキングという感じでした。途中から関電の巡視路になるので、ますます歩き易くなり、少し登ると巨大な送電線の鉄塔がありました。奥多々良木線八九鉄塔です。送電線はこの鉄塔で少し向きを変えるため、西側は複雑な構造になっています。碍子の数も20以上です。この先は、道はやや怪しくなりますが、歩き易い尾根でした。ここは篠山市と加東市の市境の尾根です。

北山三等三角点(551.84m)からは北に市境を降りず、南西に尾根をさらに辿りました。ここも切り開きはあるのですが、細尾根に尖った岩があり(写真)、北側の展望の良い箇所がありました。先週歩いた加東神山や、山を越して西脇方面も見えました。この先は尾根を西に歩き、南に曲がって上鴨川から市原に抜ける道を目指して下山しました。最初は良かったのですが、標高が下がるにつれて日当たりが良いためかシダや藪が増えてきて、踏み跡も怪しくなりました。標高350m付近からは南西に延びる尾根を目指しましたが藪に阻まれ、やむなく西向きの谷を降りました。がれ石が多い谷を途中まで降りて、そのままだと上鴨川に降りることになり、帰りが遠くなると思って、南に鞍部を抜けました。ここはシダはなく、木もわりとまばらで、問題なく南の谷に出ました。

ここからは地形図の破線道から実線道を歩いたのですが、いろいろ面白いものを見ました。まず、降りてきた谷の奥はしっかりとした石積みで囲まれており、家畜を放牧していたのかも知れません。その先は気持ちのよい植林の間の道で、溜池に出ました。ここには南から道路が来ており、付近は別荘地として分譲されたようで、林の間に家が数件ありました(宅地造成工事規制区域の看板が出ていたのとの関係は?)。そして平成21年のブナ植樹サイト(まだ幼木という感じでした)がありました。このあとは地形図では実線道ですが自動車で通るのは無理なくらいに荒れた道になりました。あまり勾配はありませんが、峠付近にも家があり、南側に「伐採、採取の禁止」が清水寺と平木地上権組合の名前で出されていました。この付近の電信柱は「只越」と書かれていました。そして溜池に出るとKonda ECO Land Clubのコンクリート造りでガラス張りの休憩所がありましたが、道路から入っていく道は草だらけでした。この付近の電信柱には光ファイバーまで掛かっていました。

下山は南に向かわないほうが得策と思います。他は歩き易い山でした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「比延」です。

2017年3月25日土曜日

和気の空山

空山はあちこちにありますが、これは和気アルプスの神ノ上山の日笠川を挟んで北東にある山です。ネットで情報([1])を見つけたので登れそうだと思って登ってみました。

登り口は日笠の南の鹿帰の東にある「閑谷福祉会 しずたに」の前です。山裾を登っていく道があります。少し登ると四角いコンクリートの建造物があり、水道施設でしょうか。ここからは斜面を登りましたが、木の間隔が広くて良い雰囲気です。落ち葉を踏みしめて登りますが、落ち葉が大きいので気持ちの良い音がします。しかし笹が茂っている場所もあり(中央には椿の木)、それを抜けて登ると千畳座四等三角点(235.42m)に着きました。ここまでは神ノ上山が見えていましたが、この先ではほとんど展望はありません。

三角点からしばらくは切り開きがあり、鉄塔の跡があります。この付近はかなりの藪です。切り開きはあったりなかったりで、勾配の緩いところでは尾根の幅が広いと方向を見失いがちでした。次は高圧線の鉄塔で、南津山線32です。ここから少しの間は巡視路で、33鉄塔への分岐(標識の板に空いているたくさんの小さな穴は何?)を過ぎて、寺山四等三角点(362.74m)に着きました。この付近には幅広い切り開きがあり、次のピークには「大平山 362m」という札がありました。この東が問題で、切り開きを辿って南に行き過ぎたらしく、尾根を大きく外れてしまいました。シダ藪の斜面をトラバースして東に降りる尾根に戻りましたが、切り開きはありません。しかし鞍部まで降りると立派な道がありました。

この先は場所によっては広い切り開きがありますが、倒木が多く、荒れた自然林という感じです。下草よりも倒木や灌木が邪魔でした。やや迷走気味に歩いて、不思議な石積み(写真)のあるゆるやかなピークに出ました。この付近には岩は多くないので、わざわざ石を持ってきて積んだようですが、意図が分かりません。上にお地蔵様を載せるには不安定そうです。

ここからも倒木の多い藪が続きました。しかし緩い鞍部では北側に林道があり、東西に走っていました。目標は空山なのでそちらには行かずに広い尾根を歩きました。この付近には、消えかかった作業道があるようでした。付近一帯がかなり平坦で、凸凹はいかにも人工的に見えて、かつては人の手が入った印象があるのですが、いまは倒木が多く歩きにくくなっています。そしてようやく空山に着きました。と言っても、山頂がどこなのかは分かりません。働三等三角点(375.66m)がある所が多分そうなのでしょう。周囲は藪っぽくて展望など全くありません。空山から北に歩きましたが、ずっと手入れの悪い林でした。なんとなく北に歩いて、最後は大きなシダの塊を避けて降りていくと、林道に出ました。

北の明神山経由で帰ることも考えていたのですが、藪抜けに疲れていたのでここで下山することにしました。地形図どうりに林道を歩いて下山道を探したのですが、見つかりません。かつては作業道があったはずなのですが、消えてしまったようです。そこで北に林道を歩きました。自動車の通れる道が続いており、東に分岐もあります。動物捕獲用の檻がいくつかありました。そのまま歩き続けると出発点に戻るのは不可能になるので、287m地点付近で溜池の方へ降りられないか調べました。すると切り開きらしい場所がありました。ちょっと降りて切り開きだと確信しましたが、イノシシの死体が転がっていました。付近には他にも骨があり、自然に死んだというよりも、捕獲したイノシシをここに捨てているのではないかと思われました。この谷はそのまま溜池の土手につながっており、無事に林道稗田谷線に出ることができました。あとは2キロの林道を歩いて帰りました。

4時間以上もかかってしまいました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「日笠」です。