2017年4月1日土曜日

県境のクロイシ山から親不知

県境というのは、兵庫県と京都府の境です。福知山市と丹波市の境となります。2016/09/01に氷上町鴨内からクロイシ山まで登ってきましたが、その時に親不知への道標があり、行ってみる気になりました。親不知へは福知山市の市島町から登るのが近そうですが、姫路からだと氷上町の方が近いので、氷上町から青垣町東芦田を通って穴裏峠を抜けて豊富用水池に出ました。池の周りの山はどれも急斜面ですが、登りやすそうな所を探して南西の尾根に登りました。最初の急斜面の後も急勾配が続きますが、植林なので登り易く、そのうちに主尾根に着きました。主尾根に出ると「分水界の径」(どうしても「分水界の怪」と読めてしまう)の道標がありました。ここは県境であるとともに日本分水嶺でもあります。さすがに整備されており、快適に歩けました。510mピークから南に降りる急斜面は、道標が無いのでちょっと不安でした。しかし問題なく歩けて、クロイシ山に着きました。曼田良四等三角点(555.82m)があります。どうしてマンダラなのか、気になるところです。

クロイシ山からは親不知へ縦走です。ちょっと斜面を下ると市島町方面が見えてきて、「親不知山頂へ約3.5Km」という標識が倒れていました。じっさい親不知までは1時間強かかりました。気持ちの良い植林が続き、自然林も落ち葉が気持ち良く、天気も良かったので最高の山歩きでした。ただし松茸山だそうで秋は立入禁止となっていました。アップダウンがあるので、それなりに疲れますが、0.5kmごとくらいに道標があって、残りの距離を教えてくれます。そして親不知に着きました。ベンチがいくつかあり、東側の展望があります。福知山はすぐそこという感じです。親不知三等三角点(604.48m)の標石は北側が欠けていました。

下山はまず親不知から北に降りて、市寺への標識を辿りました。整備された道で570m+ピークまで上がり、ここからは西に平らな尾根を歩きました。ここは感じの良い所です。その先からは南西の尾根で下山しました。途中は自然林が多く、倒木もあって通りにくい場所もありましたが、シダ藪などはなく、長い尾根ですがほぼ問題なく降りられました。問題は尾根先のダムの所で、尾根を真っ直ぐ先まで歩いてしまったので、崖のような場所に出てしまいました。なんとか降りやすいところを探して降りましたが、正解は貯水池側に降りることだったようです。堰堤には扉がありますが、害獣避けのものなので開けられます。

一周して4時間程度。気持ちのよい山歩きでした。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「黒井」です。

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