2017年7月22日土曜日

岡山県と鳥取県の県境から木地山

先週は志戸坂峠の方から西に岡山県と島根県の県境を歩きました。適当な所で鳥取県側に降りたのですが、今回は先週歩いた先の県境を歩いてみました。今回は岡山県側からの登山です。

登り口は西粟倉村の塩谷新田です。鳥取自動車道を西粟倉ICで降りて、塩谷川に沿って西に走り、「にしあわくらだんだんベリー畑」の看板から北に入りました。浄水場を過ぎると道は西に曲がりますが、ここに東に入る林道があり、これを登ってみました。ときどき分岐があってどちらが正しいのか分からないのですが、適当に歩いていったら、行き止まりになってしまいました。しかし終点から少し尾根を登ると、上にまた林道がありました。これもどちらに行ったらよいのか分からないので適当に歩くと、また行き止まりです。ここも荒れた超急斜面を登ると上に林道がありました。これも適当に歩くと行き止まりで、これ以上林道に頼るのは時間の無駄という気がしたので、終点近くの尾根を登ることにしました。林道から2mほどよじ登って植林の急斜面に入りました。かなり大変な登りでしたが、しばらくすると主尾根に出て、ここからはときどき平坦地もあるようになり、少し楽でした。892mピーク付近は下草の無い自然林で、割りと気持ち良く歩けました。この先ピークを二つ越えて県境の尾根に出ました。西下側から工事の音がしていました。先週尾根近くで出会った道は今回登った尾根よりも東側から来ており、ひとつ東の谷から登って来るのかも知れません。

先週と同じように道を利用して尾根沿いに西に進み、尾根に上がって先週下山した地点まで来ました。ここから西ははじめてですが、いきなりシダだらけです。陽の当たる場所はシダで埋め尽くされています。林の中を通ればある程度は避けられますが、次は背より高く伸びたススキが行く手を阻みます。この付近は航空写真では尾根近くに道があります。これに期待していたのですが、この道も背の高いススキで埋まっています。幸い多少の隙間はあるので、ススキをかき分けながら道を歩き、尾根に登って林の中を登ると深山四等三角点(974.03m)がありました(写真)。

三角点から西は、徐々にススキやシダが減ってきます。標高も高いので、北や南に展望があります。そして次の三角点の手前の1050m+ピークには智頭町の地籍図根三角点があり、ちょっと展望があります。この付近は最近地籍調査が入ったようです。そして高岳四等三角点(1054.79m)はピークの少し手前にあるので、今日の最高地点はもう少し高いはずです。展望があり、「大倉山1055m」と書かれた札がありました。そして尾根が南西に折れるピークには、反射板(中国電力新田反射板)が立っています。西向きの展望は抜群で、那岐山らしき山が正面に聳えていました。ここを南西に折れてすぐの伐採されたピークが、右手峠(県境)と南の木地山への分岐となります。ここにも地籍図根三角点があります。木地山へ向かう尾根はここからしばらく大きな岩が多く、巻いて進まなければならない大きな岩もありました。しかしそのうちに下草のない尾根になり、植林も増えてきます。そして、木地山に着きました。杉谷三等三角点(907.64m)があります。

以前に木地山に来た時は、山頂から東に延びる尾根を降りましたが、今回は少し南に降りてから別の東向きの尾根を降りました。最初はどこが尾根かよく分からないのですが、ひどい藪ではなく快調に降りられました。そして726mの手前で林道が南から上がってきて、それを歩いたので726mピークは南側を巻きました。その後は尾根を東に歩いたつもりだったのですが、たくさんある林道に惑わされて南向きの尾根を降りました。どこかで林道を使って下山してもよかったのですが、結局最後は東向きに尾根を降りて、下に見えた道路に降りました。

4時間半ほどの山歩きでした。県境の尾根は、志戸坂峠に近い方が歩きやすいと思いました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「坂根」です。

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