2017年7月23日日曜日

戸倉峠から赤谷山

戸倉峠から赤谷山は定番コースですが、下りにちょっとしたバリエーションをつけてみました。

姫路側から国道29号線で戸倉トンネルに近づくと、手前右側に赤谷山への標識がありますが、これが旧国道の入口です。旧国道はなぜか1車線に土が盛られていて、幅が狭くなっています。くねくねと細い道を登って行くと、車両通行止で行き止まりです。まっすぐ行くと隧道ですが、そこまでにも土が盛られていて、ススキが茂って歩けません。左手は林道の入口で、これを歩きました。入口にはチェーンが掛かっています。ちょっと歩くと隧道の入口のすぐ脇を通るので、ここから降りて隧道を見ました。高さ2m程のコンクリートで塞がれていますが、登って中を見ることができます。コンクリートの上の金網には扉がありますが、鍵は掛かっていないので自由に入れます。しかし今日は山登りなので隧道は中を覗くだけにして林道を登りました。

この林道は隧道ができる前の峠道です。戸倉峠は非常に深い切り通しとなっており、尾根に上がるのは不可能です。そんな訳で、登山道は峠の手前から林に入ります。いきなり急登ですがトラロープがあります。しばらく登ると、あとは尾根歩きです。登山道は整備されており、斜面で流されかけている場所はありますが、迷い易い所には標識があります。植林もありますがブナの大木もあって楽しめます。問題は徐々にネマガリタケが増えてくることで、朝に降った雨で濡れているため、服がびしょ濡れになりました。そんな状態で赤谷山に着きました。真夏だというのに天気は曇りで服が濡れていて寒いくらいでした。落折二等三角点(1216.57m)がありますが、他に座れるものはありません(写真)。晴れた日には展望は良いはずです。

下山は違う尾根にしてみました。一つ北の1190m+ピークに戻って、西側の尾根に向かいました。このピークは笹薮で、強力なネマガリタケが茂っています。北の方が笹が薄いので北寄りに西に向かいましたが、目指す尾根は南寄りなので笹薮をトラバースする羽目になりました。やっと目指す尾根に乗っても、笹薮です。道が無いのでネマガリタケをかき分けて進みました。氷ノ山のネマガリダケほどに強靭なものではありませんが、力を要します。下山なので徐々に笹が減ることを期待しましたが、1150mピーク付近から少し楽になったとはいえ、実際に笹薮を抜けたのは1096m鞍部の手前で、そこまでは獣道を歩きました。そのまま北に植林の尾根を歩くと、建設省の小船山反射板がありました。北を向いています。ここからは植林の多い尾根を辿って、850m地点の所で林道に降りました。このあと戸倉峠へはほぼ水平道でした。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「戸倉峠」です。

0 件のコメント: