2017年8月9日水曜日

大名草の石風呂三角点

名前が良いので行ってみました。大名草の西側の山で、ここから朝来市との境界の山まで行くルートです。この山は国道429号線の北側ですが、国道に沿って青垣峠まで延びている川が石風呂川のようです。加古川の支流となります。最初は国道側から登ろうかと思ったのですが、大名草から見るとこの尾根の東端は最近伐採されてジグザグに道が見えます。南に国道側に廻った側も伐採されており、草が茂っています。そこでまず東端の伐採地の下に行くと、林道がありました。この道は北に尾根裾を廻っており、すこし行ったところになんとか登れそうな植林の斜面を見つけました。そこで、ここから登ることにしました。しかし少し登ると頭上に大きな岩が聳えていました。植林に囲まれて下からは見えないのですが、大きな岩です。幸いにも岩の右手に作業道の名残らしい踏み跡を見つけて、大岩の上に出ることができました。しかしこの上の植林も急斜面で、木に掴まり根に掴まりながら、なんとか登りました。地形図で見ても、とても登る気にならないくらい等高線が密集しています。ほぼ45度の斜面です。登り切ると、南斜面の伐採地の上に出ました。南から東を見渡せます。岩屋山の通信塔もちょっと見えました。石風呂四等三角点(374.68m)は、伐採地からちょっと東に林に入った所にありました。(写真)

この後は長い尾根登りです。標高差で400m以上を登らねばなりません。しかし距離が長いのでそれほど急斜面はありません。511mピークまで頑張って登ると、あとは楽になりました。周囲は植林で、岩も少し転がっています。その後628m地点の手前は尾根が繋がっていません。鞍部に降りるとヌタ場(というか水溜り)がありました。その後はたまにアシビの藪がありますが、簡単に抜けられます。そして最後の登りのあと、登り始めから2時間半近くかかって朝来市と丹波市の市境となる775mピークに出ました。ここへは2015/08/08に来ています。

市境は北に歩きました。大外奥四等三角点(817.71m)を通りました。植林は歩きやすいのですが、木がなくてシダが茂っていたり、アシビの藪もあり、それを抜けると紅白の大河内線五〇鉄塔があります。両側に少し展望があります。太陽光発電電源制御装置なるものがあるので、ソーラーパネルで発電して夜は点灯するのでしょう。植林を歩いて前回も来た870m+ピークに出ました。鉄塔への案内板(白地で字は読めない「火の用心」)が3方向にあります。ここからは下山で、尾根を東に降りました。しばらく降りると大河内線五一鉄塔があります。ここには関電の白地の「火の用心」が二つ上を向いているので、五二鉄塔へはいちど主尾根に戻ってから支尾根を降りるのでしょう。巡視員の方はご苦労さまです。ここは関電に従う必要はないので、そのまま尾根を降り続けました。多少傾斜の急な所もありますが、ほぼ植林なので飽きるだけで問題はありません。最後は植林の中のシダを抜けて、谷あいの舗装道路に出ました。この日は台風の後で谷川の水量は多く、道路にも水が流れ込んでいました。力強い清流を鑑賞しながら大名草に戻りました。一周5時間近くかかってしまいました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大名草」です。

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