2017年12月16日土曜日

三田の黒谷山・遠城寺山など

そろそろ北の山は雪が積もっている季節なので、暖かな兵庫県南部の山を歩きました。[1]を見ると、歩けそうな山に思えました。じっさいに歩いたルートもほぼ同じです。三田は遠いと思っていたのですが、高速道路で三田南まで行けば、料金はかかりますが意外と早く着きます。三田から国道176号線に出て北上し、波田山大師寺の無断駐車お断りの駐車場に車をとめました。お堂はありますが、荒れ気味で案内板も読めません。案内図によるとどうやら山の上には奥の院などもあるようですが、どこのことかわかりません。すぐにわかったのは、裏山が四国八十八箇所になっていることで、登っていくと四国のお寺の仏像を模した石仏が置かれています。八十八箇所の方は昭和40年台のものですが、もう一つ銘のない石仏は素性不明で倒れているものが多く、残念でした。

北寄りの道で登って行ったのですが、道が下りになる所から山道に入りました。と言っても道があるわけではなく、適当に藪を歩きました。山頂付近にはザレ場がありますが、ここに出るのも大変です。地形図ではここには北から道が上がってきています。実際には道はないのですが、後で歩いてみると、途中から道が消えおり、カーブミラーが藪の中に倒れていました。この付近は売地になっており、建設会社が作った供養塔があったり放棄されたナンバー付きの自動車があったりとか、謎めいています。とにかくザレ場の上の藪を無理やり抜けて、南に枝をかきわけて歩きました。310m+付近まで来ると道も少しはっきりしてきました。326mピークにはNo.29の標石がありますが、その手前の27で東に降りなければなりません。ここはちょっと藪っぽく、その後の登り斜面もあまり明瞭な道はありませんが、黒谷山に登ると黒谷山四等三角点(373.67m)の付近には道がありました(写真)。この先も明瞭な道はなく、時折マーキングがありますが、それが目指す方向に行っているという保証はありません。しかし、なんとなく踏み跡があります。黒谷山の東はシダ藪もあり、かなり荒れていますが、遠城寺山へ向かう方向は道があります。鞍部には、なんとなく横切る道がありそうな感じでした。遠城寺山への登りは道はありませんが、尾根に出れば明瞭な道があり、遠城寺山にはプレートもありました。

遠城寺山から東の尾根はわりと気持ち良く歩けました。尾根の東端の380m+ピークには向山(389m)という札がありました。この北側の住宅地は向という名前のようです。共同アンテナが倒れていました。この先もなんとなく落ち葉を踏んで歩けて、茗荷谷山に着きました。天神谷三等三角点(427.32m)があります。この先は少し藪っぽくなりましたが、特に問題もなく天神岳(440m)に着きました。ここからの下山は、まず適当に北へ歩きやすい方へ歩いたのですが、結局[1]とほぼ同じ尾根を伝って下山しました。少し急な場所もありますが木に掴まって降りられました。石岩流の跡とか間伐材だらけの植林を通って、武庫川の岸に出ました。ここには地形図では実線が描いてありますが、ススキや笹が背丈以上に茂っていてその間を歩く道です。笹が倒れてきたら歩けなくなりそうでした。なお、向の付近の橋を見るとこの川は武庫川ではなく「むこうがわ」だそうです。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「藍本」です。

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