2018年3月7日水曜日

三田の千丈寺山

一等三角点のある千丈寺山は人気のある山です。Wikipediaにもエントリーがあるくらいですが、その記述を読んでいて気になったのは途中にある高根山で、城山だそうです。そこで、高根山を経由して登ってみようと思いました。

感神社から千丈寺山に登山道があると書いてありますが、高根山にもあるだろうと思って探してみました。高根山の裾を巻いている道を歩くと、「NHKケーブル埋設」の杭があり、そこから山頂にまっすぐ切り開きがありました。ケーブルを埋めるだけですので、登りやすくする必要がないのは分かりますが、直滑降の道でした。標高差は150m程度なので、頑張って一気に登りました。362mの山頂には、当然共同アンテナがありました。千丈寺湖の展望が良好です。Wikipediaには石積みがあると書いてあるので探してみたのですが、見つけられませんでした。西側をちょっと降りると平坦地があるのですが、その下は岩場の絶壁なので石積みが必要とは思えません。

Wikipediaには高根山が千丈寺山への途中にあると書いてあるので、ここからは東に尾根を目指しました。この方向には道はなく藪なのですが、下草はないので枝を避けながら斜面を降りました。それほどの急斜面はありません。鞍部で藪を抜けたと思うと、その先の登りも藪でした。しかしこちらも下草はなく、最後にちょっと急勾配になる程度で、辛抱強く枝をかき分けて登りました。430m+まで登ると、南の北浦天満宮から登ってくる道に出て、あとは文句なしの尾根歩きになりました。時々展望もあって良い感じです。460m+ピークは東に巻いて、千丈寺山への登りになるとトラロープがあります。岩場を登ると再び千丈寺湖を望める展望所があります(写真)。一休みしてちょっと北に歩くと、千丈寺山の山頂です。さして大きくもない千丈寺山一等三角点(589.54m)があります。ちょっと下がると、感神社に遥拝所のある千丈寺山大権現が祀られています。

千丈寺山からは北に歩きました。山頂の北側は岩場ですが、それを過ぎて少し歩くと松住大権現の石祠があって、その前は焚き火を囲んで座れるようになっています。「てんぐの森」はここから下山するようですが、さらに道の不確かな北のピークに上がると、北千丈寺山(576.9m)と書いた札が下がっていました。ここから北は下り坂で、左右から枝が出ている所もありますが、あまり迷わず降りられました。ただ、標高460mで尾根は岩場となって、道は西側を巻いているようでしたが、よく分からなかったので真っ直ぐ尾根の藪を突っ切りました。突っ切ると道があって、そのまま鞍部まで降りました。鞍部は道が横切っていました。

ここから西に下山するのが普通だと思いますが、少し歩き足りない感じだったので、さらに北に斜面を登りました。こちらは登山ルートではないにしても、たまにマーキングもありますし、かなりの場所で切り開きもあります。地形図で峠の北で尾根を横切っている破線道は、あったとしても気が付きませんでした。地形図で500mの標高線がちょっとだけある山頂は、特に何もありません。ここからは下山することにして、北西に尾根を降りました。途中で尾根が広くなって方向がわからなくなり、なんとなく北寄りの尾根が楽そうだと思って降りたのですが、実際はかなり北に寄っていて、谷に降りてしまいました。谷の北側は伐採されていて、谷沿いには道があり、それを歩いて問題なく下山できました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「藍本」です

2018年3月3日土曜日

和気の大王山と高星山

和気から吉井川を遡ると、川はほぼ直角に西に蛇行します。それから再びUターンして東に向いてから北に行くのですが、Uターンの先にあるのが佐伯大橋で、その北にあるのがこれらの山です。この付近については[1]に詳しい解説がありますが、大王山の南にある蜜厳寺跡が気になったので、まずここに行ってみました。

米沢の墓地(元禄時代の墓がある)から、地形図の破線道(イガヤ谷)を北に歩きました。これは車でも通れる良い道です。蜜厳寺跡への登山道を探したのですが、見つかりません。害獣捕獲用の檻が置いてある場所の付近のようでしたが、特に目印もなく、どう川を渡ったら良いのか分からずにいたら、道路沿いに罠の仕掛けてある付近から川向うを見ると、なんとなく人工的な地形に見えました。そこで渡ってみると、川に沿って北に向かう道(の跡)がありました。これを歩いていくと、徐々に山の方へ向いて、真っ直ぐに登って行っていました。とても急なので本当に道だったのか、あまり確信は無いのですが、昔は階段があったと思えば不自然ではありません。さすがに斜面の上まで来るとシダがはびこっていましたが、そこを抜けると平坦地があって、石灯籠と思われる石もありました。この付近は蜜厳寺の端に当たるようです。[1]では、ここよりも南の谷を登っています。

平坦な場所が続き、蜜厳寺はかなり大きな寺院だったことが分かります。平坦な場所が斜面に作られており、それを東へ歩いて行きました。石積みもありますが、木が生えて藪化している場所もあります。広い平坦地に石塔のようなものがある場所が本堂跡でしょうか(写真)?山側の石積みは炭焼き窯の跡にも見えました。さらに東に行くと平坦地が上に下にあって、広さに関心しました。その東の尾根には鐘楼跡があるそうですが、石がある程度でした。ここから大王山へ登り始めました。マーキングがあって、迷うこともなく山頂に着きました。大王山三等三角点(434.25m)がありますが、展望のない藪です。

大王山からは真っ直ぐに北に歩きました。ちょっと藪っぽいとは言え、切り開きがあります。途中で地形図では破線道が横切っており、これは古い林道でした。その北は少し荒れてきますが、逆に足元はしっかりと盛り上げられた道もありました。そして、和気町と赤磐市の境の尾根に出ました。ここから北西にこの尾根の切り開きを歩きましたが、幅が広くて迷いがちでした。そして道の終点に出たと思ったら、そこから広大な伐採地が広がっていました。ススキが茂っていて道以外は歩きづらいのですが、展望は良好です。航空写真でも目立つ場所ですが、単なる伐採地というより、別荘地開発でも計画したのかも知れません。川向うには延原の集落が見えます。伐採地の北の端まで行って、藪の中の標石が40cmも露出している余田四等三角点(441.13m)を見てから引き返し、伐採地の道をなるべく使って、でも最後はススキの間を歩いて尾根に戻りました。木立の間を少し歩くと高星山に出ましたが、やけに平坦でどこが山頂か分かりません。札の一つでも掛かっていればそこにしてしまうのですが、テープが4本巻いてあった大きな木が山頂ということにしました。

下山は高星山から真っ直ぐ南に歩くことにしました。最初はマーキングがあって盛り土の道や切り開きもあったのですが、徐々に確信が持てなくなってきました。しかし倒木が多いだけで、我慢して倒木を避けつつ枝を押しのけて歩けば、ゆっくりですが進めました。盛り土や溝の道のようなものも、時々あります。347mピークでは間違えずに南東に曲がりましたが、その先は方向が定まりません。斜面を歩いたりして、なんとか西側の谷には入らずに東の細い尾根を歩けました。ここも倒木だらけですが道があるような感じです。このあと283m地点の付近は広い平坦地で、特に何もない藪でしたが、ここも道があるようでした。ただしこの道は南西の本矢田部の方へ行っているようで、戻って南東の尾根に向かいました。こちらは道はありません。しかし、しばらく降りていくとシダが増えてきて、そうなると却って道がはっきりしました。とは言うものの、シダが生えすぎて道が分かりにくい箇所もたくさんあります。とにかくここはめげずにシダの生えた急斜面を降りて、岩の多い付近を過ぎるとやっと普通の林になって、最後は金網に達しました。金網沿いに歩いて、道があったので金網を乗り越えて外に出ました。出発点のすぐ近くでした。

この下山ルートは全くお勧めできません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「周匝」です

2018年2月28日水曜日

和気の外国山から円光寺山

外国山は岩場の上に赤白の鉄塔が立っていて目立つ山で、地形図にも名前が載っているので一度は登ろうと思っていました。名前は「そとくに」だそうで、国山の南にあります。

登り口はネットで調べると最も多く出てくる東側にしました。これは送電線の巡視路で、とてもわかりやすく、快適に登れます。笹やシダの間を登るかなりの急勾配で、ぐいぐい標高が上がるのも楽しいのですが、岩場はあまりありません。途中でも展望を楽しみつつ、20分も登ると本四連系線第二二三号鉄塔に出ました。本四を結ぶだけあって碍子の数も多く(50万ボルトらしい)、瀬戸大橋からやってくる重要な系統のようです。展望良好です。北に歩くと岩場がありますが、その先は平坦な道で、途中に外国山四等三角点(257.44m)があります。そして二二四号鉄塔に着き、そこからは激下りとなります。しかし整備された巡視路なので問題ありません。降りた鞍部は北に下山できるようでしたが、さらに北に巡視路を登りました。

ひとしきり歩くと木に「ワコウ」(円コウか?)と彫られて矢印が西に向いていますが、北向きに「東円光寺 春日神社」という道標もあります。この道標はどう考えても西向きのはずだと思ったのですが、とりあえず北に降りて二二五号鉄塔を見て、やはりおかしいと思って戻り、西に歩きました。この方向は巡視路ではないので倒木の多い藪です。マーキングは少ないですがあります。途中の240mピークの北側からは道らしくなりました。少しシダも生えています。いったん180m+の鞍部に降りて南に登りましたが、倒木はありますが下草がないので歩き易い山でした。252mピーク(畑山)を過ぎて西に尾根を曲がると、木の間に切り開きがあって、ますます歩き易くなりました。木に横木を付けたり、棒を立てたりと人工的な所作が見られますが、意味不明です。

円光寺山の沢原三等三角点(250.5m)は下草のない林の中にあります(写真)。下山はそのまま西に適当に歩きました。平坦な林の中で方向がよく分かりませんが、道のような所に出たので歩いていくと、共同アンテナがありました。道があるようなのでそのままケーブルを辿って斜面を降りました。最初は道らしかったのですが、そのうちにマーキングも無くなりました。急斜面で砂地ですが意外と降りやすく、最後はケーブルとも分かれてしまったのですが、堰堤まで延びている道路に出られました。途中に展望地がなかったのが残念です。

[1]を見ると、東円光寺への道標は昨年は西向きになっていたようで、1年で90度回転してしまったようです。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「万富」です。

2018年2月24日土曜日

和気の石仏山から城山・衣笠山

山陽自動車道を東に向かって走ると、和気ICを過ぎた付近の左手に、斜面にジグザグの登山道が見えます。その上には送電線の鉄塔があるので保守路だということは分かるのですが、あまりに明瞭な登山道なので、いちど登ってみたいと思っていました。今回はその思いを叶えてみました。

和気ICから山陽道沿いに東に入ると、溜池があります。その北側に道があり、害獣避けの扉を通ってさらに東に行けます。この道は山陽道の保守路に繋がっています。溜池付近の北側にはJRの送電線があって、溜池の東の森のなかには「万富~三石39」鉄塔がありますが、あまり高くないので木が成長したら困りそうです。そのすぐ先に北に入る道があり、入口には中国電力岡山電力所による「お願い」の札が立てられています。ここからは期待の尾根登りです。見て分かる通りに良く整備された道で、急勾配の尾根をぐいぐい登れます。小石が多くて少し滑りますが、特に登りにくくはありません。途中で山陽自動車道の写真を撮りました(写真)。登り切ると南津山線18鉄塔がありました。

今日の目的はこれで果たせましたが、山歩きはこれからです。保守路を歩くと次の鉄塔への分岐がありますが、ここは右への道(地形図の破線道)へ向かいました。鞍部に出ると西の260m+ピークへ行く道もあったので、ちょっと行ってみましたが、広々した藪でした。破線道は鞍部で下へ行ってしまうので(ここには「備前周匝線19」の立て札が倒れていました)、そのまま斜面を登ると道標があり、左が「吉永・向山」右が「石仏三角点へ」下が「日室・本荘小学校へ」でした。向山の方へもちょっと行ってみましたが、大きなシダが生えていたのでやめました。ただしもっと東に行くべきだったような気がします。三角点へは軽快な尾根で、シダ藪の中の稲壺三等三角点(283.12m)に着きました。

三角点からは山陽自動車道を越えて南の山へ行こうと、尾根を東に歩きました。この付近はシダが生えていますが、道標が多く、来た方向は「石仏山、向山経由斎場」です。東の方は「ゴアテックス方面」のようで、向かっているのは「山陽道越えて観音寺方面」となっています。確かに観音寺に繋がる尾根です。次の240m+ピークの尾根に上がって東に歩くと、尾根上に大きなシダが茂っている手前にトラロープが直角に張ってあり、ここで南に曲がるのだと分かりました。南に斜面を降りると「万富~三石43」鉄塔です。そこからは稲坪トンネルの上ですが、南向きには「城山方面 観音寺山 広域農道方面」となっていて、向かっている城山へも道がありそうでした。

トンネルの上を通ると南へ登りになりますが、意外と急勾配でした。260m+の広いピークに出ると、西に向かう道を探しました。登って来てすぐの付近から西へ降りるマーキングがありました。ここから西の城山、衣笠山までずっとマーキングがあります。しかし間違えやすい場所にはたくさんマーキングがありますが、自明と思われる場所にはほとんどありません。自明かどうかの判断は難しく、何回も道を外れました。272mピークから南西に尾根を歩き、西に曲がらないといけないのですが、道を見失って彷徨い、やっと尾根を見つけて歩いて行くと今度は谷に降りてしまい、尾根に戻ると道があって備前周匝線16と17への道標がありました。この備前周匝線の鉄塔は見当たらず、撤去されたのでしょう。この道は南の谷から上がってきており、南津山線16鉄塔へ通じていました。この鉄塔から先はシダが増えて歩きにくくなります。マーキングを見失うことも多く、急斜面もあってGPS必須となりました。シダの合間を縫って尾根を歩き、いきなり岩が増えたと思ったら、城山236mでした。北側に展望が広がります。高速道路のすぐ上にあるため、岩が崩れないようにワイヤーで固定してあります。さらに西に下山する道がありましたが、これもシダの間を抜ける急斜面です。しかも地形図どうりに岩場が多く、危険でもあります。途中のマーキングで次のマーキングが見つからず、適当に歩いたらシダに嵌ってしまい、道のない急斜面を歩く羽目になりました。展望の良い岩場の上に出ましたが、当然真下には降りられないのでシダの中を南にトラバースすると、マーキングを見つけました。あとは忠実にマーキングに従って降りましたが、危険な斜面です。

城山の西は衣笠山との間に鞍部があります。ちょっと北へ降りると角の付いた鹿の頭蓋骨が木にマーキングの赤いテープで固定してありました。悪い趣味です。しかし赤いテープに従って行くと、城山と衣笠山への道標がありました。衣笠山への赤いマーキングに従って登り始めましたが、状況は城山と同じで、シダの間を縫って登りました。背丈よりも大きなシダの塊もあって、避けながら歩きましたが、場所によっては背丈ほどのシダをかき分けて登る所もありました。南に展望のある岩場もありましたが、斜面は砂地が多くて滑りやすく、シダの間では足元も見えないので危険でした。何回かマーキングを見失ないながら登っていくと、ようやくシダだらけではありますが平坦な場所に出てきました。シダと藪を抜けると、道に出ました。すぐに衣笠山250.4mの山頂でした。衣笠山四等三角点(250.44m)があります。北方面が見渡せる気持ちのよい場所でした。山頂からは道を歩いて下山しましたが、最初に平成22年設置のまだ現役らしい共同アンテナがありました。その下には鉄塔がありますが、電線もアンテナも付いておらず、何の目的のものか分かりません。かなり古いもののようでした。この付近も急斜面なので、歩き易い植林の中を通ったりして下山しました。

いつも見ていた尾根道を登れただけで満足でしたが、城山と衣笠山は一級の藪山で、藪山探検も堪能できました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「和気」です。

2018年2月18日日曜日

佐用の庄ノ上山

佐用の西の外れにある庄ノ上山は、地形図では知っていても、低山で登山ルートを決めかねていました。とりあえず杉坂峠から南に中国自然歩道があるので、これを使って行ってみました。まずは先日(2018/01/21)も行った杉坂峠の史跡に行きました。「杉坂聖蹟口」と石に彫られていますが、戦前は児島高徳に関連して聖蹟だったのでしょう。江戸時代の道がどこを通っていたのかを考えてみたのですが、深く切り通しが掘られた現在となっては、この遺跡に佐用側から登って来る道は想像できません。

史跡からは南に歩きましたが、自然歩道はあまりにも整備された道です。地形図では、杉坂峠の南東には東に折り返したような形に細い尾根が二本あるのですが、自然歩道は西側を通り過ぎるので、まずこの尾根を見に行きました。切り開きがあって、植林の尾根に上がれました。倒木が多く荒れ気味ですが、広びろした場所です。ぐるっと尾根を廻って自然歩道に戻りました。この先も、自然歩道はピークを巻き気味なので、尾根に上がって県境を歩きました。350m+の東西に長細いピークにも登って地形図どうりに平らで広いことを確認しました。ここへは東側から林道が登ってきており、草地になっています。この付近の植林はまだ若いのか、細い木が多いようです。自然歩道以外にも林道はたくさんあって、方向を間違え気味でした。

幅広いピークから南に降りると、地形図では建物がいくつか描いてありますが、いずれも廃墟です。ちゃんと残っているのは、いくつかの古い石碑と赤い消火ホースの箱だけでした。ここは道の交点になっています。ここから南の山に急斜面を登り、荒れた県境を歩きました。上月町の地籍図根三角点がありました。大回りして再び自然歩道に戻ると、土居方面への道は舗装されています。自然歩道は蓮花寺の方へ斜面を登って行きますが、目的の庄ノ上山には行きません。この付近はススキが繁っていますが、それをかき分けて尾根の東側に道を見つけて登りました。ススキだらけの道ですが無事に植林の尾根に上がれました。ここからは県境の荒れた尾根歩きですが、ところどころに土を盛った道がありました。300m+の鞍部に一度降りて登り返すと、北側に林道が来ていました。それには頼らず荒れた県境を登ると、斜面の木に杉坂峠への道標が掛かっており、ここが登山道だと知ってびっくりしました。確かに赤いマーキングがあります。この長い尾根も荒れ気味ですが、問題なく歩けますし、途中で南から道が上がってきて、庄ノ上山近くは道がありました。山頂には宇根二等三角点(379.74m)がありますが、山名の札などはありません。

山頂からは南に歩きました。この付近には珍しく大きな岩があり、その付近の380m+ピークで県境は東に折れ曲がりますが、ここには二体の小さな石仏(不動明王と役行者?)と宝暦4年(18世紀半ばです)の供養碑(?)(「奉供養大峯山上」と書いてある)がありました(写真)。峠とは呼べないような場所なので驚きました。ここから東に降りて(ここにも杉坂峠への道標)、地形図にある南北の破線道を探しましたが、北側は笹薮と植林で道はありません。それでも植林の中を北に降りて行くと、林道の終点に出ました。

ここからは林道で下山しましたが、地形図とは違っていて、西寄りに歩くと地形図で四角く閉じた破線道の南東隅に出て来ました。北へは舗装されていましたが、北から西へ電線が延びていたので西に何があるのか見に行きました。地形図ではこの付近にはいくつかの建物が描かれていますが、どれも荒れ果てた人家でした。中には潰れた家屋の隣にしっかりと鍵の掛かったイナバ物置があって、窓が封鎖されていることもあって、何なのか気になりました。一番大きな家はしっかりしており、鶏小屋もあってまだ住めそうな感じでした。都迦之大神と書かれた小さな祠もありました。地形図ではここから北に破線道があるのですが、見つけられずにしばらく尾根を降りました。その後で道を見つけましたが、途中で消えてしまい、最後は小川を渡って舗装道路に出ました。そのまま皆田まで下山できました。

3時間ほどの短コースでしたが、意外とバラエティがありました。自然歩道を歩けば楽でしょうが、発見は少ないでしょう。それにしても、あちこちから響く銃声には肝を冷やしました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「佐用」です。

2018年2月12日月曜日

和気の烏泊山

先週に引き続いて、和気から赤磐市付近の山を歩きました。まず、先週と同様に奥吉原から剣抜峠まで歩きました。二度目なので慣れたもので、楽に峠に上れて、先週とは反対に峠から南に歩きました。登山コースとしては満願寺コースですが、剣抜峠の北壁が急なので、峠までは谷を登ったわけです。そのまま南に急斜面を上がりましたが、道が整備されていて、息は切れますが楽に登れました。周囲は背丈以上の大きなシダの塊ですが、道があるのでその間を登って行けます。ちょっと登ると東側に展望があり、さらに230m+まで登ると少し平らになって、その後もう一息登れば、あとは楽な尾根歩きです。岩場もあって、ときどき展望が楽しめます。軽快に緩やかに尾根を登っていきます。383mピークは西側で巻き、その先の430m+ピークも西側で巻いて、主尾根に出ました。

主尾根には良い道があるので、あちこち行けそうでした。そこでまず東の烏泊山に向かいました。地形図どうりに道は南に一旦降りていきます。「黒岩」という札が木にかかっていて、確かに大きな黒い岩がありました。石に感心するだけでなく、登ってみると南に素晴らしい展望が広がり、片上湾に岡山ブルーライン、小豆島まで見渡せます。その先にはとても大きな炭焼き窯の跡があります。そして「黒岩東の分岐」という札の掛かっている分岐があり、南の伊部の方に下山できるようです。ここは和気町と赤磐市の境界のようですが、和気駅と書いてある方向に歩きました。次は烏泊山西の分岐で、まっすぐ行くと下山して和気駅に行けるのかも知れませんが、烏泊山に向かいました。尾根に戻ると大正池の方から登ってくる道があり、そこから少し登ると烏泊山の山頂に出ました。黒岩四等三角点(434.44m)があります。木の間から少し北側に展望があります。木に書けられた山名には「カラストマリヤマ」と振り仮名が振られていました。

烏泊山からは西に引き返しましたが、同じコースではつまらないので尾根道をショートカットしました。道の整備されてない尾根はシダ藪を恐れていたのですが、マーキングもあり、かつては道があったようです。木の枝を払いながら登ると、430m+ピークに出られました。マーキングはそのまま北に向かっていますが、南西に向きを変えて尾根を降りました。ここはマーキングがなくて心細かったのですが(いつもはマーキングに頼ることはないのですが、今日のコースはここ以外は十分に整備されていました)、枝や倒木を避けて降りていくと、尾根道に戻れました。先程剣抜峠から登ってきて地点を過ぎると、すぐに広い未舗装道に出ました。防火林道のようです。しばらく西へ歩くと南から道が来ており(伊部分岐)、保々呂谷からの道もこの付近に出るようでした。その先には舟下山への分岐がありました。時間があったので、すぐにはそちらには行かず、まず道路脇の大滝山四等三角点(425.09m)を確認しました。大滝山の山頂は分からなかったのですが、見晴台への車椅子可の舗装された遊歩道があったので、歩いてみました。これは南に降りていって、展望の良い東屋に出ました。ここからも瀬戸内海が望めます。ここからは林道鬼ヶ城線で伊部に出られると書いてありました。帰りは遊歩道でなくて登山道で防火林道に戻って、舟下山へ向かいました。

舟下山へのコースもよく整備されています。途中に「石積遺跡・L1犬の墓」という標識があったので行ってみましたが、確かに石積み(の残骸)がありました(写真)。そういえば熊山遺跡の説明に近くに幾つか似たようなものがあると書いてあったので、そのうちの一つなのでしょう。軽快に尾根道を降りていきましたが、道は尾根の東側に付けられている場所が多く、地形図の舟下山(435m)も東に巻いていってしまったので、引き返して山頂に上がりました。上がってみても、何もありません。登山道に戻って北に歩くと、舟下山四等三角点(424.74m)がありました。地形図ではここから真北に降りていく破線道がありますが、マーキングに従って西の尾根を降りました。水色の荷造り紐のマーキングを辿ったのですが、370m+ピーク付近から先はかなりの急勾配になりました。木に掴まって降りましたが、大きな岩や、大きなシダが茂っている場所もありました。シダは間を抜けて降りましたが、マーキングがないとここを降りるのは大変でしょう。マーキングは、水色の荷造り紐、赤いテープ、金色の紐、黄色のテープの順に従うようにしました。かなり長い下りで忍耐を試されているような感じでしたが、最後はガレ石の多い沢に出て、降りると山陽自動車道に突き当たりました。保守道路で、最初に登ってきた地点に戻れました。

バラエティがあって楽しめる山歩きでした。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「和気」です。

2018年2月4日日曜日

赤磐市奥吉原の満願寺山の南壁

和気南西の論山の下を広域農道で抜けて赤磐市に入ると、目の前に綺麗な山が見えます。地形図には264mピークとなっているだけですが、山の西端に満願寺というお寺があるので、満願寺山という名前のようです。山の南側はかなりの急カーブで落ちていて、剣抜峠(地形図では「けんぬきだお」と振り仮名が振られている)という鞍部を経て、南の山に繋がっています。この満願寺の南の壁は地形図で見ても航空写真で見ても岩場の急斜面です。登れるかどうか、行ってみました。

山の西の大内から剣抜峠を目指します。満願寺へは行かずに山の西側を廻って、山陽自動車道の下を通り、谷沿いの道を歩きました。地形図にも破線道がありますし、「保々呂谷コース」と書かれた板もありましたので、登山コースのようです。しかし剣抜峠に行くには、堰堤の所で川を渡る必要があります。水はほとんど無いので問題なく渡れて、その先にも地形図にあるように破線道があります。この道は大きめの石が転がっていますが、勾配はなだらかでマーキングもあり、楽に剣抜峠に出られました。剣抜峠には東西南北にマーキングがありますが、北に行くと、満願寺山の南壁を登ることになります。岩場が多いのですが、岩の上を歩ける所は問題ありません。足元が砂っぽいザレ場は滑落の危険がありますが、登る限りでは安全だと思います(写真)。ロープの張られている場所もあります。登るにつれて南から西の展望が広がりますが、頂上近くには東の方が見える展望地もあります。264mピークには特に何もなく、展望もありません。

この後は西に延びる長い尾根で下山しましたが、良く整備されており、時々展望もあって快適でした。尾根の最後は鳥居があって、小さな祠が二つ並んでいました。素敵な常夜灯もありましたが、展望はイマイチでした。ここから南にも降りられるようですが、北に降りると満願寺でした。

この付近のコースについては、ネットに詳細があります([1][2])。満願寺山南壁はかなり急なので、私としては、このコースを逆に歩く気にはなりません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「和気」です。

2018年1月28日日曜日

和気の観音寺山

先週に登った論山から、東に長く延びた尾根が見えていた山です。一般的な登山コースは南からになりますが、山陽自動車道からのアクセスの良い北側から登ってみました。大中山の小林牧場の中を通って林道長溝線に入りました。すぐに右に水引の滝への分岐がありますが、少し直進した所に車を止めました。論山から見えた尾根がきれいだったので尾根先から登ろうと考えていたのですが、尾根の一番先には送電線の鉄塔があります。巡視路を探したのですが見つからず、結局は川を渡って急斜面を登ることにしました。川の南側は意外に広くて道もありますが、斜面を登る道はありません。楽そうな場所を探してシダの茂った急斜面を登りました。シダは背丈くらいに伸びていますが、急斜面なのでシダに掴まって岩の多い斜面を登りました。シダの薄い所を探して登って、なんとか尾根に上がれましたが、尾根もシダに覆われています。その中に踏み跡があって、それを辿って中谷口四等三角点(222.38m)に着きました。南のサーキットが見えます。

ここからの尾根歩きもシダの中に踏み跡を辿りましたが、消えかけているところもあります。抜けられないようなシダ藪はありませんが、シダで足元が見えないので、根や岩に躓かないように注意が必要でした。シダ藪のピークを抜けて、次のピークには岩があって古墳のような雰囲気でしたが、石の隙間が狹いので、おそらく違うでしょう。さらにシダ藪が続きますが、マーキングが木に付いているようになりました。北からのルートと合流したからでしょう。この先は少しシダが減って歩きやすくなってきますが、快適とは言えません。岩場もあって西に展望がありますが、この日は小雪で、遠くは霞んでいました。

370mピークからいったん鞍部に降りると、道しるべの札が何枚か木に掛かっていました。西は中山、東は石仏峠および日暮滝で、南は当然観音寺山です。ここから山頂までは結構きつい登りでしたが、足元はしっかりしていました。展望のある場所もあったのですが、この日は駄目でした。そして平らな尾根を歩いて観音寺山山頂に着きました。長水三等三角点(385.32m)があり、ご意見箱もありますが、この日は雪で寒々としていました(じっさい寒かった!)。(写真)

下山はまず南西に降りました。観音寺山の南側の道は北側とは違ってとても良く整備されており、広い道が続きます。ただ、東片上へのルートの標識があるだけで、中山への道標はありません。とりあえずは鞍部に峠があることを期待したのですが、水のない西ノ池の付近まで来て、峠道は諦めました。その先で「最高点」(399mピーク)への分岐があったので、そちらに向かいました。このルートは道としては整備されていませんが、赤いマーキングがたくさんあって分かりやすくなっています。この付近は落ち葉も多く、気分の良い林です。そのまま最高点まで行って下山することも考えましたが、雪が降っている状況で急斜面を降りる気にはならなかったので、297m地点の前で谷に降りました。この付近は倒木はあるもののシダは生えておらず、谷まで降りればかなり広い平地なので安全なルートでした。しかし平地と言っても場所によっては沼地に近く、また土が柔らかいらしく水流で深い溝がたくさん作られており、歩きやすいとは言えません。もう一つの問題は谷の東西どちら側を歩くかで、北の溜池のどちら側に出るかが決まってしまいます。谷には川があるので、簡単には横切れません。山の上から見た時に、溜池の西側に道があったので、谷の西側を歩きました。これは正解で、そのうちに道に出てきました。溜池沿いに歩いて行くと、林道長溝線の終点に出てきました。ここは溜池の堰堤となっています。あとは舗装された林道を歩いて帰りました。

雪の中でしたので、ルートの評価は難しいのですが、北から登るのはシダが多くあまりお勧めできません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「和気」です。

2018年1月21日日曜日

杉坂峠から兵庫岡山県境を歩く

杉坂峠は、昔の美作道が通っていた峠で、今は中国自動車道がトンネルで抜けています。県道365号が峠を通っていますが、兵庫県側は2車線なのですが岡山県側は非常に狭く、拡張工事中です。峠の南側には杉坂の関の跡に「杉坂史蹟」という立派な記念碑が建てられています。峠のお地蔵様もあります。中国自然歩道が南から県境に沿って通っていますが、北側は岡山県側に降りてしまいます。そこで今回は杉坂峠から北に県境を歩くことにしました。

峠の兵庫県側から笹薮をかき分けて登ろうとしたのですが難しく、まずちょっと北の植林に入りました。そこから県境はすぐでした。県境には特に道はありませんが歩き易く、ぐるっと廻って杉坂四等三角点(313.17m)に行きました。ピークから少し西側に降りた所にあり、金属プレートが完全に落ち葉に埋まっていて、見つけるのに時間がかかりました。ちょっと不自然な感じに石が周囲に置いてなければ見つけられなかったでしょう。

三角点から北に歩きました。倒木がある程度で歩きやすいのですが、広い尾根なので方向が分からず苦労しました。県境だからといって特に標石や目印のようなものがあるわけではありません。次の田原四等三角点(327.98m)は金網でしっかりガードされた土地の中にありました。普通なら入って行かないのですが、三角点があるので行かないわけにいかず。倒木で金網が低くなっている所から入り込んで、松と笹の藪の中に三角点を発見しました。この付近には東の斜面には林道があり、三角点の西側にも林道がありました。三角点の北の方は岡山側から林道が延びてきていますが、ここは東に行かねばなりません。東には兵庫県側の林道があるのですが、林道を歩くと北池に降りて行きそうでした。そこでなるべく県境を歩いたのですが、植林の中でGPSもあまりあてにならず迷走しました。地形図で破線道が北池から北に県境を越している所は、南側には林道があり(地形図にも短い実線があります)、北の谷は荒れています。この難所を過ぎると植林となり、倒木に悩まされつつ歩くと、舗装道路に出てきました。広い空き地にこの道路の竣工碑がありました。ちょっと道路を歩くと大聖寺の説明板と路傍休憩地があって休めます。実際の大聖寺はもっと北です。

ここで南の谷に行く道を探しました。地形図では実線道ですが、軽トラでも難しそうな道です。しかも舗装道路から南に入ってまっすぐ行くと最近作られたらしい伐採用の道に行ってしまうので、地形図どうりにちゃんと西に曲がらねばなりません。少し谷を降りて、尾根に乗るために東側の尾根に上がりましたが、その東は伐採地です。そして南に行く尾根道は西側に青い荷造り紐が張られています。どうやらこの付近は松茸山のようです。少し登ると岩の多い場所に出ました。東に歩くと展望がありそうな場所があったので、二つの岩の間を通って景色を見に行きましたが、山々山で、さほど面白くはありません。しかし振り向くと岩に仏様が掘られてありました(写真)。かなり風化していますが、岩の前には線香をあげるための石鉢のようなものもあったので、何かの跡なのでしょう。

すぐ南の大きな岩でできているピークから東に曲がって、クネクネと尾根を歩きました。整備されているとは言えませんが、道がありました。倒木と枝は邪魔ですが、問題なく歩けます。尾根の西側に道がある所もありましたが、どこに向かっているか分からないので尾根を辿りました。岩津口四等三角点(350.63m)はちょっと切り開かれていますが、展望は全くありません。そのまま南西に歩いて、340m+の分岐に着きました。ここから北に折れて北池の方に降りることも考えましたが大回りなので、そのまま西に降りました。この分岐点には斜面に大きな岩の穴があって、人が2,3人寝られるくらいのスペースがありました。自然にできた穴とは思えなかったのですが、古墳のように石を積んで作ったものではないので、何だか分かりません。この西の細尾根は岩が多く、面白い場所でした。下山はそこからさらに南に県道365へ降りたのですが、非常に急な斜面で、木に掴まって落ち葉に足を取られながらなんとか降りましたが、降りた先には金網がありました。かなり西に移動して、なんとか扉を見つけましたが、無茶な下山でした。

GPSを見ながら歩くことが多く、歩きスマホ状態になってしまいましたが、山道では躓くものが多いので危険でした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「佐用」です。

2018年1月14日日曜日

小野アルプス

日本で一番低いアルプスと自虐的なキャッチコピーが付いていますが、山は高さではありません。では何か、と言われるとわからないのですが、藪山という点では実は小野アルプスはかなりのものです。しかし整備された道を普通に歩けばそれに気づくことはないでしょう。ということで、まずは登山道を歩いてみました。

まずはたしかに鴨の一杯いる鴨池から、紅山(182.8m)を目指しました。工事中で大きく迂回させられますが、池の南に作られた大規模なソーラーパネルは自然破壊とは呼ばないのでしょうか?とりあえずは岩倉峠まで県道下来住-平荘線をまっすぐに歩いて、紅山の岩場を登りました。これは高御位山の岩場よりも急峻で、四つん這いで登らざるを得ません。膝でよじ登ったので膝に軽い打撲傷ができました。高所恐怖症にはきついものがあります。頂上に救助用のロープを用意しても良さそうなものですが、これまで誰も滑落していないとしたら大したものです。山頂からの眺望は素晴らしく、これを楽しむだけなら北から登るのが正解です。この岩場を降りる気にはならなかったので、下山はその北からの道にしたのですが、階段の段差が大きく、膝にこたえました。階段の脇にロープが張ってあるのはそのためなのでしょうね。一度県道まで降りてから、東側の登山道を登りました。結構長い道のりで展望デッキにでてきて、通称小野見山の岩場を通り、紅山の岩場を人が登っているのを眺めてから(写真)、惣山(198.9m)に着きました。ここも南に展望があります。明石海峡大橋もばっちりです。

惣山からは縦走路となり、現役とは思えない共同アンテナのあるアンテナ山(171.6m)を通って、下って登ると総山三等三角点(168.06m)のある総山です。三角点は登山路の脇です。ここから下りで自動車道路に出ました。峠の地蔵があります。このあたりで歩き始めて2時間、そろそろ登山道にも飽きてきたので、少しルートを外れました。まずアザメ峠まで行って、公園として整備されたらしい東の道に入って、保安林の標識から山を登りました。ここには道があって、山の西をぐるっと回って、そのまま行けば登山道と合流できるのですが、途中に尾根に上がる道があったのでそちらに歩いて、150m+の山に登りました。笹の多い藪山ですが切り開きがあります。この付近には町堺の石標らしいものがいくつか埋めてあります。怪しくなってきた切り開きを辿って笹薮を抜けていくと、「都染町内 見土呂町内会」という標石があり、南に降りる道がありました。しかしここの東の尾根はは背より高い笹薮です。危険を覚悟で突破を試みると、南から道が上がって来ており、「あずまや」「大山谷池」の標識がありました。ここからは遊歩道らしく、やや荒れていますが、大山谷池に降りることができました。地形図では池の東岸に破線道があるのでこれを歩こうと思っていたのですが、ひどい藪で、結局池の西側を北に歩きました。大きなシダの塊を避けつつ、枝を払って歩くと、登山道に出ました。

ここからはまた登山道を歩き、急勾配を登って来住四等三角点(156.03m)のある安場山につき、下って登ってポケストップにもなっている愛宕山(154.2m)を過ぎ、NTTドコモの白沢中継所に出ました。これ以上東に歩くと鴨池まで帰るのが大変なので、NTTの保守道路を降りました。

整備された登山道を歩くのは楽でよいのですが、だんだん飽きてくるのと、階段に悩まされるのが欠点です。かと言ってこれほどの藪山だとコースから外れるのは紅山の岩場を登るくらいのリスクがあります。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆ 登山道を通れば★ゼロです
地形図は「三木」です。

2018年1月13日土曜日

和気の愛宕山と論山

和気の論山から熊山方面への縦走路は人気のあるコースのようですが、まずその手始めに論山よりも北の山を歩いてみました。論山の北の山は吉井川の南岸の山になります。起点は西側の奥吉原にしました。ここから吉井川南岸の山に登りましたが、尾根先は非常に急斜面ですし人家もあるので避けて、谷を東に延びる道を歩いてみました。最後の人家に害獣避けの金網の扉があり、それを抜けるとしばらくが道があり、その後は谷を登るようになります。ガレ岩の上に落ち葉が積もっており、登山道としてはイマイチですが、マーキングがあるので助かりました。この道は地形図の破線道とは違って北東に谷の奥まで行って尾根に上がっていました。尾根には道があって、木の間から吉井川が見えます。そのままシダの間の道を辿って登っていくと眺めも良くなって、愛宕山四等三角点(241.74m)に着きました。「愛宕山」という札がかかっていました。ここからは展望はありません。

三角点からは南に降りて、尾根に乗ります。ここからは南側に展望があります。東に向かう尾根にもマーキングがあり、踏み跡があってシダ藪の中でも不都合なく歩けました。まず240m+のピークに登って、ここから破線道にある南方向の道を探しましたが、見つかりません。道は大きなシダの塊の脇を通って東に降りますが、降りた付近に南への分岐がありました。論山はそちらですが、まずは東にある215mの愛宕山を見に行くことにしました。さっきの三角点にも愛宕山の札がかかっていたので、どっちが愛宕山なのか気になっていたのです。東に向かう道もはっきりしており、232mピーク付近からはシダも減ります。鞍部には昭和34年度治山事業の石柱が立っていました。そして愛宕山山頂と思われる付近には共同アンテナの残骸があります。それを過ぎると東側には岩場があって、素晴らしい展望が開けます(写真)。正面の和気富士が城跡なので、愛宕山にも見張り場所くらいあっただろうと思います。尾根上は平坦なので、何か遺構があるかも知れません。どちらが本当の愛宕山かは分かりませんが、三角点名は必ずしも山名ではないので、おそらくこちらが本当の愛宕山でしょう。じっさい東に岩場を少し降りると中には何もありませんが祠が二つありました。登山道もあり、かつては信仰の山だったと思われます。

愛宕山からは西に尾根を戻って分岐から南の尾根に進みました。シダがジャングルのように茂っていますが、道があるので問題ありません。尾根に降りて少し歩くと、JR西日本の送電線がありました。万富~三石24鉄塔です。ということはこの付近の道は巡視路で、とても歩き易くなりました。地形図で破線道が終わっている付近には、和気から登ってくる道がありました。そして25鉄塔があり、巡視路は終わりかと思うと道は続いていて、まず260m+ピークに登り、さらに急斜面を論山に向かいました。ここにはロープが張ってあって助かりました。この付近はずっと東側の景色が楽しめます。ひとしきり登ると分岐で尾根端の岩場に行けるようになっており、ここからは西から北を広く見渡せます。展望の楽しめる山道です。そして論山山頂に着きました。福富三等三角点(318.86m)がありますが、展望は皆無です。ここへは和気の福富から高速道路の下を潜って来る登山道が来ています。こちらが普通のコースでしょう。

論山からはちょっと北方向に戻ってから、北西尾根という指示のある南方向に降りていきました。鞍部に降りると昭和36年度の治山事業の石柱がありました。ここは大中山峠だそうです。熊山への縦走路はまだまだ続きますが、この日は寒かったのでこのへんで切り上げて峠の下のトンネルを見に降りました。かつての峠道があるはずと思ったのですが、すぐに谷に出ました。水はないので楽に降りられますが、最後にトンネルの入口付近で道路に降りるのに少し手こずりました。この和気赤磐トンネル(延長287m)は標高200mの地点に作られているので、峠と標高差50mしかありません。山陽道の福富トンネルが標高100m付近にあるのとは大違いです。ですから道路に降りるのは楽でしたが、そこから出発点までは長い下りでした。

この和気赤磐トンネルですが、竣工は2013年です。なぜこんな所にトンネルと思ったのですが、今日歩いた尾根と吉井川の間には山陽本線と県道295号線が走っており、土地が狭いので県道は普通乗用車でもすれ違えません。吉井川は幅が広くて橋は熊山駅までないので、奥吉原から熊山方面の人たちにとってはこれは重要な生活道路なのでしょう。

展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「和気」です。

2018年1月7日日曜日

北から登る深山と日光寺山

福崎の深山には以前にも登っていますが、今回は方向を変えて北の下瀬加から登ってみました。登り口は西光池への道角にある墓地の裏手にしました(後で見ると墓地脇の道からも楽に登れそうでした)。墓地の裏は段々畑になっており、小さな溜池が2つありますが、その付近一帯は山を囲む金網がありますが、ここに扉があります。ここから山に入りました。入った付近はさほど荒れていないのですが、尾根に上がると倒木だらけでした。上を越えられない場合には左右どちらかに回り込む必要があり、まっすぐには歩けません。斜面に倒木だけでなくイバラや棘のある木(カラスザンショウ?)まで生えていて、辛いものがあります。しかし我慢して登っていくと、尾根が幅広くなるにつれて歩き易くなりました。そうなると次の問題はシダ藪で、標高240m+のピーク付近はかなりのものです。倒木とシダという組み合わせは最悪ですが、これも我慢するしかありません。そして標高290m+付近まで来ると、関電の「火の用心」がありました。南の尾根の下に113鉄塔、尾根を登っていくと114鉄塔となっています。巡視路は整備されているので非常にありがたく、しばらくは楽に歩けましたが、巡視路は尾根上の290m+を南に巻いていってしまいます。この広い平坦地は気になっていたので、巡視路から尾根歩きに戻りました。またしても藪漕ぎで、しかも笹が茂っています。平坦地に上がると、まず共同アンテナの残骸がありました。その後は人工物はなく、未舗装の笠形林道に出ました。

林道の山側は崖ですが、さらに尾根を登っていく道がありました。これは整備された道で、幅広い尾根の北側を登っていきます。三角点は通らないので、まず釜坂峠三角点(337.98m)に行き、さらにその南の播磨線一一四鉄塔に行きました。ここは東側の展望が得られます。それから先程の道に戻って東に下って行くと、舗装道路に出ました。これは林道ではなく通信塔の保守道路と思われます。ほぼ尾根上に作られた道なので、深山に行くにはこの道を登ろうと思っていたのですが、道路は風が強くて寒いので、東側の尾根に上がって、途中で舗装道路を10mほど歩いただけで、そのまま深山まで藪の尾根を登りました。少しシダ藪がありますが、他は枝が邪魔な程度でした。紅白に塗られたNTTドコモの深山無線中継所の下まで来るとコンクリートの壁は登りにくいので、西側を廻って正面に出ました。ここも北側の展望があります。畑村三角点(407.96m)は通信塔に追いやられたのか、東の道路脇にありました。

通信塔からは西の尾根を歩きました。ここは以前(2009/08/16)に逆方向に歩いています。地形図には北側に不思議に曲がった破線道がありますが、これは期待できないので藪の尾根を歩きました。落ち葉を踏んで歩けるのですが、倒木や枝が邪魔でした。410m+ピークも藪です。その後、北側から林道が近づいて来ました。ここも尾根を歩こうと思っていたのですが、尾根の藪がひどく歩きづらいので、禁を破って林道に降りました。林道はこの先で尾根を横切りますが、ここには「日光寺散策駅」という標識が立っていました。標識の裏から西の尾根に上がりましたが、むかし整備されたらしい道は尾根の南側に付けられており、倒木や大きなシダで埋まっていました。しかたなしに倒木を伝って尾根に上がり、そのまま倒木だらけの尾根を西に歩きました。かつては整備されていたらしい道ですが、途中で登り斜面にロープのようなものがあるので掴まろうと思ったら有刺鉄線だったのでびっくりしました。斜面を登るとケイ・オプティコムとKDDIの基地局、それに兵庫県の防災無線の日光寺中継所がありました。この西の斜面も藪ですが、これを登ると地形図にはない道があって、今度はNHKと民放それぞれのアンテナと、市川町防災行政無線日光寺山中継局があります。その先に日光寺三角点(408.43m)があり、「日光寺山山頂408.8m」の札が立っていました。

山頂の札では西の尾根は井ノ口に行くことなっていますが、とりあえずこちらに降りていきました。以前(2009/08/16)に比べて整備されているとはいえ、倒れかかった木など障害物の多い道です。マーキングがあるだけでとても助かりました。途中に日光寺への分岐の標識がありましたが(足元の標石は「右日光寺 左瀬加道」)、この方向は尾根歩きではないので迷いそうです。井ノ口方面への道は必ずしも尾根上に作られているわけではないのですが、歩き易く、320m+の尾根の分岐に出ました。ここは地形図では井ノ口方面への道の他に北西に172m地点を通って降りる道が描かれていますが、標識は北の尾根に「市川町」となっていました。これは巡視路でもあり、出発点にも近いのでこの尾根で降りました。ちょっと藪っぽい急斜面を降りて、播磨線一○九鉄塔に出ました。市川町方面の展望があります(写真)。この先の下山も巡視路が使えて、尾根の端まで降りて、西光池の堤防に出てきました。

軽く低山歩きと思ったのですが、意外と藪が多くて苦戦しました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「北条」です。

2018年1月6日土曜日

和気の妙見山と国山

これらの山は、以前に登った天神城跡のある吉井川東岸の山と、川を挟んで西側にある山です。北の奥新田の林道から登り始めました。この妙見林道は入口にチェーンが張ってあって車では入れませんが、舗装されており、途中でヘアピンターンする付近など岩を削ったようで、かなりの気合の入れようです。しかし林道と言う割には付近には植林は少なく、携帯のアンテナが二つありますが、吉井川の展望も木々に邪魔されつつ、終点に出ました。この先もはっきりした道がありますが、シダがせり出しています。脇道もあるようですが、とりあえず上昇志向でシダをかき分けて登っていくと、尾根に出ました。この付近は少しややこしいのですが、とにかく尾根に出て南に歩くと山頂に出ます。コンクリートの祠と、妙見山三等三角点(383.5m)があります。(写真)

山頂から国山に向かうには南東に降りなければいけないのですが、尾根の道から分岐が見つからず、結局登って来た道に戻って、北側で尾根を越して、そのまま東斜面を歩きました。やや分かりにくい道ですが、道であることは間違いありません。南東に延びる尾根に出ると、「左妙見山 右林道?」という道標がありました。今日見た道標はこれだけでした。これによると、こちらの尾根から直接山頂に登る道があるようです。この尾根道もはっきりしていますが、時々膝くらいまでシダが延びていたり、背丈以上のシダが横からせり出しています。次の鞍部には国山国有林の看板が落ちていました。国有林だそうですが、ここにあった「6号」という札の付いた松は見事に枯れていました。とにかく道があるのは良いことで、あまり苦労せずに歩けました。ちょっと伐採された場所はあるものの、林道はありません。南に尾根を曲がって、シダの間をダラダラと登ると国山山頂(357m)の札が木に付けられていました。これがなかったらどこが山頂か分からないでしょう。

国山からは南に行かないように気をつけて歩きました。マーキングは時々ありますが、道は怪しくなります。次の目標は峠山ですが、そちらへの分岐の320m+付近にはシダの間に南に向かう道がありました。しかし、行こうとしている尾根への道は見当たらず、結局藪の中を降りていくことにしました。抜けられないような密な藪ではなく、大きなシダの塊を避ければ、歩ける尾根です。しかしマーキングはほとんどなく、倒木や枯れ木も多くて荒れた印象でした。細い尾根なので丁寧に尾根を辿れば迷う可能性はありません。北に溜池があるはずですが全く見えません。そして、見えない池の西の付近で、待望の電源開発の高圧線の巡視路に出ました。西の尾根の鉄塔から来ているようで、そのまま峠山までは遊歩道のような巡視路です。

峠山(地形図には「たわ山」とふりがなが振ってあります)には、本四連絡線第二三一号鉄塔があります。本四というからには四国と繋がっているのでしょう。北に尾根を降りるともう一つ232鉄塔があります。その手前には鉄塔を撤去した跡があり、本四連絡線は平成6年竣工とのことなので、古い高圧線が撤去されたようです。巡視路はここから西に降りているようでしたが、そのまま北に尾根を歩きました。落ち葉を踏んで歩けるのですが、枝が邪魔でした。途中には平坦地もありましたが、最後は県道79号線の崖に出てしまい、西に回り込んで大苦労をして県道に降りました。やはり巡視路で降りるに越したことはありません。

新年初藪登りにはぴったりのシダの多い藪山でした。植林はほとんどありません。下山の尾根は地形図では細尾根で楽しそうに見えますが、楽しいことは何もないのでお勧めしません。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「周匝」「万富」です。