2018年2月4日日曜日

赤磐市奥吉原の満願寺山の南壁

和気南西の論山の下を広域農道で抜けて赤磐市に入ると、目の前に綺麗な山が見えます。地形図には264mピークとなっているだけですが、山の西端に満願寺というお寺があるので、満願寺山という名前のようです。山の南側はかなりの急カーブで落ちていて、剣抜峠(地形図では「けんぬきだお」と振り仮名が振られている)という鞍部を経て、南の山に繋がっています。この満願寺の南の壁は地形図で見ても航空写真で見ても岩場の急斜面です。登れるかどうか、行ってみました。

山の西の大内から剣抜峠を目指します。満願寺へは行かずに山の西側を廻って、山陽自動車道の下を通り、谷沿いの道を歩きました。地形図にも破線道がありますし、「保々呂谷コース」と書かれた板もありましたので、登山コースのようです。しかし剣抜峠に行くには、堰堤の所で川を渡る必要があります。水はほとんど無いので問題なく渡れて、その先にも地形図にあるように破線道があります。この道は大きめの石が転がっていますが、勾配はなだらかでマーキングもあり、楽に剣抜峠に出られました。剣抜峠には東西南北にマーキングがありますが、北に行くと、満願寺山の南壁を登ることになります。岩場が多いのですが、岩の上を歩ける所は問題ありません。足元が砂っぽいザレ場は滑落の危険がありますが、登る限りでは安全だと思います(写真)。ロープの張られている場所もあります。登るにつれて南から西の展望が広がりますが、頂上近くには東の方が見える展望地もあります。264mピークには特に何もなく、展望もありません。

この後は西に延びる長い尾根で下山しましたが、良く整備されており、時々展望もあって快適でした。尾根の最後は鳥居があって、小さな祠が二つ並んでいました。素敵な常夜灯もありましたが、展望はイマイチでした。ここから南にも降りられるようですが、北に降りると満願寺でした。

この付近のコースについては、ネットに詳細があります([1][2])。満願寺山南壁はかなり急なので、私としては、このコースを逆に歩く気にはなりません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「和気」です。

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