2018年2月28日水曜日

和気の外国山から円光寺山

外国山は岩場の上に赤白の鉄塔が立っていて目立つ山で、地形図にも名前が載っているので一度は登ろうと思っていました。名前は「そとくに」だそうで、国山の南にあります。

登り口はネットで調べると最も多く出てくる東側にしました。これは送電線の巡視路で、とてもわかりやすく、快適に登れます。笹やシダの間を登るかなりの急勾配で、ぐいぐい標高が上がるのも楽しいのですが、岩場はあまりありません。途中でも展望を楽しみつつ、20分も登ると本四連系線第二二三号鉄塔に出ました。本四を結ぶだけあって碍子の数も多く(50万ボルトらしい)、瀬戸大橋からやってくる重要な系統のようです。展望良好です。北に歩くと岩場がありますが、その先は平坦な道で、途中に外国山四等三角点(257.44m)があります。そして二二四号鉄塔に着き、そこからは激下りとなります。しかし整備された巡視路なので問題ありません。降りた鞍部は北に下山できるようでしたが、さらに北に巡視路を登りました。

ひとしきり歩くと木に「ワコウ」(円コウか?)と彫られて矢印が西に向いていますが、北向きに「東円光寺 春日神社」という道標もあります。この道標はどう考えても西向きのはずだと思ったのですが、とりあえず北に降りて二二五号鉄塔を見て、やはりおかしいと思って戻り、西に歩きました。この方向は巡視路ではないので倒木の多い藪です。マーキングは少ないですがあります。途中の240mピークの北側からは道らしくなりました。少しシダも生えています。いったん180m+の鞍部に降りて南に登りましたが、倒木はありますが下草がないので歩き易い山でした。252mピーク(畑山)を過ぎて西に尾根を曲がると、木の間に切り開きがあって、ますます歩き易くなりました。木に横木を付けたり、棒を立てたりと人工的な所作が見られますが、意味不明です。

円光寺山の沢原三等三角点(250.5m)は下草のない林の中にあります(写真)。下山はそのまま西に適当に歩きました。平坦な林の中で方向がよく分かりませんが、道のような所に出たので歩いていくと、共同アンテナがありました。道があるようなのでそのままケーブルを辿って斜面を降りました。最初は道らしかったのですが、そのうちにマーキングも無くなりました。急斜面で砂地ですが意外と降りやすく、最後はケーブルとも分かれてしまったのですが、堰堤まで延びている道路に出られました。途中に展望地がなかったのが残念です。

[1]を見ると、東円光寺への道標は昨年は西向きになっていたようで、1年で90度回転してしまったようです。

展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「万富」です。

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